雨中を突き抜けた白い弾丸。
2歳王者、1400メートルで1年ぶりの美酒。
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 10 | フサイチリシャール | 牡3 | 福永祐一 | 56 | 1.20.6 | 4-5 | 35.2 | 8 | 10.1 | ||
2 | 4 | 7 | ○ | プリサイスマシーン | 牡7 | 安藤勝己 | 57 | 1.20.7 | クビ | 6-7 | 35.1 | 6 | 9.9 |
3 | 7 | 13 | ◎ | マイネルスケルツィ | 牡3 | 武豊 | 56 | 1.20.7 | 頭 | 2-2 | 35.5 | 4 | 7.6 |
4 | 6 | 11 | △ | アサクサデンエン | 牡7 | 藤田伸二 | 57 | 1.20.7 | クビ | 12-10 | 34.9 | 5 | 7.9 |
5 | 8 | 16 | △ | シンボリグラン | 牡4 | 柴山雄一 | 57 | 1.20.9 | 11/2 | 6-5 | 35.4 | 2 | 5.7 |
6 | 2 | 4 | ニューベリー | 牡8 | 四位洋文 | 57 | 1.20.9 | クビ | 5-3 | 35.5 | 13 | 89.8 | |
7 | 7 | 14 | チアフルスマイル | 牝6 | 岩田康誠 | 55 | 1.21.0 | クビ | 14-14 | 34.9 | 11 | 64.8 | |
8 | 5 | 9 | ビーナスライン | 牝5 | 秋山真一 | 55 | 1.21.0 | ハナ | 11-12 | 35.0 | 10 | 61.7 | |
9 | 3 | 6 | △ | コートマスターピー | 牡6 | ペリエ | 57 | 1.21.0 | ハナ | 8-9 | 35.2 | 1 | 3.6 |
10 | 7 | 15 | タマモホットプレイ | 牡5 | 渡辺薫彦 | 57 | 1.21.3 | 13/4 | 12-12 | 35.3 | 9 | 42.2 | |
11 | 4 | 8 | ▲ | コスモシンドラー | 牡4 | 武幸四郎 | 57 | 1.21.4 | 1/2 | 17-16 | 34.9 | 7 | 10.0 |
12 | 3 | 5 | タガノバスティーユ | 牡3 | 池添謙一 | 56 | 1.21.5 | クビ | 15-16 | 35.1 | 15 | 98.5 | |
13 | 1 | 2 | ダイワパッション | 牝3 | 和田竜二 | 54 | 1.21.5 | クビ | 1-1 | 36.4 | 14 | 97.3 | |
14 | 6 | 12 | ブルーショットガン | 牡7 | 幸英明 | 57 | 1.21.5 | 頭 | 15-14 | 35.2 | 12 | 89.1 | |
14 | 8 | 18 | △ | オレハマッテルゼ | 牡6 | 柴田善臣 | 57 | 1.21.5 | 同着 | 2-3 | 36.2 | 3 | 7.2 |
16 | 8 | 17 | ツルガオカハヤテ | セ6 | モンテリ | 57 | 1.21.9 | 21/2 | 8-10 | 36.0 | 17 | 231.0 | |
17 | 2 | 3 | ダイワメンフィス | 牡5 | 熊沢重文 | 57 | 1.22.2 | 2 | 8-7 | 36.5 | 16 | 111.7 | |
消 | 1 | 1 | ステキシンスケクン | 牡3 | ルメール | 56 | ------ | ---- | -- | 0.0 |
通過 33.8-45.1-56.6-68.3 上り 68.3-57.7-46.8-35.5 平均 1F:11.51 / 3F:34.54
単勝 10 \1010
複勝 10 \360 / 7 \310 / 13 \260
枠連 4-5 \2470 (13)
馬連 07-10 \5390 (28)
ワイド 07-10 \1670 (25) / 10-13 \1310 (21) / 07-13 \930 (13)
馬単 10-07 \10880 (53)
3連複 07-10-13 \12450 (48/680)
3連単 10-07-13 \82560 (299/4080)
ステキシンスケクンの出走取消で、まず何が先頭に立つのか注目だった。
一番いいスタートを切ったのは大外枠のオレハマッテルゼだったが、そこは大先生だけに思い切った逃げの手を打つ筈はなく、無難に控える競馬。フサイチリシャール、マイネルスケルツィも好スタートだったが、内枠を利して、ダイワパッションがハナを奪った。
マイネルスケルツィが外から徐々に差を詰める。4角で並びかけ、直線では先頭に立った。しかし、ここからの競馬が、若干武豊らしくないように、僕には思えた。外から後続が迫っているのは判っていた筈なので、いつもの武豊ならば、併せ馬の形になるように追うケースだろう。
しかし、フサイチリシャールが並びかけてきても、左ムチを入れ続け、まるで馬体を合わせるのを拒否するかのような追い方だった。穿った見方をすると、右ムチを入れて馬がヨレたりしたために、来週騎乗停止になるのは勘弁、という乗り方なのではなかったろうか。
結果、3着に残しているのだから考えすぎなのかもしれないが、武豊らしくない平凡な騎乗だったように僕には思えた。
それに対して、既に来週からの騎乗停止が決まっている福永祐一は、捨て身の競馬ができる立場。まさにここしかないという絶妙のタイミングで、2歳王者を操り突き抜けた。
外からは、流石アンカツのプリサイスマシーン、凄い脚でアサクサデンエンも迫ってきたが、既に大勢は決していた。外国馬コートマスターピースは、また今回も出遅れて競馬にならず。いったい何をしに日本に来たのだろうか。