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《回顧》皐月賞

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苦労人、石橋守と培ってきた絆の勝利。
メイショウサムソン、人気馬を退け堂々の皐月賞制覇。

馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 コーナー順 3F
3 5 メイショウサムソン 牡3 石橋守  57 1.59.9 6-5-4-3 35.1 6
1 2 ドリームパスポート 牡3 高田潤  57 2.00.0 1/2 9-8-6-9 34.8 10
3 6 フサイチジャンク  牡3 岩田康誠 57 2.00.3 13-13-10-9 34.8 2
7 15 アドマイヤムーン  牡3 武豊   57 2.00.4 1/2 13-15-12-12 34.8 1
1 1 フサイチリシャール 牡3 福永祐一 57 2.00.5 1/2 2-2-2-1 36.2 3
6 12 サクラメガワンダー 牡3 内田博幸 57 2.00.5 16-16-15-13 34.6 4
8 16 ジャリスコライト  牡3 横山典弘 57 2.00.6 3/4 8-10-6-6 35.4 5
7 13 インテレット    牡3 後藤浩輝 57 2.00.7 クビ 11-11-6-6 35.5 13
5 10 トウショウシロッコ 牡3 吉田豊  57 2.00.8 3/4 15-13-10-9 35.4 18
10 7 14 スーパーホーネット 牡3 四位洋文 57 2.01.2 21/2 18-18-17-15 35.1 9
11 2 3 ナイアガラ     牡3 小牧太  57 2.01.2 クビ 4-4-5-4 36.3 12
12 6 11 ステキシンスケクン 牡3 藤田伸二 57 2.01.4 11/4 1-1-1-2 37.2 8
13 2 4 キャプテンベガ   牡3 安藤勝己 57 2.01.5 クビ 9-8-6-6 36.3 7
14 8 18 ニシノアンサー   牡3 菊沢隆徳 57 2.02.0 3-3-3-4 37.5 17
15 4 8 ダイアモンドヘッド 牡3 北村宏司 57 2.02.2 11/2 11-11-15-18 36.4 14
16 8 17 ディープエアー   牡3 池添謙一 57 2.02.3 クビ 4-5-12-16 36.7 15
17 4 7 ショウナンタキオン 牡3 田中勝春 57 2.02.3 クビ 17-17-18-16 36.1 11
18 5 9 ゴウゴウキリシマ  牡3 中舘英二 57 2.02.6 13/4 6-7-12-13 37.0 16
LAP  12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2
単勝 5 \1450
複勝 5 \430 / 2 \760 / 6 \260
枠連 1-3 \1000 (4)
馬連 02-05 \13980 (38)
ワイド 02-05 \3290 (33) / 05-06 \1380 (14) / 02-06 \3000 (30)
馬単 05-02 \29670 (73)
3連複 02-05-06 \34700 (83/816)
3連単 05-02-06 \273310 (565/4896)
レースは、大方の予想通り淀みなく流れた。ステキシンスケクンが飛ばし、それをフサイチリシャールがぴったりマーク。4角でフサイチリシャールが突き放しに掛かったが、さすがはG1。そう簡単には逃がしきってはくれない。飛ばす先行集団の後ろで、じっと息を潜めていた石橋守メイショウサムソンが、あっさりと抜けた。内枠を生かして、じっくりと脚をため、仕掛けどころも完璧。トライアルの勝ち馬でありながら6番人気という低評価に反発するかのように、堂々と勝ちきった。
メイショウサムソンの、これまでの戦績、レースぶりを見直してみると、ここで勝っても全く不思議ではない。しかし僕は、デビュー以来22年G1未勝利だった騎手と、オペラハウス産駒という地味な血統に目が曇ってしまった。武豊やアンカツばかりが騎手ではないし、サンデーサイレンス系ばかりが血統ではない。これもまた競馬のロマンなのだ。今後はそれを肝に銘じよう。
さらに驚いたのはドリームパスポートだ。人気がないからこそ出来た芸当とはいえ、内ぴったりをついて、あわやと思わせた。重賞勝ちもあり、切れ味はこのメンバーでも屈指の馬だけに、これだけ走っても不思議はなかったが、内を突いた分2着になった。これは高田潤の好騎乗である。
人気どころでは、フサイチジャンクが3着、アドマイヤムーンが4着。この2頭は、ダービーでの巻き返しが必至だろう。フサイチリシャールは、かなり粘りこんでいたが、距離の壁に泣いた感。NHKマイルCなら十分本命視できる。サクラメガワンダーは、名手内田らしからぬ、4角大外ぶん回しの分6着に敗れたが、それでなくても勝ち負けは難しかったかもしれない。
僕のPOG馬ジャリスコライトは、いい位置にいて、4角では伸びかけたが、最後に失速。現時点では、距離の壁がある感じで、ダービーよりもNHKマイルの方が向いている気がする。


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