これが世界の実力だ!
神業騎乗のデットーリを背に、アルカセット、堂々JC制覇。
着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | コーナー順 | 3F | 人 | ||
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○ | 1 | 7 | 14 | $ | アルカセット | 牡5 | デットー | 57 | 2.22.1 | 13-12-9-9 | 34.8 | 3 | |
△ | 2 | 8 | 16 | ハーツクライ | 牡4 | ルメール | 57 | 2.22.1 | ハナ | 16-16-15-13 | 34.4 | 2 | |
▲ | 3 | 4 | 8 | ゼンノロブロイ | 牡5 | デザーモ | 57 | 2.22.4 | 13/4 | 12-13-13-13 | 34.7 | 1 | |
4 | 3 | 5 | リンカーン | 牡5 | 武豊 | 57 | 2.22.4 | ハナ | 7-7-9-9 | 35.0 | 9 | ||
◎ | 5 | 3 | 6 | $ | ウィジャボード | 牝4 | ファロン | 55 | 2.22.4 | クビ | 9-10-7-4 | 35.3 | 5 |
6 | 7 | 13 | サンライズペガサス | 牡7 | 蛯名正義 | 57 | 2.22.6 | 11/2 | 14-15-15-16 | 34.7 | 15 | ||
7 | 5 | 10 | ヘヴンリーロマンス | 牝5 | 松永幹夫 | 55 | 2.22.7 | 1/2 | 8-8-7-6 | 35.5 | 8 | ||
★ | 8 | 6 | 12 | $ | バゴ | 牡4 | ジレ | 57 | 2.22.8 | 1/2 | 9-10-11-11 | 35.3 | 6 |
9 | 8 | 17 | スズカマンボ | 牡4 | 安藤勝己 | 57 | 2.22.9 | クビ | 17-17-17-17 | 34.9 | 10 | ||
10 | 1 | 2 | $ | タップダンスシチー | 牡8 | 佐藤哲三 | 57 | 2.23.1 | 11/4 | 1-1-1-1 | 37.3 | 7 | |
△ | 11 | 2 | 4 | アドマイヤジャパン | 牡3 | 横山典弘 | 55 | 2.23.2 | 3/4 | 4-5-5-6 | 36.0 | 4 | |
12 | 4 | 7 | $ | ベタートークナウ | セ6 | ドミンゲ | 57 | 2.23.4 | 11/4 | 15-13-13-13 | 35.7 | 11 | |
13 | 2 | 3 | $ | ウォーサン | 牡7 | スペンサ | 57 | 2.23.4 | ハナ | 9-8-11-11 | 35.8 | 16 | |
14 | 6 | 11 | コスモバルク | 牡4 | ボニヤ | 57 | 2.23.5 | 1/2 | 4-4-4-3 | 36.6 | 12 | ||
15 | 1 | 1 | マイソールサウンド | 牡6 | 本田優 | 57 | 2.24.0 | 3 | 18-18-18-18 | 35.6 | 18 | ||
16 | 7 | 15 | $ | キングスドラマ | セ5 | プラード | 57 | 2.25.0 | 6 | 6-6-5-6 | 37.8 | 13 | |
17 | 8 | 18 | ビッグゴールド | 牡7 | 和田竜二 | 57 | 2.25.6 | 31/2 | 3-3-3-4 | 38.6 | 17 | ||
18 | 5 | 9 | ストーミーカフェ | 牡3 | 四位洋文 | 55 | 2.25.7 | 3/4 | 2-2-2-2 | 39.3 | 14 |
LAP | 12.5-10.7-11.5-11.8-11.8-11.9-12.0-11.8-11.8-11.9-12.0-12.4 |
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通過 | 34.7-46.5-58.3-70.2 | 上り | 71.9-59.9-48.1-36.3 | 平均 | 1F:11.84 / 3F:35.53 |
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単勝 | 14 \1060 |
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複勝 | 14 \260 / 16 \180 / 8 \110 |
枠連 | 7-8 \2020 (8) |
馬連 | 14-16 \3310 (10) |
ワイド | 14-16 \1130 (11) / 08-14 \450 (3) / 08-16 \310 (1) |
馬単 | 14-16 \6330 (17) |
3連複 | 08-14-16 \1850 (2/816) |
3連単 | 14-16-08 \15450 (37/4896) |
2分22秒1。永遠に、永久に破られないと思っていたホーリックスとオグリキャップのレコードが、16年ぶりに更新された。それほどまでに、壮絶だったということだろう。レース展開は、タップダンスシチーが玉砕的に引っ張るハイペースの流れ。この速い流れの中、内でしっかりと脚をためたアルカセットは、直線、ここしかないという絶妙なタイミングで抜け出し、ゼンノロブロイを振り落とした上、猛烈に迫ってきたハーツクライを凌ぎきった。ゴール板直後はハーツクライの方が出ていたから、その絶妙ぶりには恐れいるしかない。これがまさに、世界の、デットーリの腕だ。
2着のハーツクライは実に惜しかった。ルメールはフランス版の横山典弘といった形で、またしてもG1戦で2着。今回はハーツクライにとっておあつらえ向きのハイペースで、それを生かした最高の騎乗を見せたのだが、希有の天才に阻まれてしまった。つくづく運がない。
ゼンノロブロイは3着。もともとツメの甘い馬だから、こういった瞬発力勝負になると弱い上に、デザーモの騎乗がやっぱり良くない。今の東京競馬場は内がいいことは歴然で、事実連対馬2頭は内から差してきているのに、なぜ外から差そうとするのかなぁ。理解に苦しむ。それでもリンカーンを凌ぎきって、馬券の圏内にとどまったところは、意地を見せたとも言えるのだけれど。
僕の本命ウィジャボードは、直線で不利を受けたようだが、実力は発揮できているように見えた。結果から見ると少し、仕掛けどころが早かったのだろう。デットーリが、レース後インタビューで「ウィジャボードをマークして乗っていた」と語っていたのが、僕にとっては少し衝撃だった。デットーリに振られた時点で、この馬の勝機はもうなかったと気づくべきだったのに、「これで人気が落ちるなら絶好の狙い目」とか偉そうに書いた自分が恥ずかしい。