餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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親和の理由


最近僕は、X02HTとiPod touchのことばかり書いているのだけれど、この2台は、ペアで使うと本当に心地いい。この心地よさはいったいなぜなのだろうと、ずっと考えていて、やっと気がついた。その「仕様」なのだ。今更ながら、スペックを比較してみて、僕は正直、驚いてしまった。
X02HT:幅63×高さ114×厚さ13.9mm 120g
iPod touch: 幅61.8×高さ110×厚さ8mm 120g
幅や高さがほぼ同じということは一目瞭然だったのだけれど、なんと、重さが全く同じということは気がついていなかった。道理で、「手の中で馴染む感覚」が同じわけだ。どちらを使っていても、掌にとっては、まるで同じ機器を持っているかのようなイメージになるわけで、だから非常に心地よく使い分けることができるのだと思う。
試しに、iPod touchを持ってしばらく操作したあと、アドエスを手にしてみると、掌には、ずっしりとした重量感を感じる。しばらく持っていると頼もしさを感じてくるので、この重さは重さで悪くない。ただ、iPod touchとの「親和性」ということを考えると、やっぱりX02HTがベストパートナーだなぁ、と僕は思う。

紆余曲折を経て実感するストラップの喜び

X02HTには標準でストラップホールが用意されていない。この点については、購入直後からずっと気になっていて、いつか取り付けてやろうと機会を狙っていた。しかし、HTCファンサイトにある方法で試してみても、どうにもうまく取り付けることができなかった。それに、あの柔らかいゴムの部分にストラップを通しただけで強度が保てるのかどうか不安になり*1、そこで諦めてしまった。
mobachikiさんのエントリーで別の方法が紹介されていたことは知っていたのだけれど、その画像を見ただけでは状況が理解できず、そのまま受け流してしまっていた。クリケを装着しているし、ストラップなしでいいんじゃないかとも感じていたのだ。
しかし、ANIARA内で同居させているiPod Touchに、こうやってストラップをつけてみると、X02HTにもつけたくてたまらなくなってきた。それで色々と方法を模索していたところ、yamachanさんのエントリーで、見事に指南されていた。設置方法からトルクスの規格まで、完璧に。
それで僕はやっと理解できた。ゴムを外してストラップを通し、トルクスネジ部に巻き込むというという見事な工夫で、強度の問題を解決していたのだ。流石はmobachikiさんである。
ということで、僕の紹介は単なる蛇足だけれど、自分への覚え書きとして残しておく。

まずは、トルクスドライバーの6番が必要。以前、Treoへのストラップ装着時に使ったトルクスドライバーを使えるかと思ったのだが、無理だった。(Treo用のトルクス規格は5番。)

右下にある白いゴム部分を外す。中から引っ張り上げようとせず、本体外側の穴からつついて押し上げる方が断然外しやすい。

白いゴムを取り去り、外側の穴からストラップを通し、トルクスネジ部分にネジごと巻き込む。これが実は結構面倒くさかった。ネジ本体もネジ穴も小さくて余裕がないため、巻き込む作業の途中で、何度もストラップが外れてしまったのだ。ストラップの材質や手際によっても変わってくるとは思うけれど、少なくともTreoの時よりは面倒だと思う。

根気よくチャレンジしたおかげで、何とか装着に成功した。こうやってみると、しっかりついているように見えるけれど…。

実は右下部分が浮いてしまって、完全に蓋が閉まらない。できるだけ細いストラップを選んだつもりなのだけれど、それでも、この「浮き」を防ぐことはできなかった。

最終的にはクリケで強引におしつけてしまうから、蓋の浮きを忘れることができる。ただ、今後、クリケを使わない運用に変わることがあったとしたら*2やっぱりこの浮きが気になってきそうな気がする。
とはいえ、ストラップホールが存在していないX02HTに、こうやってストラップを接続できたことには、代え難い喜びがある。

*1:サイトにも引っ張り強度がないかも知れない可能性があると明記されている。

*2:現状はあまり想定していないけれど。

鉄壁の最終段階


iPod Touchがクリケを身にまとったことで、X02HTとともに、最強のクリケペアが誕生した。どちらも、その薄さやデザインを殆ど犠牲にすることなく、心強い防具を得ることができたのは、嬉しい限りだ。
ただ、液晶やキーボードの部分など、保護されていない部分もあるので、これで万全とは言えない。だから、日常持ち歩く時は、ANIARAでの防御が欠かせないところだ。
ANIARAによる2台持ち運用については、これまで、何度も進化を重ねてきた。最初は単に両機を素のまま入れていたので、表面のキズを甘受する必要があった。しかし、butuyokumaniaさんのおかげでX02HT純正ケースを使う方法を知り、それ以降は快適至極な日々だった。X02HTにクリケを装着してからは、X02HT純正ケースにiPod Touchを入れるという裏技で、快適な日々は続いた。iPod Touchシリコンケースの時代を経て、そして、いよいよ、「ANIARA&クリケ入りガジェット2台」の段階に突入。

シリケからクリケに変わったことで、ANIARAにちゃんと収まるかどうか、ちょっと心配していたのだが、その心配は全く無用だった。むしろ、シリケ時代よりも余裕で、ANIARA内に「スルっ」と納めることができる。
いわばこれは、鉄壁の最終段階だ。実に快適で、本当に感慨深いものがある。
【関連 過去エントリー】

確定前料金で考える私的傾向と対策

MySoftbankの「確定前料金照会メニュー」にて、10月分のX02HT使用状況を確認してみた。
僕がX02HTを購入したのは9月30日の夜。実質9月は殆ど使っておらず*1、この10月分が本格的な請求開始月となる。状況については、先月半ばぐらいから何度も確認しているから、特に驚くことはなかったのだけれど、月が締まったことで、あらためて今後の傾向と対策を考えてみることにした。

何より思うことは、「ブループラン」&「パケット定額Biz(5,985円)」にしておいてよかったなぁ、ということである。定額の選択肢としては「ホワイトプラン」+「パケットし放題(〜上限10,290円)」という方法もあったのだけれど、以前も書いたように、これについては全く眼中になかった。僕の場合、「し放題」の上限まで使い切ってしまうことは確実だと思えた*2からである。
はたして、その選択は間違っていなかった。今月は、若干手探りな部分があったにも関わらず、それでも確定前のパケット通信料は15万を超えている。こんな程度の使用量で15万にも達してしまうとなると、正直、「パケットし放題」の上限未満で使いこなすのは、不可能ではないかと思う。だから、この定額プランにして本当に良かったと思っている。
ibisBrowserDXを導入したりすれば、パケット料はこの何倍にも膨れあがるだろうけれど、定額契約をしている以上、心配無用だ。だから、今月以降も、「確定前」パケット通信料を気にせず、ブラウジングを堪能したい。
少し迷っているのが通話料のプランである。先月は意識して使わなかったせいもあるけれど、ミニマムのSSプラン(無料通信1,000円含)で十分収まっている。いくら何でも1,000円分では心もとないと、今月からはSプランに変更してしまったのだけれど、やっぱりSSプランでも何とかなる気がしてきた。そもそも電話は別途INFOBARがあるので、無理に移行しなくても、日常的には殆ど困らないのである。
無料通信の残存分は、2ヶ月分まで繰り越し適用されるので、様子を見ながら、コースを変えていくのが賢明な選択肢なのだろう。ということで、適宜中間状況を確認しつつ、今後の料金プランを考えていくことにしたい。

*1:請求金額の大部分が契約事務手数料だった。

*2:スパボ契約ならば、最大2ヶ月間「し放題」無料という特典があるので、その間はこちらを選んだ方が良い。ただ、僕はスパボなし契約なので、この特典は付与されない。

痺れながらも様子見の爆速「ibisBrowserDX」

第一印象は衝撃的だった。
何という速さだろう。独特の操作性に少し戸惑うところはあったけれど、それを補ってあまりあるスピードだ。これだけ速ければ、狭いX02HTの画面でも快適なブラウジングが望めるのではないかと思う。
あまりにもスムーズに表示されてしまうので、パケット代金には気を付ける必要がある。青天井で計算されたら、すぐにパケ死してしまうことは間違いないからだ。しかし逆に、定額オプションをつけているのなら、使わなければ損だ、と思えるぐらいの衝撃的スピードだと思う。
となれば、すぐに契約を…とも思ったのだけれど、少し考えて僕は踏みとどまっている。その理由は2つだ。
1つは動作が若干不安定なところである。最初のインストール時を含め、何回かフリーズ現象も生じているほどで、これはちょっと気になる。他のアプリが影響している可能性もあるので、ibisBrowserDXの不具合であるとは決めつけられないが、全般的にIEやOperaよりも不安定な気がする。
もうひとつは、やはり料金である。月額税込315円、年額でも3,000円というのはちょっとひっかかる。要は、使用している限り「永遠に」課金されるわけで、これは実質的な接続料の上乗せだ。これだけの快適さが、年間3,000円で得られるなら安いかもしれないとは思うものの、前述不安定の部分もあるので、もう少し様子をみてから導入を決めたい。
何と言っても、昨日たった5ページを閲覧しただけなのだ。お試しが1日5ページに限られているので、日付が変わった今日も確かめてみようとしたのだけれど、まだ制限がかかったままだった。日付の切り替えはいったい何時なのだろうか。

掌の中のハロウィン

今日はハロウィンである。
こういった一部馬鹿外人たちの暴挙により、イメージが悪くなっているところもあるけれど、本来は神聖な伝統行事である筈だ。
そもそもがキリスト教圏のお祭りで、日本ではあまり馴染みのないものだった。しかし最近は、町なかでハロウィンの象徴ともいうべきお化けカボチャ*1を、よく見かけるようになってきた気がする。
僕はあまりハロウィンに思い入れはないのだけれど、カボチャのオレンジ色には少し惹かれる。ロディア、X02HTと、最近オレンジに染まっているので、せめて掌の中だけでもハロウィンを楽しもうと、壁紙を変更してみた。

元となるテーマはaviさんのページよりダウンロードさせていただいた。
aviさん、いつもいつも素晴らしい素材を本当にどうもありがとうございます。

*1:正式にはカブを使用するらしいのだけれど、日本ではカボチャの方が有名だと思う。

はじめてのパニック

焦った。再起動する筈のX02HTが、全く起動しなくなってしまったからだ。
発端は些細なことだった。今日僕は、ブラウジング環境改善のために、OperaMobileを導入したのだけれど、その際、ソフトリセット(電源オフ→オン)をしようとした*1だけである。ソフトリセットは頻繁に行っているので、今回も、いつものように、ただ、再度ホーム画面が立ち上がるのを待つだけだと思っていた。
しかし、いつまでたっても画面はブラックアウトしたままで、一向に立ち上がってくれなかった。何度か電源ボタンを長押ししてみても状態は変わらない。その癖、画面上部の左ランプは緑のまま点灯中(充電完了状態)になっていたから、明らかに変だった。これまで、僕のX02HTは、非常に安定していたので、実に焦った。ちょっとしたパニックだ。
ハードリセットすれば、おそらく大丈夫だろうと思ったけれど、環境の再構築が少し面倒なので、できればそれは最後の手段にしたい。ということで、少し悩んだ後、「電池抜き」を試してみることにした。アドエスでフリーズした場合は、大抵この「電池抜き」で解決していたから、X02HTでも有効ではないかと思ったのだ。
電池抜きのため、久しぶりにクリケを外した。ずっとX02HTにつけたままで、完全に一体化していたから、久々に感じる「裸X02HT」の感触は新鮮だった。とにかく薄くて心地いい。やっぱりこれは最高のガジェットだ。
…などと余韻に浸っている場合ではないので、早速裏蓋を外して、電池を抜き、再装着を試した。そして再度電源をオンにしてみると、果たして今度はしっかりと「SoftBank」のロゴが表示された。
電池抜きだけで解決したので、結局はたいしたことではなかったのではないかもしれないが、これまでが実に安定していただけに、ちょっと気になっている。今後も再発するようなことがなければいいのだけれど。

*1:新アプリを導入した際、僕は、おまじないの意味もこめて、必ずソフトリセットするようにしている。

EasyClipが拭い去るX02HTの欠陥

窓の杜 - 【NEWS】X02HTでコピー&ペーストを可能にするクリップボード管理ソフト「EasyClip」
このソフトウェアについては、既に各所で激賞されているし、僕も何度か言及したことがあるのだけれど、いくら賞賛しても足りないぐらい、このソフトには感謝している。
だから、やっと窓の杜でとりあげられた*1のを機に、ここであらためてその素晴らしさを訴えておこう。
僕は、X02HTを買った時、まず、そのキーボードの使い勝手を確かめるべく、まずはクイックメモで色々なことを書き留めておこうとした。いったん文章をだらだらと書き連ねたあと、一部を削除したり、コピー&ペーストしたりして文脈を整理するのが僕の癖だ。
ということで、僕はX02HTで雑文を書きなぐり、さて文章の切り貼りをしようとしたところ、愕然とした。ソフトキーから呼び出すメニュー内には、「送信」「"()"」「"@"」「"http://"」「フォントサイズ」「キャンセル」しか選択肢がなく、それが嫌なら完了させるしかない。タッチパネル操作での指定もできないから、全くもってお手上げだ。
僕はこれを、致命的な欠陥だと思った。コピー&ペーストひとつできない入力端末など、使いこなせるわけがないと。辛うじて「Softbankメール内のみ」コピーや切り取りが可能であるが、仮にもスマートフォンであると謳う以上、それだけで不十分なのは、火を見るより明らかだ。
いくらWM6 Standardが機能を限定されたOSとはいえ、日本のキャリアがスマートフォンとして発売するのだから、この点については何とか解決しておいて欲しかった。使えないなぁ、これは…。と思っていたのは束の間、僕が購入したあと、ほどなく、このEasyClipはリリースされたのだ。
それから先はまさに夢のようだった。
単なるコピー&ペーストツールにとどまらず、さまざまな改良とバージョンアップが重ねられ、X02HTの欠陥を拭い去るばかりではなく、大幅な使い勝手の向上を実現している。
中でも、定型文機能は素晴らしすぎる。当初は使い物にならないとまで思ったメモ機能を、十二分に活用できるようになったのは、感動の域だ。
何度でも言う。これは本当に素晴らしいソフトウェアである。X02HTには、これまでいくつものソフトを導入したけれど、そのうち1つだけを選べと言われれば、僕は間違いなくこれを選ぶ。それほどまでに、僕にとって不可欠のものだ。
このソフトウェアがなければ、ここまでX02HTに惚れ込むことはなかっただろう。そう言って間違いないほど、僕はこれに痺れている。
■ダウンロードはこちら(KOTETU'S Hatena)

*1:ちょっと遅すぎる気がするけれど。

ぐっとこらえる大容量バッテリの誘惑

ポケゲさんに入荷したX02HT用の大容量バッテリについては、その物欲をぐっとこらえている。
X02HTは、そのスリムな筐体のせいもあり、電池の持ちは決して良くない。だから、購入当時、大容量バッテリは必須かと思った。なんと2400mAhもの容量があるから、純正比230%のパワー*1を持っているのである。これだけあれば、かなり安心だ。純正でないとはいえ、定評あるMugen Powerの商品だから安心だし、そもそもTreoの時は、すぐに購入してとても満足している。Treo用のものと同様、X02HTの各色にあわせ蓋の色まで揃っているのも、心憎いばかりだ。
だからもちろん購入意欲はあったのだけれど、X02HTに惚れ込んでいくうち、その考えは変わってきた。
X02HTは、その薄さと軽さが実に快適で、大きな魅力となっている。だから、大容量バッテリを装着した時点で、その大きな魅力をスポイルしてしまうことになる気がしてきたのだ。
この点において、ある意味、Treoの場合とは状況が異なる。Treoはもともと重厚感のある端末で、薄さや重さがそれほどポイントにならない。だから、大容量バッテリをつけてもそれほど違和感は生じないし、むしろ握りやすくなって、キー入力の操作性が向上するというメリットもあったからである。
しかし、X02HTの場合は。
ある程度操作性が向上しそうな予感はあるものの、それで失うものが大きすぎる気がして、やっぱり踏み切れない。
そして何より、大きな理由がある。クリケと両立できないことだ。今や、僕のX02HTは、愛しのクリケと完全に一体化しているので、これを外した運用など、まず考えられない。だからここは、ぐっとこらえるしかないのである。

*1:純正バッテリは1050mAh

インクリメンタルサーチの心地良さに酔いしれる

X02HTの魅力は数々あれど、中でも、使っていて最高に心地いいのは、インクリメンタルサーチ機能だと思う。この素晴らしさは、まさに絶品だ。
X02HTは、ストレートなボディにQWERTY キーボードを搭載しているのが最大の特徴であり、日本の一般市場に初めて登場した画期的な端末である。ソフトバンク社が広告で書いているように、例えば「お」という文字を呼び出すために、5回もキーを押さず、たった1回の入力だけで済むというのは大きなアドバンテージになる。
ただ、この点については、メールなどのテキスト入力面だけにフォーカスすると、大きな魅力と感じない人もいるように思う。推測変換と定型文を駆使する人にとっては、長文入力もそれほど苦ではない場合があるからだ。実際、僕の周りでも、「小さなキーで、ちまちま文章を書くより、多少遠回りでも大きなキーで入力していく方が使いやすい」という声があった。
しかし僕は言いたい。このキーが最大の魅力を放つのは、テキスト入力よりもむしろインクリメンタルサーチであると。一度この素晴らしさを知ってしまうと、もう、10キー携帯のアドレス帳など、まどろっこしくて使っていられない。それほどまでに差があり過ぎる。この機能について僕は、以前のエントリーで詳しく書いたので、今一度それを力説しよう。

最近は、日本の携帯電話でも、アドレス帳でのインクリメンタルサーチは珍しくないようだけれど、テンキーをやりくりする必要がある携帯キーボードと、前面フルキーボードのTreoでは初めから勝負にならない。Treoでは、姓、名それぞれが独立検索対象である上に、アルファベットでの検索になるから、英字入りのショップ名なども一発で呼び出せる。しかも、いちいちアドレス帳を呼び出す必要さえないのだ。
数字が併記されているキー、例えば6キー(アルファベットではGキー)を押すと、フィールド内に、インクリメンタルサーチ結果と数字が同時に表記され、次に押すキーによって自在に変化する。数字キーが連続押下され、サーチ対象がなければ単独数字モードに切り替わるし、数字キー以外のキーが押されれば、単独サーチモードに移行する。この頭の良さがたまらない。
[Treo][Mobile]激しく便利なインクリメンタルサーチ(2007年2月9日) 

この時は、Treoによるインクリメンタルサーチの素晴らしさを力説したのだけれど、X02HTは、さらにこれを超える素晴らしさがある。Treoの場合は、検索対応用に、姓名などをアルファベットでも入力しておく必要があった。しかし、元々が日本語対応であるX02HTの場合はその手間が要らない。フリガナだけでも検索対象となるのだ。もちろんアルファベットも含めて検索するから、サーチの威力は更に増す。
例えば「SO」と2文字打つと、「○○宗司」「ソフトバンク」「曽根○○」「SONY」などが並列して検索され、さらに文字を打つごとに候補が絞り込まれていく。連絡先を検索するのに掛かる手間は、わずかに一瞬。さらにここからメールも電話も自由自在なのだから、この快感は本当に計り知れない。この機能だけとってみても、X02HTを購入する価値があると僕は思っている。

鉄壁の役割分担

X02HTとiPod touchを一緒に持ち歩く場合、ANIARAで共存させるのがオススメというのは、以前のエントリーで書いた。最初は心配したiPod touchのキズも、X02HT純正保護ケースを併用する方法で解決。実に快適だった。
しかし、X02HTにクリケを装着してから、少し悩ましいことが出てきた。クリケを装着したまま保護ケースに入れると、保護ケース内で流石に嵩張るため、簡単に引き抜くことができなくなってしまうのだ。

ANIARA内に納めた場合、X02HTが簡単に引き抜けず、純正ケースも引きずられてしまうため、つられてiPod touchまでもが一緒に出てきてしまう。少しでも気を抜くと飛び出てしまうほどだ。正直、ちょっと危ない。
クリケにこだわるなら、ANIARAでの共存を諦めるか、それともiPod touchのキズを見切って、保護ケースを外して共存させるか…などと考えはじめていたところ、ふと、あることに気がついた。
X02HTは、クリケを装着しているのだから、わざわざ保護ケースに入れる必要はない。考慮すべきはiPod touchのキズなのだ。
ならば、むしろiPod touchの方をケースに入れればいいのではないかと。X02HTとiPod touchのサイズは、ほぼ同一なのだから、おそらく問題ない筈だ。

果たしてそれは正解だった。撮影のため、保護ケースも引っ張り出しているが、実際は、ケース内のiPod touchだけを簡単に引き抜くことができる。
単にケースの役割分担を変更しただけなのに、今度は、どちらの端末も自由に出し入れ可能で引っかかることはなく、実に快適。これはまさに鉄壁の2台持ち環境だと思う。

最強の1台体制…か。

そんなアドエスの処遇に悩む状況まで生み出すほど、今、僕はX02HTに惚れ込んでいる。
料金プランの設定ミスがあるため、電話こそできるだけ控えようとしているけれど、来月以降は、従来ならau携帯を使っていた通話も、徐々にこちらへ移行しようと思っているほどだ。
僕が携帯端末を使う目的は、主に「通話」「Webブラウズ」「メモ」「スケジュール管理」で、そのどれもが、この1台で満足に行うことができている。
デフォルトの状態では、コピー&ペーストができないなどという、致命的とも言える問題があったのだけれど、KOTETSUさん開発のEasyClipという素晴らしいアプリケーションで解決。
その他色々な問題も、先達の方々のおかげで次々解消され、今は本当に快適だ。
ハードウェア面では、ソフトキー、充電できるUSB端子、Bluetoothなどの搭載により、アドエスよりも便利に使えるケースが多い。全体の薄さ、軽さを含め、ハードとしての満足度は非常に高いと思う。(JOGGRを除く)
もちろん、アドエスの方が勝っている点も数多くあるのだけれど、そういったことを差し引いてもなお、僕はこのX02HTに満足している。
これは本当に最強の1台かもしれない。この端末さえあれば、他に何もいらないのかもしれない。
…などと思うのはきっとまだ「熱病」にかかっているのだろう。しかし、それほどまでにこの1台での《事足りる感》は大きいのだ。とりあえず、一度じっくりと、携帯端末、回線関連の整理を考えないといけないと思っている。

どこでも簡単充電できる幸せ

最近僕は、X02HTばかり集中的に使っている。とにかく気に入っていて、今はひとときも手放したくないぐらいなのだけれど、そうなると心配なのが、電池周りである。
僕の使い方だと、1日持つか持たないかといったところで、やっぱりこれではいざという時に不安だ。大容量バッテリを買うという手はあるのだけれど、そうすると、X02HTの持つ軽さ、薄さの魅力が薄れてしまうし、何よりクリケが使えなくなってしまうというのは痛い。
しかし、これですぐ幻滅、とならないのがX02HTのいいところだ。X02HTは、miniUSBポートから「充電&Sync」できるという大きなメリットがある。パソコンがない場合でも、パワーバンクスリムのような外部電源を使って、どこでも簡単にチャージ可能だ。アドエスのように《専用》ケーブルを用意することなく、《汎用》ケーブルでチャージができるというのは大きな魅力だと思う。

汎用ケーブルといいながら、Pocketgamesさんで買った、ポケットシンク X02HTなるもの*1で接続したりしているのだけれど(コンパクトさを重視したくて…^^;

*1:X02HTというネーミングはついているが、専用ケーブルというわけではない、はず。

クリケの「死角」

「絶対のオススメ」とまで書きながら申し訳ないのだけれど、このクリスタルケースには不満もある。そろそろちゃんと言っておかないと、あとで怒られそうなので(誰に?)ここではっきり書いておきたい。
既に各所で言及されているけれど、このクリケは、なぜか液晶部分が切り抜かれてしまっている。タップ不要が(ある意味)メリットのWM6 Standard Editionなのだから、液晶部分を露出しておく必要は全くない筈で、これは完全に設計ミス(勘違い?)だと思う。
このくり抜きさえなければ、本体液晶部を美しく保てるし、保護という点でも安心度が違っていた筈だ。だから、この「死角」はあまりに痛い。
と言いながら、もうひとつ買っているというのはどういうことだと思うのだけれど…(汗


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