餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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インクリメンタルサーチの心地良さに酔いしれる

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X02HTの魅力は数々あれど、中でも、使っていて最高に心地いいのは、インクリメンタルサーチ機能だと思う。この素晴らしさは、まさに絶品だ。
X02HTは、ストレートなボディにQWERTY キーボードを搭載しているのが最大の特徴であり、日本の一般市場に初めて登場した画期的な端末である。ソフトバンク社が広告で書いているように、例えば「お」という文字を呼び出すために、5回もキーを押さず、たった1回の入力だけで済むというのは大きなアドバンテージになる。
ただ、この点については、メールなどのテキスト入力面だけにフォーカスすると、大きな魅力と感じない人もいるように思う。推測変換と定型文を駆使する人にとっては、長文入力もそれほど苦ではない場合があるからだ。実際、僕の周りでも、「小さなキーで、ちまちま文章を書くより、多少遠回りでも大きなキーで入力していく方が使いやすい」という声があった。
しかし僕は言いたい。このキーが最大の魅力を放つのは、テキスト入力よりもむしろインクリメンタルサーチであると。一度この素晴らしさを知ってしまうと、もう、10キー携帯のアドレス帳など、まどろっこしくて使っていられない。それほどまでに差があり過ぎる。この機能について僕は、以前のエントリーで詳しく書いたので、今一度それを力説しよう。

最近は、日本の携帯電話でも、アドレス帳でのインクリメンタルサーチは珍しくないようだけれど、テンキーをやりくりする必要がある携帯キーボードと、前面フルキーボードのTreoでは初めから勝負にならない。Treoでは、姓、名それぞれが独立検索対象である上に、アルファベットでの検索になるから、英字入りのショップ名なども一発で呼び出せる。しかも、いちいちアドレス帳を呼び出す必要さえないのだ。
数字が併記されているキー、例えば6キー(アルファベットではGキー)を押すと、フィールド内に、インクリメンタルサーチ結果と数字が同時に表記され、次に押すキーによって自在に変化する。数字キーが連続押下され、サーチ対象がなければ単独数字モードに切り替わるし、数字キー以外のキーが押されれば、単独サーチモードに移行する。この頭の良さがたまらない。
[Treo][Mobile]激しく便利なインクリメンタルサーチ(2007年2月9日) 

この時は、Treoによるインクリメンタルサーチの素晴らしさを力説したのだけれど、X02HTは、さらにこれを超える素晴らしさがある。Treoの場合は、検索対応用に、姓名などをアルファベットでも入力しておく必要があった。しかし、元々が日本語対応であるX02HTの場合はその手間が要らない。フリガナだけでも検索対象となるのだ。もちろんアルファベットも含めて検索するから、サーチの威力は更に増す。
例えば「SO」と2文字打つと、「○○宗司」「ソフトバンク」「曽根○○」「SONY」などが並列して検索され、さらに文字を打つごとに候補が絞り込まれていく。連絡先を検索するのに掛かる手間は、わずかに一瞬。さらにここからメールも電話も自由自在なのだから、この快感は本当に計り知れない。この機能だけとってみても、X02HTを購入する価値があると僕は思っている。


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