餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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塩&黒コショーで食べる!「王華」の絶品手造り餃子

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(承前)

たとえマンネリと言われようと何だろうと、僕は叫ばずにいられない。

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焼餃子キターーっ!

僕はいつだって、目の前に焼餃子が並ぶだけで、興奮してしまうのだ。それが美味しいものであれば、尚更。

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十条「王華」の一推し餃子。薄皮の、こんがり焼けた皮が、なんたって魅力的だ。

さぁ、食べよう!

と、思い、用意しておいた酢胡椒につけて食べようとした時のこと。

僕は、テーブル上のメニュー表になんとなく目が留まった。

そして、同時に、焼餃子に向かっていた僕の箸も止まる。

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ん?塩と黒コショー?

え?そうだったのか?と思いながら、店内の看板を見直してみると…。

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やっぱり、塩と黒コショ~でもご試食ください、と書かれている。

「でも」ということは、単に、食べ方のひとつであるという意味だから、どんな形で食べても良い筈。

しかし、この案内を見る限り、店一番のオススメは、「塩と黒胡椒」で食べることなのだと思う。

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ということで、あらためてテーブルの上を眺めて見てみると、ちゃんと塩と胡椒が並んで置かれている。

僕はそれまで、まったく塩の存在に気がついていなかったので、ちょっと不覚*1だった。

さらに僕は、これまで餃子を塩と黒胡椒で食べた経験がなかった。

焼餃子と永遠のライバルである(?)唐揚げは、塩胡椒で食べるのが普通だし、餃子は餃子でも、揚餃子であれば、僕も塩胡椒をつけて食べた経験がある。

しかし、「焼餃子に塩と黒胡椒」と組み合わせは、想像さえもしておらず、だから、これまで食べたという記憶もなかったのだ。

そのため、僕は一応、店のおかみさんに聞いてみた。

「焼餃子ですが、塩と黒胡椒だけつければいいんですか?」と。

すると…おかみさんは、大きくうなずいてこう言った。

「はい。好みはあると思いますけれど、塩と黒胡椒で召し上がっていただくのが、オススメです。」

 迷った時は、店のオススメに従うに限るの法則。 

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ということで、僕は、早速塩と黒胡椒を用意した。

いざ、実食。

焼餃子をこの皿につけて、そして囓ってみると…。

おぉ!旨い。

いやはや旨いぞ、これは!

僕は思わず、快哉を上げそうになった。

僕はこの日の訪問が二度目だったから、もともと美味しい餃子だということはわかっていたが、塩と黒胡椒が、美味しさをさらに引き出しているように感じた。

僕は、幸せな気分に酔いしれながら、その理由を考えてみた。

そして、僕なりに出した結論は、以下のようなものだった。

この店の餃子は、店が一推ししているように、手のしの皮で丁寧に作られており、薄皮ながら、実に味わい深い。

そして、その中には、しっかりとした具が閉じ込められている。

どちらかと言えば野菜系の餃子なのだけれど、噛むたびに、キャベツのザクザク感と、ジューシーな甘みが溢れ出す。

肉汁、と言うよりも、野菜汁。

そうか。

これはきっと野菜の水切りをせず、そのジューシーさを生かした餃子なのだ!と。

まさに、手造り、手のし餃子だからこそできる業。僕は、大いに感動した。

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一口囓ると、塩胡椒を置いていた皿には、肉汁ならぬ、野菜汁がこぼれ落ちる。

野菜の汁がたっぷり出るから、ここは、つけダレじゃなく、塩と黒胡椒が合うんだ!

僕は得心し、そして感動さえ覚えた。

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塩と黒胡椒をたっぷりつけた餃子。

皮はとても薄皮なので、その分、具の味わいを十分に感じられる。

シンプルな野菜の甘みと塩&黒胡椒のしょっぱさが、絶妙にマッチして、本当に美味しい。

これはまさに、野菜の旨味と野菜汁をしっかり閉じ込めた、「王華」の餃子に合った食べ方なのだ、と思う。

厚皮で肉汁たっぷりの「一味玲玲」とは、まさに対極に位置する餃子で、いやぁ、餃子って奥が深い食べ物なんだなぁ…ということを、あらためて感じた。

まだまだ僕は修餃が必要だ。

 

餃子の教科書[雑誌] エイムック

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*1:ただ、中華料理屋のテーブルに、塩を置いている店は少ないような気がする。詳しく検証したわけではないけれど。


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