昨日。
1月9日は、iPhoneが発売されてから10周年の記念日だったようだ。
ということで、appleのWebサイトには、それを記念したコンテンツがアップされている。
過去のiPhone画像や、ティム・クック最高経営責任者(CEO)によるコメントが掲載されており、感慨深い内容になっている。
10年前…僕は、旧ブログ*1で、どんなエントリーを書いていたのだろうと思って振り返ってみると、やっぱりiPhoneについて言及していた。
今からちょうど10年前の日記だ。
いやぁ、我ながら懐かしい。単に、プレスリリースの情報をかき集めただけなのだけれど、画期的な新端末に関する興奮が伝わってくる。
ただ…これは、米国で、iPhoneが「発表」されたということに過ぎない。
米国における発売日は、約半年後の2007年6月29日。
この初代iPhoneは、日本では発売されなかった。日本で採用していない通信規格のGMS端末だったからだ。
そのため、iPhoneの日本上陸は、それから更に1年後、2008年7月のiPhone 3G発売まで待たされることになる。
2007年当時、日本は、まだ、ガラケー(フィーチャーフォン)が全盛で、「スマートフォン?何それ?」と言う人が多かった。スマホ、などという言葉も存在していなかった時代だ。
僕は、日本におけるスマートフォンの先駆け、初代W-ZERO3に痺れていたが、職場などにおいては、その素晴らしさに共感してくれる仲間は皆無。
たまたまW-ZERO3で電話をかけていたら、ラジオを聞いているんじゃないか?と思われてしまったほどだ。
それが今や、W-ZERO3よりも大きい*2端末で、誰も彼もが普通に電話をかけている。
いやはや、時代は変わったものだなぁと思う。
iPhoneが発表された10年前。
僕がもっぱら利用していた端末は、W-ZERO3だけではない。
前述のように、W-ZERO3は、電話として(見た目的に)使いにくい状況だったため、通話用のメイン端末は別に持っていた。
初代INFOBAR。ICHIMATSUモデルだ。
この端末に対する、僕の熱い思いは、2年前のエントリーで延々と綴った通り。
なんと言っても、画期的で独創的な、タイルキーのデザインが素晴らしかった。
僕は、この端末に酔いしれまくって、8年近くも使い倒した。もしもCDMA 1Xの規格が停波にならなかったら、今でも使っていたんじゃないかと思う。
後継モデルは、デザイン的には「初代の劣化模倣版」にしか見えず、乗り換える気がおきなかったのも、もはや遠い記憶だ。
今は、右を見ても左を見ても、デザイン的には面白くもなんともないフルタッチスマートフォン全盛の時代。
INFOBARのような、尖ったデザインの端末は、もう、出てこないだろうなぁと思うと、寂しさが募る。
2007年当時は、サブ端末として、これも理由していた。
Linux Zaurus。通称「りなざう」。
いやはやこれも懐かしい。あまり使いこなすことはできなかったけれど、でも、僕にとって大事な、大好きな端末だった。
利用端末揃い踏み。
こうやって並べてみると、僕は、やっぱり物理キーボードが好きなんだなぁと思う。
ThinkPad PCをこよなく愛し、モバイル端末としては、BlackBerryに行き着いたのも、必然だったのかもしれない。
BlackBerryの現状、そして未来を考えるとちょっとブルーになるけれど、可能な限り、今後も、物理キーボードにはこだわっていきたいと思う。
iPhone10周年記念エントリーの筈なのに、反iPhoneみたいなエントリーになってしまった(汗)
ということで、僕が初めて買ったiPhoneのことについても書いておこう。
iPhone 4。
色々といきさつがあり、3Gも3GSも見送ったのだけれど、4で、やっと初iPhone。以降、5→5S→SEと乗り換えてきている。
iPhoneは、巨大化の流れが顕著になってきているが、やっぱり僕は、コンパクトなサイズが好きだ。
SEならば、4と並べてもそんなに違和感はない。
iPhone10周年を迎えて、今年は、記念モデルが出るという噂があるけれど、何とかSEの後継モデルも出てほしい、と願うばかりだ。