(承前)
2007年1月16日。
今を去ること、ちょうど9年前の今日。僕は感動に震えながら、エントリーを書いていた。
モバイラー魂に目覚めて以来、ずっと恋い焦がれていた、「あの」端末をついに入手することができたからだ。
Treo750v。
日本国内では未発売の端末だから、個人輸入しなければ入手不能だったし、日本円換算で10万近くした。OSは、W-ZERO3などと同じWindows Mobileだったが、日本語化しないと使いこなせなかった。
正直、なんちゃってモバイラーの僕には敷居が高すぎる端末だったが、それでも、欲しくて欲しくてたまらなかったので、ゲットできた時の感動は、一生忘れないと思う。
今、あらためて当時のエントリーを読み返してみると、夢にまでみた端末をゲットできた興奮が甦ってくる。
見れば見るほど素晴らしく、美しい。手に持ってキーを打つと、そこには至福の瞬間が広がる。あぁ、TreoかわいいよかわいいよTreo!!
いい歳のオッサンが、「かわいいよ」とか呟いていて、ちょっと自分でも怖い(汗)
でも、それほどまでに惚れ込んでいたのだ*1。
その後僕は、しばらく、Treoにべったりの生活が続いた。750vだけでは飽き足りず、1世代前のTreo 680まで購入。
680は、使い慣れないPalm OS搭載だったので、僕にとっては、750v以上に敷居が高かった。
でも、どうしても赤と紺のTreoを併用したかったのだw
その後、僕は、大きく筐体が変貌したTreo Proを入手。端末性能こそアップしていたものの、質感もキータッチも安っぽくなってしまったTreoに、落胆したことを思い出す。
しかし、その後、それ以上の落胆が僕を襲った。このTreo Proを最後に、Treoというブランドが消滅してしまったからである。
僕がゲットしたTreo三兄弟。
すっかり薄汚れてしまったし、バッテリも切れていて、すぐには起動できなかった。かつて惚れ込みまくった端末だけに、なんとか再生の道を作ってあげたいのだけれどなぁ…。
(以下、続く。)
【関連】僕のケータイヒストリーシリーズ
- その4:ストレートQwertyキーボードが好きなんだ!〜X02HTとX01NK篇
- その3:W-ZERO3から始まった僕のスマホ生活
- その2:今でも愛おしい「初代」INFOBAR
- その1:あぁ、懐かしのN503i
*1:この「TreoかわいいよかわいいよTreo!!」というフレーズは、当時、Treoをゲットしたモバイラーの間で流行語となっていたため、僕も呟かずにはいられなかった。