(承前)
ジャンボ餃子への入刀は、この企画の立案者である、Retty餃子部の部長により、執り行われた。
入刀儀式前の一コマ。
ジャンボ餃子を前に気合が入る餃子部長のスナップだ。部長の顔と比べると、餃子の大きさがあらためて実感できるだろう。
餃子部のメンバーたちが固唾を呑んで見守る中、いざ、入刀儀式が始まった。
ナイフとフォークでざっくりとジャンボ餃子にメスを入れ…。
いざ、切断!
ジャンボ餃子の断面図w
以前、この餃子について同僚たちと噂した時は、「あんなデカイものの中に具が詰まってるわけない。餃子100個分ということだから、切るとちっちゃい餃子が100個出てくるんじゃないか」などとネタにしていた。
しかしもちろんそんなわけはなく、中身にはぎっしりと具が詰まっていた。ショーウインドウでの紹介によれば、この餃子の重さは2.5kgということなのだけれど、それも納得の密集感だった。
これだけ大きな餃子を「普通に」焼ける筈はないので、予め炒めた具を皮に詰め、疑似餃子風にしているのだろうとも思っていたのだけれど、その予想も違っていた。
店員さんからのヒアリング結果による、この餃子のレシピは以下の通り。
- 朝一番から餃子の皮をこねて寝かせる
- 餡を入れて包む
- 約1時間かけて蒸す
- 最後に焼き目をつける
なんと1時間も蒸していたのか!想像以上に本格的だ。
一升チャーハンやジャンボラーメンなど、他のチャレンジメニューはその場で注文できるのだけれど、このジャンボ餃子だけは予約が必要で、前々日までに代金の9,600円を支払わなければいけない。それも納得の行程だった。
店員さんの話によれば、このジャンボ餃子の歴史は古く、創業以来45年も続いているらしい。一朝一夕の「キワモノ」ではなく、歴史の重みを感じる餃子だ。
小皿にとりわけられたジャンボ餃子の断片。
これだけ見ると、もはや餃子だかなんだかよくわからない。まるでお好み焼きみたいだった。皮のもちもち感はハンパじゃなかったし、具にも味がついていて、普通に美味しかった。大味であまり美味しくないんじゃないか?と思っていたので、ちょっと意外。
ノーマル餃子との比較。
こうやって並べてみると、「餃子100個分」のボリュームはないような気がする。ショーウインドウの驚愕写真に比べるとインパクトは薄く、「これなら1人でもいけるんじゃないか?」との錯覚を覚えるほど。
皮の重厚感が凄まじいので、実際にチャレンジしたら、最後に苦しんでリタイアしそうな気はするけれど。
完食!
登場後、約20分。ジャンボ餃子とはいっても、餃子好き10人にかかれば楽勝で、あっけないぐらいだった。
ということで、この後2時間ぐらいは他のメニューで時間を繋いだのだけれど、ただメチャメチャ辛いだけの麻婆豆腐が印象に残っているぐらいで、他に何を食べたかよく覚えていないw
でも、それでいいのだ。この店には、唯一無二のジャンボ餃子があるのだから。
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