餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「なぜ走る?そこに餃子があるからだ」ラン30kmの記録(第七章)

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(承前)
あまりにも時間がなかった。
9軒目(三田「大連」)、10軒目(虎ノ門「パオ」)をスキップするのだから、かなり距離短縮ができるかと単純に考えていた。しかし、色々調べてみると、品川から最終目的地の打ち上げ会場までは、どう頑張っても7km程度は走らなければならないことが判明した。
7km!
それは、マラニック区間距離最大だった「横浜〜鶴見」と同じ。しかし、あの頃はまだ余力も精神的余裕もあった。今は、違う。気がつけば、時刻は18時半を過ぎ、朝の中華街からは8時間を経過しようとしているのだ。
僕らよりも先に音を上げたのは、GPS時計のGARMINだった。

横浜をスタートして、品川まで。GARMINが記録した道程は、一見、餃子ロードを全て伝えているように見える。
しかし、地図を拡大してみると…。

品川駅に辿り着けなかったorz
大森辺りから、「battery lOW」の警告メッセージが出ていたから、嫌な予感はしていたのだけれど、やはりダメだった。品川駅を目前にして、強制的にGPSが切られ、単なるデジタル時計に化してしまった。無念極まりない。
僕の持っているGARMIN410は、トレーニングモードでの稼働時間が8時間なので、それは必然とも言えるのだけれど、フルマラソンまでならそれで十分なので、今まで困ったことはなかった。しかし、まさか餃子マラニックで力尽きてしまうとはなぁ…。
と。
GARMINの話ばかり長くなってしまったが、GARMINでさえ音を上げてしまうランなのだから、僕らが走れないのは当然だった。(←無理矢理w
さらには、制限時間が追い打ちをかけた。打ち上げ会場は19時で予約してある。しかし、「玲玲」の餃子を食べおえたのは、18時40分になろうかという頃だったのだ。間に合う筈がない。それどころか、全員の疲労度を考えると、7kmも走ったら8時になってしまう可能性もある。まさかそんなに遅刻はできない。
ということで、皆諦めて、文明の利器(=電車)に頼ることにした。
「品川-新橋/大門-六本木」と乗り継いで、六本木駅から打ち上げ会場まで、約1kmの道程を走った。マラニック最後の渾身ランだ。
皆かなり疲れていたが、下りの坂道に救われながら、ようやく辿り着いた地は、もちろんいつもの店だった。(次回完結
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