「カメラを止めるな!」は、全ての映画好きに勧めたい、近年屈指の大傑作だ。
初回鑑賞の直後、僕は、あぁ、この映画に出会えて、見ることができて、本当に良かったという思いがこみ上げてきたほど。
この映画は、非常に低予算で作られており、当初は、たった2館(池袋シネマ・ロサ、新宿K's cinema)での上映で始まった。
しかし、SNSや口コミなどで大反響を呼び、人気が広まり、上映館も増えていく。
それはそうだろう。何しろ抜群に面白い映画なのだ。映画好きが放っておくわけがない。
僕も、映画好きの友人が激賞していたため、先週、遅ればせながら鑑賞。
ネタバレに気をつけながら、その感想エントリーも書いた。
初回に見てから、わずか2日後の週末。
僕は、また、見たくて見たくてたまらなくなり、僕は、再び、チケット購入のために出かけた。
「カメラを止めるな!」を当初から上映している聖地のひとつ、池袋「シネマ・ロサ」は、Webなどでの予約システムを有しておらず、さらに、この映画に関しては、当日券のみの販売となっていたからだ。
そのため、チケット確保には困難が伴うのだけれど、逆に言えば、「早くから行列に並びさえすれば、確実にゲットできる」というのはメリットでもあった。
Web予約のクリック合戦だと、敷居が低い分、競争率も非常に高く、瞬発力で負けてしまうこともあり得るからである。
この日、「カメラを止めるな!」の初回上映は13:30で、チケット発売は、午前10時からだったため、10時前に行けば余裕だろうと思ったら…。
既に、20人以上の行列になっていた。
今から考えれば、20人程度の行列で済んでいたのは、奇跡だと思うのだけれど、このときは、想像以上の人気ぶりに驚いた。
ということで、窓口で何とか、初回上映である13:30~のチケットを確保でき、ホッとした。
この映画に関して、「シネマ・ロサ」では、窓口で前回鑑賞の半券を提示すれば…。
- 生き返り割り(リピーター割)=1000円
が適用されることになっていた。僕は半券を持って行ったので、1,000円で鑑賞可能。リピーターには嬉しいメリットだ。
こういった制度は、大手シネコンのWeb予約システムでは困難だと思うので、融通が利くミニシアター系映画館、シネマ・ロサゆえのメリットだと思う。
「カメラを止めるな!」は2回目も最高に面白かった。
ネタがわかっているため、初回のように、あっと驚く衝撃はないが、逆に、「2回目だからこそ」楽しめる部分もある。
僕はそれを大いに楽しみ、堪能し、まだまだ何回でも見るぞ!と思った。
そして、この日は、映画本編の他に、もうひとつ大きな収穫があった。
池袋「シネマ・ロサ」に、当日入荷したばかりの超レアアイテム…。
公式Tシャツをゲット!
することができたのだ。
これは、映画を見終わった人ならば、きっと誰でも欲しくなる商品で、案の定、この日早々に完売。現状は入手困難になっている。
あぁ、そんなことなら、予備用にもうひとつ買っておけばよかったw
僕が2回目の鑑賞をした日、何だかテレビカメラらしきものを持ったスタッフがいるなぁ…と思ったら、案の定、テレビの取材だったようだ。
何しろ、映画マニアの間で急激に広まっている話題作。テレビ局だって見過ごさない、ということなのだろう。
その数日後、「めざましテレビ」や「ZIP!」などの情報番組で大々的に紹介されることとなる。
メディアの力は凄まじい。
その後は、人気がさらにブレイクし、上映館(予定を含む)館は、全国100館を突破(!)するという状況になった。
いやはや凄い、凄すぎる。
ということで、上映館が拡大し、オンライン予約のできる映画館も増える来月以降は、少し、鑑賞しやすくなるかもしれない。
僕は、まだ何度もリピートする予定で、ならば、大スクリーンの劇場をWeb予約して、落ち着いて見るという方法もあった。
が、僕はやっぱり、池袋シネマロサでの鑑賞にこだわりたかった。
なぜか。
前述、リピート割の魅力も大きいが、それだけじゃない。
それは、この映画館が、「カメラを止めるな!」スタッフにとっては聖地であるということ。
初回鑑賞時も、そして、この2回目も、本編上映後、出演者のうち数人が登場。さまざまな裏話などを聞かせてくれた。
こういったサプライズがあるのも、「カメラを止めるな!」キャストの方々にとって、池袋シネマ・ロサが特別な場所だということの証明だろう。
その「特別」ぶりを味わうべく、一昨日の夜、僕は三たびこの場所を訪れた。