とにかく暑かった昨日の夕間暮れ。
僕は、西新宿のお笑いライブ会場「ナルゲキ」に赴いた。
ヤーレンズのトークライブ『ハッとして!Talk』を見るためだ。
このトークライブは、2時間弱、ただ「ヤーレンズがエピソードトークをするだけ」というもの。
しかし、だからこそ素晴らしい。
ヤーレンズは、ラジオ番組(ネットラジオの「GERA」を含む)を3本担当しているのだけれど、そこで自分たちのエピソードを語ることは、ほぼないからだ。
これは、『ラジオでは、エピソードトークなんかしなくても十分に面白くできる』というヤーレンズの信念であり、主張でもある。
先週末のオールナイトニッポン0でも、エピソードトークは皆無。
しかし、言いたい放題のネタは尽きることなく、2時間抱腹絶倒だった。
僕はそんなヤーレンズのスタンスを強く支持しているが、本人たちの話も聞きたくなることがある。
だからこそ、それをたっぷり話してくれる、トークライブの場は貴重なのだ。
このイベントは、以前は頻繁に行われていたようだが、昨年のM-1以降しばらく休止していた。
今年の6月。
古参優先という縛りで再開。先月は新規ファンにも枠が解放され、今月が3回目になった。
西新宿ナルゲキは、定員が150名程度のコンパクトな劇場なので、当然、チケット争奪戦は超過酷。(SNSでは落選報告ばかり流れてくる。)
僕は、幸運にも先月当選したのだが、開催前日にコロナに罹患し、無念の参加見送り…。涙を吞んだことを思い出す。
しかし。神は僕を救ってくれた。
なんと、2ヶ月連続で当選!という、ちょっとあり得ないぐらいの僥倖を得て、参加が叶った。
ということで昨日は、胸を躍らせながらライブを鑑賞させていただいた。
整理番号が悪く、席は結構後ろの方になってしまったが、コンパクトなナルゲキならば何の問題もなかった。
ライブの内容は、とにかく爆笑の連続。
今回は、出井さんのCanCam撮影秘話や結婚式話が多く、「出井さんスペシャル」とも言える内容になっていた。
出井さんが、自らの結婚式について語るスタンスは、かなり独特で尖っているのだけれど、実に面白かった。
そんな突飛な出井さんのスタンスに対し、楢原さんが常識人ツッコミを入れるという掛け合いもいい。
出井さんの暴論がエスカレートすると、楢原さんは、CanCam誌面の出井さんキメポーズを真似たり、パタリロのアクションをとったりして逆襲。
いやぁ、もう、たまらなくおもしろかった。
もちろん、他にもさまざまな興味深いエピソードが目白押し。
セカンドハウスの話。(冷蔵庫より洗濯機!?)
上沼さんや、さんまさんの話。
全国ロケの話。
そして、今年のM-1に賭ける思い。
どれもこれも、トークライブでなくては聴けない話が満載で、ヤーレンズファン冥利に尽きた。
エンディングは、恒例の写真撮影タイム。
ヤーレンズの2人は、最初普通に話し始めたのだけれど、ここでも出井さんの「CanCam」写真が話題となり…。
眼鏡をとって、誌面写真のキメポーズを再現。
いやはや、楢原さんの嬉しそうなことと言ったらない。
楢原さんも、宣材写真の表情で競演し、最高のキメ顔コンビが誕生だ。
いやぁ。本当に、笑いっぱなしの、至福の2時間弱。
あまりに笑いすぎて、拾いきれないネタもあったので、配信でもう1度見直してみようと思っている。