WMM(ワールドマラソンメジャーズ)は、現在、3大陸にまたがる6つの大会で構成されている。
東京マラソン・ロンドンマラソン・ボストンマラソン・ベルリンマラソン・シカゴマラソン・ニューヨークシティマラソン。
この6大大会を完走したランナーは、Six Star Finisherと呼ばれ、特別なメダルや完走証を得ることができる。
僕も、ランナーとして、Six Starの獲得に挑戦中。
2017年にベルリンマラソンに出場、完走したことで、残りはあと2つ(ボストン、ロンドン)になった。
しかし、ここ数年、家庭の事情とコロナ騒ぎで足踏みが続き、未だ、その2つが壁となって残っている状態だ。
2025年には、中国の成都マラソンや、南アフリカ共和国のケープタウンマラソンがWMMに加わる可能性があり、そうなると、全大会制覇の難易度は極めて高くなる。(特にケープタウンは、あまりに遠い…。)
なんとかその前に、既存の6大会を制覇しておきたいというのが、今の僕にとって、最大の夢になっている。
と…。
僕がそんな夢を抱いているさなか、ビッグニュースが飛び込んできた。
2025年からWMMに加わる(かもしれない)大会候補として、新たな都市が発表されたのだ。
その都市とは…。
シドニーだ!
僕は、思わず興奮して声を上げてしまった。
2000年のオリンピック女子マラソンで、あのQちゃん(高橋尚子選手)が、感動の金メダルを獲得した地ではないか。
シドニーマラソンの舞台は、オリンピックのマラソンコースとは異なるのだけれど、五輪レガシーイベントとして位置づけられている。
スタート後すぐに、シドニー・ハーバー・ブリッジを渡り、世界文化遺産のオペラハウスをフィニッシュ地点とする実に魅惑的なコースで、僕も、いつかは走りたいと思っていた憧れのマラソン大会だ。
WMMに加われるかどうかは、今後の審査次第。
ただ、オリンピック開催の舞台であることや、初のオセアニア地区候補ということもあり、追加の可能性は極めて高いと予想している。
シドニーマラソンは、毎年9月開催で、今年もまだ参加者募集中。
公式Webサイトは、WMMの候補地に決定した興奮で満ちあふれている。
今年の大会は、例年以上に盛り上がる筈だ。
日本語の公式サイトも用意されており、オンラインで簡単に申込可能。
参加費もそれほど高額ではない(東京レガシーハーフマラソンより安い!)し、9月の連休期間に開催だから、頑張れば弾丸参加も可能。
いやはや、俄然行きたくなってきた。
が…ここはグッと我慢。
僕の場合は、まず既存のWMMを制覇する必要があるから、なんとか2025年までにそれを達成するのが先決だからだ。
今年は、11月にNYCマラソン(2回目)参加が決定しているので、予算的にもちょっと厳しい。
まぁ、シドニーがWMMに加わることは確実だと思うから、焦って今走ることもない。
まずは6大会を何とか制覇することが先決で、シドニーを走るのは、老後の楽しみとしておこう(^^;
村上春樹先生(ランナー)による、渾身のシドニーオリンピックレポート。
もう何度も読んでいるのだけれど、この機会にまた読み直してみようと思う。