ランナーとして、僕の最大の夢は、WMM(ワールドマラソンメジャーズ)の6大会すべてを完走すること。
Six StarsのFinisherになって、特別なメダルを獲得する日まで、僕は走り続けようと思っている。
僕はこれまで、東京、ニューヨーク、シカゴ、ベルリンの4大会で完走しており、残りはボストンとロンドン。
この2つの大会は、出場資格が非常に厳しく、今の僕の実力では出走不能なのだけれど、別途ツアー枠があるので、資金さえ積めば、こんな僕でも出場することが可能。
僕は、そのために貯金をしており、本当ならば、一昨年にロンドンを走って、リーチをかけている予定だった。
ロンドンの翌年には、ボストンへ(これまたツアー枠で)出場という青写真を描いており、晴れて僕もSix Stars Finisherになっている予定だった。
しかし…。
諸般の事情で、一昨年のロンドン出走が叶わなくなり、それから躓きが始まった。
昨年以降は、コロナ禍発生に伴い、WMM大会への出場どころか、海外へ出ることさえもままならない状態に。
僕の夢が叶う日は、いったいいつになるのだろう…。
僕は年々体力の衰えを感じており、最近は、ロングランもできないようになってきているので、いざ出場できたとしても、完走できないんじゃないかと思えている。
そんな僕に、さらに追い打ちをかけるようなニュースが出ていたことを知った。
なんと、南アフリカ共和国のケープタウンが、WMMの追加候補大会になったというのだ。
2022年大会から、AbbottWMMによる3年間の評価プロセスが開始され、認められれば、2025年大会から、WMMに加わることになるらしい。
WMMの追加候補大会としては、これまで、中国の成都マラソンとシンガポールマラソンが噂されていたが、シンガポールはいつの間にか脱落。
その代わりに(?)ケープタウンが候補になったようだ。
僕は、6大会でさえもまだ制覇できていないのに、あと1つ、ひょっとすると2つも加わるとなると、これはもう厳しい。
中国の成都は、日本からの直行便があり、5時間程度で行けるため、弾丸日程で参加することもできそうだが、ケープタウンはそうはいかない。
日本からの直行便はなく、丸々1日(24時間)かけないと辿り着けない。とにかく遠いのである。
果たして、大会に合わせて長期休暇がとれるだろうか。
ケープタウンは、風光明媚なアフリカ屈指の観光地で、僕もいつか行きたい都市のひとつだったから、その地をマラソンで走るというのは、最高ではあるのだけれど…。
ケープタウンマラソンのWebサイトは、WMMへの追加候補に決まった喜びで溢れている。
もう、参加が決定したかのような喜びようだ。
Webサイトで流れているマラソンレースの動画は、実に魅力的で、それを見ていたら、僕は、ケープタウンに行きたくて、走りたくてたまらなくなってきた。
2025年までには、流石に、コロナ禍も終息となっている、筈。
それまでに、ロンドンとボストンも何とか走り、ケープタウンで、WMMを完全制覇できたりすると最高なんだけれどなぁ。