先週末。
僕は、夜明けの河川敷に繰り出した。
前日からの雨も上がり、暑さも風もそれほどではなく、ランニングには絶好の環境と言えた。
年始から苦しみ続けている臀部痛の為、6月はたった3日間(累計9.5km)しな走れなかったが、7月に入り、若干痛みが薄れてきた。
臀部の状態を鑑みながら、恐る恐る3km程度のジョグを繰り返していたけれど、この週末ぐらいは、もう少しだけ距離を伸ばしてみようと思った。
土曜日の早朝なら、たとえダメージを受けても、その後じっくり休む時間がとれるから、そこで回復させればいい。
そう考えて、僕は数ヶ月ぶりに河川敷へ繰り出すことにしたのである。
走り始めは、若干臀部に違和感を感じたが、涼しさと走りやすさに救われて、なんとか精神を安定させた。
新荒川大橋から、いつもの下流方面へ。
3.5kmあたりまで進んで…僕は、引き返すことに決めた。
臀部の痛みが強くなったわけではなく、もう少し行けそうにも思えたけれど、それがトラップになりそうな気がした。
河川敷の場合、進んだ距離と同じ距離を戻る必要があるからだ。
例えば5km先まで進むと、必然的に10kmランとなってしまう。
たかが10kmじゃないか!と言われそうだけれど、6月1ヶ月間で9.5kmしか走れなかった身体を甘く見てはいけない。
そう考えて僕は、無理をしないことに決めたのである。
結局…。
荒川河川敷往復7km強。
キロ6分37秒もかけてのリハビリジョグで終了。
Garmin Connectで、いくつかの指標も確認してみた。
キロごとのラップ。
ほんの僅かづつではあるけれど、ビルドアップ傾向で、最初の1kmは7分以上かかっていたのが、最後は6分4秒まで詰めている。
ただ、せめてキロ5分台ぐらいまでは自然に上げられないと…。
心拍数。それほど上がっていない。
スピードを上げると臀部が痛みだしてくるので、息が苦しくなるような状況にはなっていないからだ。
心拍数を上げる練習をしないと、レースへの出場なんて無理なんだよなぁ…。
スタミナの劣化がひどい。
キロ6分も切れないダラダラジョグなのに、15kmでスタミナ切れを起こしてしまうという予測になっている。
確か去年の夏は、30kmぐらいのスタミナ予測があり、だからこそ、圧迫骨折した状態でも北海道マラソンを完走(後半はベタ歩きだったけど)できたのだと思う。
今は、その時のスタミナが半減。これではとうていフルマラソンなど走れるわけがない。
リハビリジョグとしては悪くなかったが、こんな状況では、やはり、来月の北海道マラソン出場は無理だと思った。
とりあえず出走して、行けるところまで行ってみる…という考え方はとらない。
去年僕は、腰が痛いままで無理矢理完走した結果、圧迫骨折になっているからだ。
これから劇的に回復しない限り、やっぱり見送りが妥当だと考えている。
あぁ。