餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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【那覇/国際通り】きたなシュランな「青島食堂」で、もっちりジューシー水餃子

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その日、僕のお腹はかなり膨れていた。

昼食の絶品餃子&冷やし沖縄そば(withオリオンビール)が、まだ消化しきれていない状態で、夕刻の栄町市場へ。

開店早々、「べんり屋 玉玲瓏 (イウリンロン)」を訪問し…。

8年越しの夢だった、爆汁焼餃子を堪能した。

この店では、焼餃子の他、クレソンの醤油漬けしか食べていないのだけれど、ボリュームたっぷりの肉餃子は、想像以上にお腹にたまった。

もちろん、ビールも一緒に飲んでいるので、尚更。

その日僕は、もう1軒行かなければ行けない店があったのだけれど、このままではちょっと厳しい。

ひとまず、腹ごなしのランニングでもして仕切り直しするかとも思ったが、お腹がきつくて、走る気力が沸かなかったw

ということで…。

栄町から牧志方面までぶらぶら歩いて、国際通りへ。

本通りで目につくのは土産物屋ばかりで、僕はあまり興味を惹かれなかったが、ちょっと脇道に入ると、華やかな空間が広がっていた。

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屋台村だ。

どの店もかなりの賑わいをみせており、実に活気があった。

8年前に国際通りをぶらぶら歩いたときは、気がつかなかったなぁ…と思ったのだけれど、それもその筈、この屋台村は2015年にできたものだったようだ。

僕は、その雰囲気はいいなぁと思ったものの、やっぱりお腹は全然空いていなかったので、屋台気分だけを味わって、村を出た。

すると…。

目の前にこんな看板が飛び込んできた。

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青島食堂だ!

この店も、「べんり屋 玉玲瓏 (イウリンロン)」同様、8年前に行けなかった店で、だから僕は、もともとここに行く予定だった。

しかし、店の場所をすっかり忘れていたため、「もっとお腹を空かせてから、ググって店に向かおう」と思っていたのだ。

それが突然目の前に現れたから、僕は大いに驚いた。

ただ、店の外観は、8年前に見た印象とかなり違う。

8年前は、こんな外観だったからだ。

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2013_那覇-宮古修行覚書(その3〜今度は必ず行きたい餃子店) - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

この写真と比べてみると、その外観はかなり異なっている。

大きな看板はなく、小看板も、《カフェ 青島食堂》ではなく、《水餃子 青島食堂》という表記。

店の中には誰も客がおらず、開店休業的な雰囲気だったため、僕は、「支店か?」「同名の別店舗か?」と思った。

しかし…。

ここで初めてググって確認したところ、店の場所は間違っていなかった。

8年前と、かなり雰囲気は異なってしまっていたが、ここは間違いなく、僕が訪れるつもりだった「青島食堂」だったのだ。

これはあとでわかったことだが、どうやら僕は、店の開店時刻早々に訪れたため、まだ客が誰もいなかっただけ。

8年前は、かなり遅い時間に訪れて「水餃子切れ」で泣いた経験があるため、同じ轍を繰り返したくない。

ということで、僕はまだ、お腹が空いていなかったけれど、入店を決めた。

奥のテーブル席に案内されたため、とりあえずメニューを眺めてみる。

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もちろん、看板メニューである水餃子を注文することは決めていた。

この店の水餃子を食べることも、僕にとって、8年越しの夢だったからだ。

ただ…そのほかの料理は、もう、入る余地がなかった。

この店は、本格的な台湾料理が味わえるというのが売りなので、他の料理も、少しだけ気になった。

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ダイコン餅や魯肉飯は、300円とリーズナブルな価格設定だったし…。

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台南担仔麺や四川担々麺に至っては、350円!だったので、僕はかなり驚いた。

水餃子は600円なのに、どうして、こんなに安いんだ?と思ってしまうほど。

しかし、どんなに安くても食べられなければ意味がない。

ということで、僕はグッと我慢し、水餃子と…ビールを注文した。

なんで、腹一杯なのにビールは飲めるんだよ!というツッコミが入りそうだけれど、僕にとって、「餃子&ビール」は切り離せない関係なのだから、仕方ないw

ビールはほどなくして出てきたけれど、水餃子が出てくるまでは時間がかかりそうだった。

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マスターは、注文が入ってから水餃子を包み始め、それからじっくりと茹で上げるという流れになっているからだ。

僕は、マスターの女将さん(娘さんかも)から、撮影許可をいただいたので、待ち時間を利用して、店内の写真をいろいろ撮らせてもらうことにした。

この店は、かつて、《とんねるずのみなさんのおかげでした》のコーナー「きたなシュラン」(汚いけど美味しい店)で、三つ星を獲得しており、見所は十分だった。

三つ星の栄光を獲得したのは、2010年。

その認定証は、ノリさんが書いた《ニセのペレサイン》とともに、堂々と飾られている。

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放送後、店の内装を若干綺麗にしたようで、僕には、「きたなシュラン」と言われるほど、汚いとは思えなかった。

が…雑然とした雰囲気は醸し出している。

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店の壁には、大量のポスターや写真類が、ずらずらと、無造作(としか思えない!)に貼られていた。

そして、その中に、ぽつんと…。

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第2のニセペレサインを発見w

僕は、当時の番組を見ていないから、どのように紹介されたのかは知らないのだけれど、サインが2カ所もあると言うことは、ノリさんが気に入った店なのかもしれない。

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店内には、台湾の立体写真もあった。

これを見ていたら、僕は、昔台湾に行った時の思い出がよみがえってきた。

僕が台湾に行ったのは、2000年のこと。あれからもう、20年以上が経ってしまったんだなぁ。

今はまだ、海外旅行に行ける状況ではないのだけれど、世界のコロナ禍が収まったら、台湾には是非再訪したいと思った。

そんなこんなで時間を潰していると…。

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水餃子がやってきた!

それは、茹でたてであるかを誇示するように、大量の湯気を立ち上らせていた。

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ぶ厚い皮でしっかりと閉じられており、かなり食べ応えがありそうな水餃子が9個。

これだけで、十分すぎるほどのボリューム。

僕は、「あぁ、他の料理を注文しなくて良かったなぁ」と思った。

そもそも、この日の僕は、これを食べきれる自信もなかったからだ。

しかし、ここで挫折してしまったら、餃子ランナーの名がすたる。

ランナーとしてはダメダメでも、餃子の看板は下ろしたくないw

ということで、僕は胃腸に「頑張れ!」と祈りながら、意を決して食べ始めた。

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一口囓ると、肉の旨みが口内を支配した。

皮のもっちり感は見た目以上のものだったし、肉がたっぷりだから、当然お腹にズシンとくる。

僕は、食べきれないなら持ち帰らせてもらおうか…と、少し弱気な気分になった。

しかし…。

どんなにお腹がいっぱいでも、美味しい餃子であれば、食べられるものだ。

餃子は、食べ進むたびに味わい深さを増してきて、満腹感を駆逐。

専用つけダレとの相性も抜群で、僕は、気がつけば9個をあっさり完食していたw

水餃子は、油で焼いていない分あっさりしており、だから、するっと喉を通ったのかもしれない。

もちろん、ビールも(よせばいいのに)完飲。

結局、翌日の朝食を抜くほどお腹が膨れてしまったけれど、後悔はしていない。

それぐらい、この店の水餃子は美味しかった。

心残りがあるとすれば、魯肉飯や台南担仔麺など、他の台湾メニューを食べられなかったこと。

いつかまたこの店に来ることができたら、今度は、胃にしっかり余力を持たせて、水餃子以外の料理も食べてみたい。


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