餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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【沖縄そばの日】せっかく那覇に行ったのに、本格沖縄そばを食べなかった4年前の話。

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今日が「沖縄そばの日」だと知って、思い出した旅がある。

2021年12月。

僕は、今から4年前の冬に沖縄を訪れた。

折角沖縄に行ったのに、本格的な沖縄そばを食べずに帰ってきた旅だ。

あの旅は、JALの「どこかにマイル」で実現した。

たった6,000マイル*1で、ランダムに行き先が決まる、ワクワク系プラン。

抽選で決まる4択の行き先選択肢から、僕が引き当てたのは、冬の寒さとは無縁の南国・那覇だった。

当たった時は大興奮したことを思い出す。

早朝の羽田空港で、JALの飛行機に乗り込んだ時の気温は5℃。

那覇に着いたら、すでに20℃を超えていた。

空港を出た瞬間、ふわっと包み込まれるような暖かさに、思わず笑みがこぼれた。

やっぱり旅は、こうでなくちゃ…という感慨に耽ったものだ。

僕の旅ではいつでもそうなのだけれど、どこに行っても「餃子」が中心になる。

この沖縄旅でも例外ではなく、たった1日半の弾丸旅行だったのに、餃子店を巡りまくり、食べまくった。

だから、餃子についての話はくどいほど書いたのだけれど、決して餃子「のみ」を食べていたわけじゃない。

餃子の傍らで、沖縄そばも2回ほど食べているので、今日はその件についてフォーカスしてみたい。

那覇に到着した直後。

僕は、その足で餃子店を探していた。

昼間から、餃ビー(=餃子+ビール)ができる店を求めて、モノレールに揺られ、浦添まで遠征。

駅から30分も歩いて、ようやく辿り着いたのは、沖縄そばの人気店《てだこ》だった。

この店は「そば専門」と暖簾に書かれているのに、餃子が驚くほど美味いと評判高かった。

実際、三枚肉がごろっと入った餃子は最高にジューシーで、オリオンビールとの相性も完璧。

あの瞬間、「あぁ、沖縄に来てよかった」と心から思ったものだ。

沖縄そばの名店だから、メニューにも、多種多彩なそばがずらり。

三枚肉の沖縄そばやソーキそばなど、本格沖縄そばが満載だったけれど、この日の僕が選んだのはこれ。

「冷やし沖縄そば」だった。

沖縄そばと言えば、三枚肉のそばやソーキそばを食べるのが《王道》ということはわかっていた。

しかし、僕にとっての主役はあくまで餃子だったし、餃ビーでお腹が満たされていたので、そばは軽めにしておきたかった。

ということで、これを選んだのである。

冷たい沖縄そばというのはちょっと不思議な感覚だったけれど、これはこれで若者たちなどには人気の商品だったようだ。

餃ビーの後にはぴったりの爽やかさで、これが意外にもハマった。

あぁ、やっぱり沖縄そばはいいなぁ…折角だから、東京に帰る前に《王道》の本格沖縄そばも食べておこう!と思った。

しかし。

結局、その後もお約束の餃子三昧となってしまったため、僕は、沖縄そばのことをしばし忘れてしまう。

そんな沖縄そばの存在を思い出したのは、帰京時の那覇空港。

空港内にある、その名もズバリの「空港食堂」で、《もずく餃子》なるものがあることを発見。

僕はここで、沖縄最後の餃ビーをしようと思い立ち、折角だからと、沖縄そば付きの定食を注文したのだった。

もずく餃子とセットについてきたのは、小さな沖縄そば。

三枚肉もソーキもなく、見た目はとてもシンプル。

しかし、出汁の香りがしっかりしていて、食べるほどに心が落ち着いた。

餃ビーのお供として、旅の締めくくりには、むしろちょうど良かったという記憶がある。

こうして振り返ってみると、4年前の那覇で僕が食べた沖縄そばは、どちらも少し“変化球”だった。

浦添の《てだこ》では冷やしそば。

那覇空港の《空港食堂》では定食に付いてきたミニそば。

つまり、三枚肉もソーキも乗っていない「異端の沖縄そば体験」だったのだ。

それが、この写真にもよく表れていると思う。

見た目はどちらも、いわゆる“沖縄そばらしさ”とはちょっと違う。

けれど、写真を眺めていると不思議とあの旅の空気を思い出す。

だから、次に那覇を訪れる機会があれば、ぜひ本格派の三枚肉そばやソーキそばを堪能して帰りたい。

折角那覇に行くのだから、今度こそ「沖縄そば」の王道を極めよう。

と書いてはみたものの…。

那覇に着いたら、結局また餃子探しの旅になってしまいそうな気がするけどw

*1:当時の必要マイル。現在は7,000マイルに変わっている。


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