中島みゆきさんが、自身初となる劇場アニメ主題歌を担当することが発表された。
今年の9月15日に公開される『アリスとテレスのまぼろし工場』の主題歌「心音(しんおん)」だ。
この映画は、アニメスタジオMAPPA初のオリジナル劇場作品で、岡田麿里監督が、その台本を手がけたものとなる。
みゆきさんは、これまで、テレビドラマや映画の主題歌で、数多くの大ヒット曲を生み出している。
- 「空と君のあいだに」(家なき子)
- 「旅人のうた」(家なき子2)
- 「銀の龍の背に乗って」(Dr.コトー診療所)
- 「浅い眠り」(親愛なる者へ)
- 「糸 / 命の別名」(聖者の行進)
- 「麦の歌」(マッサン)
- 「慕情」(やすらぎの郷)
- 「誕生」(奇跡の山 さよなら、名犬平治)
これらは、その一部に過ぎない。
ドラマの主題歌ではないが、「地上の星」も、NHK総合テレビ『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』で使われ、ミリオンセラーになっている。
かくも、みゆきさんの歌と映像作品は縁が深いのだけれど、劇場アニメの主題歌を担当するのは、今回が初めてとなる。
その経緯については、公式に発表されている、みゆきさんのコメントを読んでいただくのがわかりやすい。
ゲームもアニメもさっぱりわからない中島に、御注文をくださるとは、なんでなの?と謎な気持ちで、届いた台本をおそるおそる読み始め、最後まで読み終わらないうちに、どっぷり、岡田麿里様のしもべとなっておりました。
岡田麿里様は、中島の絶大なる「推し」です!スタジオで初めて岡田麿里様にお目にかかった日は、ただもう中島は物陰から、じぃっとお姿を拝見するばかり。
一瞬だけ駆け寄って「この台本、好きです!」と言うのが精一杯でした。まるで中学生の片想いレベルです。
みゆきさんは、岡田麿里監督の書いた台本に惚れ込み、主題歌「心音(しんおん)」を書き下ろしたのだ。
コメントでは、『中島の絶大なる「推し」です!』という、最大限の賛辞が寄せられている。
僕は基本的にアニメが苦手なのだけれど、みゆきさんがここまで惚れ込んだ作品で、しかも、その思いをもとに主題歌を担当されたとなれば、話は別。
中島みゆきファン歴四十年の僕としては、絶対に見逃すわけにはいかない。
いやぁ、本当に楽しみだ。9月の公開が待ち遠しい。