多くの言葉はいらない。
ただ、感動の余韻に浸っていたい。
そんな思いを抱かせてくれる上映だった。
セットリストは以下の通り
「中島みゆきライヴ!Live at Sony Pictures Studios in L.A.」より
- 銀の龍の背に乗って
- 夜行
- 歌姫
- 一期一会
- with
- 命の別名
- ホームにて
- 蕎麦屋
- あした
- 最後の女神
- 化粧
- 地上の星
- MEGAMI
- Why&No
- 誕生
2004年から2020年までに収録/上演された5つのライブから、15曲をセレクト。
それぞれのライブは、全てディスク化されており、もちろん僕はその全てを持っているし、2016年の「一会」は、生でも鑑賞している。
あぁ、この時は、前から3列目の中央(!)という、超極上席で見ることができたので、本当に感動したんだよなぁ…。
僕は、この「一会」を含めた全てのライブ映像を、これまで何度も(Blu-rayディスクで)鑑賞している。
だから、そんなに新鮮味はない筈なのだけれど、やっぱり、劇場の大スクリーン、大音響で見ると、迫力が違う。
すぐそばで、みゆきさんの息遣いが感じられるように思えるほど、圧巻の90分間だ。
「ホームにて」と「蕎麦屋」は、これまで、CD版にしか収録されておらず、ライブ映像が公開されていなかったため、ボーナスをもらった気分にもなった。
鑑賞後…。
劇場内に飾られていたこの大看板を見ていたら、あらためて、大きな感慨がこみ上げてきた。
私たちが生きるこの時代には、
中島みゆきの、歌がある――
コロナ禍以降、なんだか世知辛い世の中になってしまったので、僕は、心からそう思う。
みゆきさんと同じ時代を生きることができて、本当に良かった。