ロンドンマラソンの事務局から、メールが届いた。
そのタイトルは、「Your 2025 TCS London Marathon Ballot result」というものだった。
そう。
《ロンドンマラソン2025》の抽選結果を知らせるメールだ。
抽選エントリーにおけるロンドンマラソン出場の外国人枠は、たった500人程度しかなく、抽選倍率は数百倍になるのではないかとも言われている。
これに比べれば、東京マラソンの倍率(10倍程度)なんて、かわいいものに思えてくるほど。
だから当然、期待はできなかったのだけれど、今回は少しだけ夢を見た。
最近僕は、骨折発症やらコロナ罹患やらで、あまりにも不運(というか何と言うか…)が続いているため、そろそろ幸運の反動が来てもいいんじゃないかと思ったのだ。
しかし、僕のそんな事情は、もちろん全く関係なかったw
NOT THIS TIME…
優しく意訳すれば「今回はダメだったけど、次回に期待してね」という意味なのだろう。
しかし、気分的には「今回もダメ。(ほんとは永遠にダメ)」という門前払い感を覚える。
僕は、ここ数年、毎回この文字を見せられているからだ。
今回は、結果を知らせる画像のデザインが大きく変わったことや、NOT THIS TIMEの表現が全部大文字に変わったことなど、変化もある。
しかし、それは些細なこと。いずれにしてもハズレはハズレだ。
事務局からは、他の方法で出走する手もあるという告知が出ている。
チャリティ枠。
数十万を払って、英国の団体を支援する方法だ。
ただこれも、昨今の円安でさらに高騰しているし、英語力も必要。
語学力のない僕にはあまりにハードルが高い。
ツアーオペレーター枠。
旅行会社が持つ権利を使って、ツアー代とコミコミで出走する方法だ。
僕のラン仲間などは、皆、ロンドンマラソンに、この枠で出走している。
ただ、この参加費が半端じゃない。
数年前までは60万円超払えば参加できた(これでも十分高いけど…)が、それはまだ日本の「円」が強かった時代の話。
超円安に振れている為替相場の影響で、今では、今では、出走費を含め、なんと、
100万円近い参加費!
がかかるようだ。
しかも、4泊6日のスケジュール(レース後はたった1日)だから、ゆったりロンドン観光などができる時間はない。
そんなツアーに100万なんて払えるものか。
ということで…。
「NOT THIS TIME」の壁が崩れるまで、挑み続けよう。
僕のランナー寿命が尽きるまで。
まぁ、今は全く走れてないし、もう半ば尽きかかっているんだけれどw