今日、7月31日は、火星の大接近日だ。
2003年8月27日以来の大接近ということで、天文系のクラスタでは大きな話題になっている。
僕は、天文学に詳しいわけではないが、夜明け前の星空は、ランの大事な相棒なので、特別な日として、ずっと意識していた。
もちろん、火星は、今日だけ急に地球へ大接近してくるわけじゃなく、毎日少しづつ近づいてきており、明日からは少しづつ遠ざかっていく。
だから、火星の見頃は、まだしばらく続くし、天文の専門家でもなければ、今日と明日の違いなどわからないに決まっている。
しかし、やっぱり「一番近づく」日に見たくなるのが心情。
ということで…。
今日、僕は、夜明け前の午前3時半に、祈りながら家を出た。
昨日は、厚い雲に阻まれて、火星が全く見えなかったからだ。
果たして今日は…。
やっぱりとっても雲が多い。
月は、雲の切れ間から天空に輝いていたが、果たして火星は…と眺めてみると…見えた!
写真の右下。
ビルの影に沈みかける寸前ではあったが、赤く明るい光が見える。間違いなく火星だ。
愛用コンデジ、PowerShot SX720 HSのズームを精一杯駆使して寄ってみる。
これが限界。
その赤さゆえに、火星ということはわかるけれど、それだけ。
われながら酷い写真だとは思うが、それでも、何十枚か撮った内のベスト写真なのだw
あぁ、15年ぶりの大接近だったのだから、沈みかける寸前に慌てて撮るのではなく、もっと早起きすべきだったなぁ…。
「7月31日の大接近」ということであれば、もちろん、今晩撮影するという手もある。
月とのコラボレーションを楽しむならば、むしろ、今晩の方がチャンス。運がよければ土星も見える。
しかし、僕は今晩、夜半までじっくりと仕事が詰まっていて、帰宅したらグロッキー(死語か?)になっていることは確実。
だから、僕には夜明けの時間しかチャンスがなかったのだ。
ということで、たいした写真はとれなかったけれど、一応、大接近記念日に火星の姿を納められたことでよしとしたい。
火星は、あまり美しく撮れなかったけれど…。
月はとっても綺麗に見えた。
PowerShot SX720 HSは、火星を撮るには、はっきり言って力不足。
しかし、こういった、美しい月の情景が撮れるだけでも、買って良かったと思っている。
火星や月を撮りながら、ダラダラと走っているうちに、夜が明けてきた。
厚い雲を真っ赤に染める、猛烈な朝焼け。
この写真を撮ったのは、まだ4時台だというのに、もう、25℃超。いやはや、蒸し暑くてたまらなかった。
たった5km程度を、写真を撮りながら、たらたらと走っただけなのに、汗だく。
今日の東京は、最高気温が35℃を超える猛暑日の予報。書いているだけで目眩がする。
夏だなぁ…。
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