いよいよ、「GPD Pocket 2」のクラウドファンディングが始まった。
日本時間で、一昨日。7月30日から開始されている。
世界最大のクラウドファンディングサービス会社であるIndiegogoは、しばらく前から、この商品の存在をメールニュースで伝えてくれていた。
僕は、初代を使いこなせてもいないので、スルーの予定ではあったのだけれど、いざ、始まったとなれば、やっぱりちょっと気になる。
ということで、遅ればせながら、クラウドファンディングサイトを確認しに行ってみた。
出資金額は、今朝の時点で$883,265となっており、目標($100,000)の883%!に到達。
いやはや、凄い人気だ。
この写真を見ると、デザイン的には、初代とあまり変わらないんじゃないかと思うのだけれど、個人的には、極めて大きな違いがある。
キーボードだ。
初代GPD Pocketには、キーボード下部に、ポインティングデバイスが装備されている。
本来は、青いものが付属されているのだけれど、ThinkPadのトラックポイントが流用可能であったため、僕は、それに付け替えた。
ThinkPadをこよなく愛している僕は、それだけで、気分が高まったことを思い出す。
それに対して、このGPD Pocket2は…。
ポインティングデバイスがない!
これを知った時、僕は、その時点で「見送りだ」と思った。
初代に比べ、CPUスペックが大きく向上したり、microSDカードを装備できるようになったり、各種パワーアップがあるものの、それよりも、この「マイナス面」の方が大きすぎると感じたからだ。
ただ、このキーボードの内容をよくよく確認してみると、あながち、マイナスではないような気がしてきた。
ポインティングデバイスが「ない」というのは、僕の誤解で、実際は…。
画面右上。この部分に光学式のものが備えられているようだ。
こんな場所にあっても使いにくいんじゃないかと思われるかもしれないが、実際はそうでもない。
僕の経験則で書くと、このGPD Pocketは、机上で使うというよりも…。
このように、両手抱え打ちで打つ方が快適だと思うからだ。
そう考えた時、右上のポインティングデバイスはそれほどマイナスではなく、むしろ使いやすいんじゃないか?とも思えてくる。
GPD Pocket2は、ポインティングデバイスを廃したことで、変則サイズのキーが減り、キーボード全体のレイアウトがすっきりしたのも、大きな特徴。
そして、個人的に最大のポイントになったのは…。
Backspaceキーのサイズがまともになった!
こと。
初代では、本来、最も重要なキーであるべきBackspaceキーが小さすぎるため、僕は本当にストレスを感じていたのだ。
初代のBackspaceキー。
DELキーの上にあるが、いやはやこれが本当に使いにくくて辟易*1。
それに対して、このGPD Pocket2では…。
大きく改善されている。いやぁ、これならば断然使いやすくなる筈、だ。
僕は、何よりもキーボードにこだわるたちだから、心がぐらぐら揺れてきた。
ということで、今日の未明からクラウドファンディングサイトを眺め、迷っている。
上位の8GBモデルは、初回ロット分(?)1,800に対して、今朝の時点で、すでに1,460の出資が集まっている。
クラウドファンディング開始2日目の早朝で、既にこの状態だから、早々に満口になることは確実。
もちろん、その後もクラウドファンディングは続く筈だが、値上がりしたり、発送が遅くなったりする可能性が高いので、出資(購入)するつもりならば、早期の決断が吉だ。
悩んでいる時間はないのだけれど…うーん、悩ましい。
【追記】
早朝から、しばしクラウドファンディングを眺めていたら、Indiegogoから、こんなメールが届いた。
僕の、サイトへのアクセス状況*2を踏まえて、送付する仕組みになっているのだと思うけれど、タイミングの良さに驚いた。
こんなメールが来たら、ますます悩むじゃないか。
商売、巧いなぁ…。