この1年間、僕はロングラン練習が全くできなかった。
2週間前に、なんとか20km走にチャレンジしたけれど、後半はバテバテでウォーキング混じりになってしまった。
練習の内容が、そのままレースに直結するのが、マラソンというスポーツ。
案の定、北海道マラソンでも、僕のスタミナは20km地点で売り切れになった。
ただ、そこまではなんとか走り続けることができていたので、その《貯金》を生かしながら、なんとか先に進もうと思った。
ウォーキング混じりでも、とにかく進んでいこうと決めたのだ。
しかし、キロ7分も8分もかかっていると、なかなか先には進まない。
去年の滝雨に比べれば断然マシな天候だったものの、その分、暑さが身体に応えてくる。
25km…30km…35km。
いやはや本当に、果てしなく遠くて辛い道程だった。
30kmを超えてからは、ほぼベタ歩きになってしまったので、尚更。
だから、北大を抜け、「あと1km」の掲示を見た時は、思わず泣きそうになった。
この1年、骨折やら腰痛やらでまともに走れなかった日々が、脳裏に蘇ってきたからだ。
でも、僕は帰ってきた。還ってこられた。それが本当に嬉しくてたまらなかった。
フィニッシュ!
1年ぶりのフルマラソン、完走だ!
5時間20分以上もかかってしまったが、完走の事実は変わらない。
1ヶ月前、いや、1週間前でも尚、出走を迷っていたほどの状態だったけれど、出て良かった。
フィニッシュ後は、這々の体で青空宴会会場へ。
青空宴会は、やっぱり最高で、書きたいことは山ほどあるのだけれど、今はまだその余韻に浸っていて、うまく言葉が紡げない。
稿を改めよう。