昨日。7月12日。
キャセイパシフィック航空による、《日本-香港 往復航空券》プレゼントキャンペーンの抽選結果が発表された。
これは、全世界から香港への往復航空券が無料でプレゼントされる「ワールド・オブ・ウィナーズ」の一環。
日本以外の各国(東南アジア、中国など)では、3月から配布が始まっていたものだ。
6月26日に、日本と香港を結ぶ中国系の航空会社が、一斉にキャンペーンを開始。
LCC各社などは先着で受付を行っていたが、キャセイだけは抽選方式をとっており、その当選者発表が昨日だったのである。
応募者には、当落通知のメールが発送され、昨晩、僕のところにも届いた。
あえなく落選…。
ただ僕は、これでショックを受けることはなかった。
キャンペーンの当選者は、メールに先駆けて、キャセイパシフィック航空のWebサイトで発表されていたからである。
僕は、昨日の日中にそれを確認済。
当選者リストの中に、自分の情報がないことよりも、その発表方式に驚いた。
なんと、12,000人の当選者情報が、ズラリと公開されていたのだ。
ここではモザイクをかけているが、実際のリストでは、「姓」の部分とメールアドレスの最初の2文字が公開されている。
*による伏せ字部分はあるものの、特殊な姓を持った人や、単純なメールアドレスの人は、特定されてしまうのではなかろうか。
個人情報が悪用されてしまうのではないかと、心配になる。
また、ドメイン名は全て公開されているので、例えば、会社アドレスなどを使って応募した人は、ヤバいと思っているかも知れない。
ただ、この情報が公開されることは、応募時の規約にしっかり書かれていた。
当選発表では、当選者の名の最初の 1 文字、姓全て、メールアドレスのローカル部の最初の 2 文字と最後の 1 文字、@以降のドメイン名全て(例:T**** Sato,
sa****a@domain.com) が表示されます。
僕は、応募時この情報に全く気がついていなかったから驚いたのだけれど、皆、ちゃんとこれを読んで応募しているのかなぁ…。
「ここまで公開されるのであれば、応募しなかった」という人もいるんじゃないかと思った。
リストの当選者情報をつらつらと眺めていていると、その背景が浮かんできて、ちょっと興味深い。
僕が特に強く印象に残ったことは2つ。
まずは何より…。
圧倒的なGmail率!
感覚的には、7~8割ぐらいの当選者ドメインがgmailという印象だ。
一昔前までは、さまざまなフリーメールが乱立していたように思うのだけれど、今やもう、gmailのひとり勝ち。
もしもgmailがサービスを突然終了したら(そんなことはまずあり得ないけど)凄まじい数のメール難民が誕生しそうな気がする。
このリスト上で、gmailに大きく離れて続く2番手は、yahoo系ドメイン。
「yahoo.co.jp」と同じくらい「yahoo.com.hk」がある。
hkは香港なので、これは香港人のアドレスだろう。
日本在住の香港人応募率、当選率が高かった。…ということになるのか?
もうひとつの感想としては…。
中国系(?)の当選者が多い!
ということ。
姓の綴りを見ると、明らかに中国姓と思われるものが目立つ。
「Sato」さんよりも、「chan」さんの方が圧倒的に多いのだ。
これもまぁ、日本在住の中国(香港/台湾含む)の方の応募者が多かったのかもしれないが、当選確率も高かったのではないかと思う。
ただ、これは不満や文句ではない。
単に僕がそう思ったということだけなので、念のため。