Appleの日本法人が誕生してから、今年で40周年。
同社WebサイトのNewsroomコンテンツでは、記念ロゴを公開し、その歴史について詳しく綴っている。
日本のスマホ市場において、2人に1人がiPhoneを所有している今、Appleの名前を知らない人はいないだろう。
ただ、そんなiPhoneが日本に上陸したのは2008年。今からまだ15年前に過ぎないのだ。
だから僕は、ちょっと驚いた。
40周年と言えば…。
奇しくも任天堂のファミコンと同じ。
ファミコンは、もちろん日本生まれなので、「上陸」ではないのだけれど、誕生してから40年という意味では同期だ。
マリオブラザーズやドンキーコングが生まれた時代(あぁ、懐かしいなぁ)に、Appleは、もう、日本上陸を果たしていたのか。
なんだかちょっと感慨深い。
また、今年は、東京ディズニーランドが誕生して40周年でもある。
僕は子供の頃、「日本にディズニーランドができた!」ということに大きな衝撃を受けたことを思い出す。
それと同じ時期に、Appleはひっそりと日本に上陸していたのだが、もちろん、僕は知る由もない。
そんな会社が、まさか40年後の日本を席巻するような巨大企業になるなんてことは、夢にも思っていなかったのだ。
しかし、それは単に僕が無知だっただけ。
Apple最初のマッキントッシュ(PC)となる、Macintosh 128Kが発売されたのは、1984年。
その前年には日本法人が誕生していたのだから、まさに用意周到、先見の明、と言うしかない。
以降、苦難の時代はあったものの、1998年にiMacが登場してブレイク。
2000年代に入ると、iPhoneの前身とも言えるiPodシリーズも大人気を博した。
2003年には、アメリカ国外で初の直営店となる「Apple銀座」もオープン。
iPhoneも、発表の翌年には、日本への上陸を果たしている。
Appleにとって、日本は常に重要な市場だったのだ。
日本における強大なiPhoneシェアは、一朝一夕に生まれたものではない。
上陸40周年の下地があるからこそ。
僕は、そう確信している。