昨日。10月18日。
この時期としては異常な猛暑の中、箱根駅伝の予選会が実施された。
残念ながら僕は、リアルタイムで観戦することはできなかったのだけれど、その結果については大いに気になっていた。
僕の母校、中央大学が出場していたからだ。
中央大学は、前回の100回大会までの記録で、最多出場(97回)、最多優勝(14回)、最多連続優勝(6回連続/第35-40回大会)を誇る名門。
ただ、1996年の第72回大会を最後に優勝からは遠ざかっている。
2000年代に入っても堅実にシードを確保していたのだけれど、2013年に悪夢が起きた。
往路の時点から記録が伸び悩み、5区の山登りで、なんとリタイア…。
この日はとても寒い日で、低体温症に陥ったとのことだけれど、無念で仕方がなかった。
翌2014年、2015年は予選会からの出場となったが、総合15位、19位と低迷。
2016年は、なんと、予選落ちになってしまった。
僕は、大いに落ち込んだことを思い出す。
その後も、予選は通過するものの2桁順位(シード落ち)に低迷していたが、2022年大会で総合6位に躍進。
翌2023年大会では、総合2位。
3位の青山学院大学を5分以上も引き離し、優勝した駒澤大学まで2分以内に迫った、堂々の準優勝だった。
ここに来て、ようやく藤原正和監督の指導成果が実った印象で、今年の箱根駅伝では、優勝候補にまで上り詰めていく。
僕は大いに胸をときめかせ、生観戦もしたのだけれど、なんと…。
13位。悪夢の予選落ちだ。
レース後の情報によれば、箱根駅伝直前の合宿で、なんと、エースの吉居大和選手を含む16人中14人が、インフルエンザに集団感染してしまっていたとのこと。
これでは勝負になる筈がない。
藤原監督は、マネジメント側のミスとして自分を責めた。
進退問題にまで言及している記事もあったが、何とかとどまってくれて一安心。
中大の逆襲、リベンジは、藤原監督なしでは成り立たないと思っているからだ。
…ということで、今回の予選会。
チームの上位10人の合計タイムで競われるもので、参加選手の持ちタイムが速く、選手層の厚い中大は、優勝候補といわれていた。
合計タイムの発表では、5位まで学校名がコールされることはなく、ちょっと不安を覚えたものの…。
6位でクリア。
選手たちは、喜びというより憮然とした表情を見せていたが、予選はあくまで予選。通過さえすれば、順位なんてどうでもいいのだ。
2週後に全日本大学駅伝を控えているので、この時期の予選出場は大きな負担となるのだけれど、今回は、吉井駿恭選手、溜池一太選手のダブルエースを温存して、予選をクリアできたのは収穫。
なんとか来年の箱根駅伝では、今年のリベンジを果たして欲しいと願うばかりだ。