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ボストンマラソン2018、落選通知の納得と驚愕

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ベルリンからの帰国直後…ボストンから通知が届いた。

f:id:ICHIZO:20170930061229j:plain

  Thank you for submitting your application for entry into the 2018 Boston Marathon. Regrettably, we are unable to accept your application due to field size limitations and the large number of applications we have received from runners who met the qualifying standards.

ボストンマラソン2018の落選通知だ。

僕は、一応申請権利があったので、とりあえず申請はしてみたものの、99.9%無理だと思っていたので、落胆はなかった。

ボストンマラソンは、その出場資格が、とても厳しい。

なんと言っても、直近1年間の対象レース*1で、年齢別に設定されたBQ(ボストンクオリファイ)をクリアしておく必要がある。

この基準は、年度ごとに変わる可能性があるが、2018年度の場合は、以下のように設定されていた。

※年齢ー男性タイム女性タイム
18-34 3hrs 05min 00sec 3hrs 35min 00sec
35-39 3hrs 10min 00sec 3hrs 40min 00sec
40-44 3hrs 15min 00sec 3hrs 45min 00sec
45-49 3hrs 25min 00sec 3hrs 55min 00sec
50-54 3hrs 30min 00sec 4hrs 00min 00sec
55-59 3hrs 40min 00sec 4hrs 10min 00sec
60-64 3hrs 55min 00sec 4hrs 25min 00sec
65-69 4hrs 10min 00sec 4hrs 40min 00sec
70-74 4hrs 25min 00sec 4hrs 55min 00sec
75-79 4hrs 40min 00sec 5hrs 10min 00sec
80 and over 4hrs 55min 00sec 5hrs 25min 00sec

さらに、この基準をクリアしていても安心はできない。

資格タイムより速ければ速いほど先にエントリーできる「ローリング・アドミッション方式」というものを採用しているからだ。

今年の場合は…。

9/11: BQより20分以上速いランナーのエントリー開始
9/13: BQより10分以上速いランナーのエントリー開始
9/15: BQより5分以上速いランナーのエントリー開始
9/16: いったん締切

となり、この時点で申し込みが再開されなければ、BQをクリアしていても、出走できない(僕も申請できない)ところだった。

9/18に申請が再開。

ということは、5分以上BQをクリアしていた人の出走は確定したということになる。

これ以降は、先着順ではなく、どれだけ「BQより早いタイムを持っているか」が基準。

この足切りタイムは年々変動しており…。

2014年:1分38秒
2015年:1分2秒
2016年:2分28秒
2017年:2分9秒

という状況になっていた。この傾向から考えると、少なくとも、3分はクリアしていなければ安心はできない。

だから、直近1年間のタイムで、BQより二十数秒しか早いタイムを持っていない僕の出る幕はなかった。

しかし、申請できる権利がある以上、何かの間違い(?)があるかもしれないと、とりあえず、申し込んでみたのである。

だから、自分の落選通知を受けとっても、僕は驚かなかった。

驚いたのは、その足切りタイムだ。

To gain entry into the 2018 Boston Marathon, runners must have run 3 minutes, 23 seconds under their respective age group qualifying standard.

 3分23秒!

なんと、ただでさえ厳しいBQを、さらに3分23秒も上回っていなければ、出走できないとは…。

僕は、ここ1年で走力の低下が激しいし、さらに、足を痛めてしまったので、もはや、再びBQをクリアすることさえ絶望的な状況。

その上、こんなに厳しい門になっては、「正規な形で」ボストンに出走することは、もう無理だ。

日本の旅行会社が持っているツアー枠であれば、この基準に関わらず出走は可能。

だから、僕の場合、それで参加するしかないと思うのだけれど、60万円超のコストがかかるし、ことボストンに関しては、やっぱり、権利をクリアして出走したかったなぁ…。

 


 

*1:日本のレースでいれば、「日本陸連公認大会」のみ。「公認コース」というだけでは不可。


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