来週の7月8日から、航空機内でのモバイルバッテリー使用に関する取り扱いが変更になる。
国内外において、機内でのモバイルバッテリーの発煙・発火等の事例が発生していることを受け、収納棚に入れず、常に状態が確認できる場所に置いておく運用になったのである。
もともとモバイルバッテリーは、荷物預かりができず、手荷物として機内に持ち込む必要があったのだけれど、それがさらに強化される形だ。
これは日本の航空会社における対応だが、すでに規制強化が進んでいる国もある。
韓国では、今年1月、荷物棚に入れたモバイルバッテリーが原因で、LCC「エアプサン」の旅客機火災が発生。
それをきっかけに、3月から荷物棚へのモバイルバッテリー保管が禁止されている。
それだけではない。
機内での取り扱いも厳しく、例えばイースター航空では、1個ずつ分離して透明ジップロックに入れる・バッテリー端子とUSBポートに絶縁テープを貼るという対応が求められている。
透明ジップロックや絶縁テープなどの準備をせずに機内へ持ち込むと、最悪の場合、バッテリーの没収などにも繋がる可能性があるので、十分注意したい。
中国では、今年すでにモバイルバッテリーの航空機内での火災が15件も発生していることを受け、先月26日から新たな規制が行われている。
なんとそれは、「3C認証」(中国強制製品認証)の表示がないモバイルバッテリーの、国内線機内持ち込み禁止、という強い通達だ。
現在、日本で販売されているモバイルバッテリーの殆どは、この3C認証を獲得していない。
Ankerやエレコムなどの人気メーカー品であっても、日本向け製品は3C認証を取得していないものが大多数。
そのため、日本からモバイルバッテリーを持ち込んで、中国の国内線を利用すると、没収されてしまう可能性が高いから、注意が必要だ。
現状、国際線に関してはこのマークのないモバイルバッテリーも持ち込めるが、今後さらに事故が続くようであれば、国際線への規制拡大も十分にあり得る。
中国旅行をする際は、モバイルバッテリーの取り扱いについて、最新の情報を常にチェックしておく必要があるだろう。
いや。
中国旅行だけに限らない。
航空機での旅行をする際は、モバイルバッテリーに関しての情報収集を怠ることのないように心がけておきたいところだ。
ただ…。
いくら規制を強化しても、モバイルバッテリーが機内に持ち込める以上、今後また新たなトラブルが発生する可能性はある。
その場合、最悪の事態としては、機内へのモバイルバッテリー持ち込み禁止という航空会社や国が出てきても、決して不思議じゃない。
旅のお供として、モバイルバッテリーはもはや必需品となっているので、それが機内に持ち込めないとなると一大事だ。
そうならないことを祈るばかりだけれど…。



