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二転三転!「女神は二度微笑む」に痺れ、驚愕しまくった123分の愉悦

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休日出勤の疲れが吹き飛んだ。
megami 1
あぁ、見に行ってよかったなぁ、と思えた至福の123分。あっという間の2時間。こんなに面白い映画を見たのは久しぶりだ。
インド映画といえば、歌と踊りがメインだと思われる人が多いかもしれないが、最近は、違う。
僕は、昨年「マダム・イン・ニューヨーク」や「巡りあわせのお弁当」を見て、そして感動していたので、新しいインド映画の潮流はわかっていたつもりだった。しかし、それでも驚いた。
何を書いてもネタバレになりそうなので、非常に紹介が難しい映画なのだけれど、公式サイトで案内されているストーリー、そして予告編までならば問題ないだろう。

2年前、毒ガスによる地下鉄無差別テロ事件で多くの犠牲者が出たコルカタの国際空港に、美しき妊婦ヴィディヤが降り立った。はるばるロンドンからやってきた彼女の目的は、一ヵ月前に行方不明になった夫のアルナブを捜すこと。しかし宿泊先にも勤務先にもアルナブがいたことを証明する記録は一切なく、ヴィディヤは途方に暮れてしまう。
やがてアルナブに瓜ふたつの風貌を持つミラン・ダムジという危険人物の存在が浮上。それを知った国家情報局のエージェントが捜索に介入し、ヴィディヤへの協力者が何者かに殺害される緊迫の事態に発展していく。
映画「女神は二度微笑む」公式サイト|ストーリー:


サスペンス好きにはたまらない、謎が謎を呼ぶストーリー。
インド映画屈指の人気女優、ヴィディヤー・バーランは、妊婦のヒロインという難しい役を見事にこなしきっている。ヒロインの相棒を務める刑事役のパラムブラト・チャテルジーが、味のある演技で、これまた素晴らしい。
そして、随所に折り込まれる脇役たちも見逃せない。子供たちの笑顔の可愛さといったら!
僕は、ヒロインの思いに共感し、その厳しい展開にハラハラドキドキしながらも、子供たちの笑顔に何度も癒された。
ストーリーは、ただひたすら、ヒロインが謎の解決を求めて動いていくのだけれど、冗長さが全くなく、舞台となるインド・コルカタの情景も素晴らしいため、全く飽きない。
そして。
後半、ハラハラドキドキは、衝撃の連続に変わる。えっ、えっ、えーーーっ。の連続。二転三転。いや、四転。
前半に、緻密な伏線が張り巡らされており、それが一気に解けていくときの快感といったらない。いやぁ、ホントに驚いた。
冒頭から、ラストシーンまで、考えに考え抜かれた、まさに究極のサスペンスムービーだ。
現状、東京では渋谷のユーロスペースでしか公開しておらず、全国的にも、まだ、名古屋と大阪でしか見ることができないのだけれど、いったい何故なんだと思える程の素晴らしさ。
既にハリウッドでリメイクも決まっているようで、それも納得の内容なのに、なぜこんなに上映館が少ないのだ。不思議でならない。
もしもサスペンス系の映画がお好きであれば、電車代がかかっても見に行く価値は十分あると思う。1食抜いてでも見て欲しい。
超、超、超オススメ。
KAHAANI1
KAHAANI2


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