ベルリンからの帰国時、僕はとにかく足がつらかった。
坐骨神経痛を患っている上に、フルマラソンを走ったため、エコノミークラスでの長時間フライトは地獄に感じた。
しかも僕は、飛行機で眠れないたちなので、尚更。
だから、その辛さを少しでも忘れられるよう、楽しい映画の世界に逃げこもう。そう思った。
ということで、機内上映プログラムの中から僕が選んだ映画は、これだった。
「シンクロナイズドモンスター」。
行きの機内で見た「The Circle」同様、日本未公開作品ということで、お得な感じがしたし、「The Circle」がとても面白かったので、この映画にも期待していた。
アン・ハサウェイは好きな女優で、しかも、怪獣が出てくるSF映画、異色コメディ、となれば、僕の好みにきっと合う筈。
そう思いながら、大いに期待して鑑賞。その感想を、ひとことで言えば…。
あぁ、ロードショーで見なくて良かったw
お金を払って見に行っていたら、きっと後悔していたと思うからだ。
いや、決して面白くなかったわけじゃない。ただ、僕の期待していた「コメディ」とは、この映画は根本的に異なっている気がした。
後半は、そもそもコメディなのだろうか、これは…?と思いながら鑑賞。
主人公のヒロインと、怪獣の動きがシンクロしているという設定なので、とても破天荒だし、笑わせようとしているのだとは思う。
しかも、「飲んだくれのダメヒロイン」という設定だから、きっと、それがツボにはまる人には笑えるのだろう。
しかし、僕はダメだった。
ヒロインを含め、登場人物たちの行動が、どうにもこうにも意味不明。ストーリーへの感情移入ができなくて、実に苦労した。
しかも…。
ヒロインとシンクロして暴れまくる怪獣の拠点が、韓国のソウルという点にも、違和感を感じた。
機内誌で読んだときは、「地球の反対側」としか書かれていなかったので、いったいどこだろうと思っていたのだけれど、それがソウルとは思っていなかったからだ。
全編を通して(意図的なのかもしれないが)三流映画感も満載なので、もしも主演がアン・ハサウェイじゃなかったら、日本で公開されなかったんじゃないか…?という思いまで抱いたほど。
ということで、モヤモヤ気分ばかりが残って、どうにもこうにもすっきりしなかった。
一応最後まで見ることはできたから、悪い映画ではないと思うのだけれど、後半は脚の痺れと闘いながら見た。
その痛みを忘れさせてくれるような、楽しい映画が見たかったんだけれどなぁ…。
公式webサイトと予告編を見る限りは、とても面白そうな映画w
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