ブエナビスタに人気が集中している。
宿敵レッドディザイアが不在、ゆったりとした京都外回り、さらに揉まれない外枠まで引いた。秋華賞と比較すると条件は好転しまくりなので、人気になるのもわからなくはない。今回が、秋華賞同様、3歳牝馬の限定レースで、外国馬も未出走というレースであれば、僕も自信を持って本命にしただろう。
しかし、今回は違う。歴戦の古馬も居る。フランスから強い3歳馬もやってきた。無敵を感じさせた春ならまだしも、ツキを失ってきているように見える今、これらの馬相手に圧倒的人気を背負ってまで、信頼できる馬だとは、僕には思えない。前回の轍を踏まないよう、安全策をとって大外を回していると、間に合わない可能性も十分あると思う。ブエナビスタの強さは認めても、あえて対抗。
本命はカワカミプリンセス。
もう終わったという声もあるが、本当にそうだろうか。前走の府中牝馬Sでは6着に惨敗。しかし、大外枠から先行して、直線半ばでは、ほんの一瞬見せ場まで作った。結局力尽きてしまったけれど、あの日の東京は、外差し向きのスタミナ馬場だった。叩き2戦目で、京都の馬場ならば逆襲の余地がある。
エリザベス女王杯は、云わずと知れたリピーターレース。かつてこのレースを制したメジロドーベルやアドマイヤグルーヴは、ともに引退の年にも出走。その前走で大敗していたけれど、本番ではきっちりと巻き返している。名牝カワカミプリンセスも今年で引退。3年前に失った名誉を取り戻すには、今回しかない。
幸い、それほど人気もかぶっておらず、午前11時現在で14.8倍の5番人気。昨年は1番人気で敗れたけれど、ノリはむしろ、こういった人気の時の方が怖いことは歴然の事実。今年は、ノリにとって「数年間G1勝てなかったストレス」を一気に吐き出す年であるのなら、この馬でもう1丁があっても驚けない。
カワカミプリンセスの単。
相手はもちろんブエナビスタだけれど、昨年の覇者リトルアマポーラもやっぱり強敵。以下、鞍上込みで怖い外国馬シャラナヤ、武豊なのに人気がなさすぎるミクロコスモス、距離微妙も勢いがあるブロードストリート、穴目でニシノブルームーン、ブラボーデイジーあたりも拾っておく。
馬券は◎○2頭軸3連単マルチで▲△馬へ。3連単なら、ブエナが絡んでもほぼ万馬券以上なので、馬券はもう少し手広く買うかもしれない*1。
◎カワカミプリンセス
○ブエナビスタ
▲リトルアマポーラ
△シャラナヤ、ミクロコスモス、ブロードストリート、ニシノブルームーン、ブラボーデイジー
*1:「これだけ買っておいて、さらに手広く買うのかよ！」という突っ込みは不可w
