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《回顧》エリザベス女王杯

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あれよあれよの大逃走劇!
好漢・田中博康、クィーンスプマンテを駆って、エリザベス女王杯制覇!!!

馬名 性齢 騎手 タイム 着差 人気
クィーンスプマンテ 牝6 田中博康 2.13.6 11
テイエムプリキュア 牝6 熊沢重文 2.13.8 1 1/2 12
ブエナビスタ
牝3 安藤勝己 2.13.9 クビ 1
◎カワカミプリンセス 5番人気9着…orz
いやはや驚いた。
「これも競馬だ」と云ってしまえばそれまでのことなのだろうけれど、あまりに衝撃の展開だった。
レースは、スタートからクィーンスプマンテが強引に先頭を奪って、それにテイエムプリキュアが続く展開。3ハロン目からは12秒台が続く流れだったから、正直、ペースは遅かった。しかし、人気薄2頭で競り合って逃げているように見えたためか、後続陣が舐めすぎ。3角あたりから、2頭が11秒台にペースを上げたこともあり、直線では一気に引き離され、もはや手遅れの展開。
テレビでは、解説の武邦彦氏が絶句。言葉を選んで「後ろが遠慮しすぎました」とか何とか言ってたけれど、本当は、怒りたかったところなのではなかろうか。*1
ベテランジョッキー勢が揃いも揃って、金縛り。異常事態にいち早く気がついて、向こう正面から動いたノリ(カワカミプリンセス)以外の騎手は、皆、何やってんだと云いたいぐらい。
それは、以下のレース後コメントからも明らかだろう。

3着 ブエナビスタ(安藤勝騎手)
「2コーナーを回った時には前の2頭が見えなくて、ペースも遅いと思ったくらいなんです。カワカミプリンセスが早めに動いたのでこっちも動いたんですが、直線で前が空いた時に前を見たらずっと前に2頭いてもうダメだと…。4コーナーでもう少し差が詰まっていれば良かったんですけどね。でも馬は前より良くなっていました」
4着 シャラナヤ(ルメール騎手)
「前の2頭が飛ばしていたのでちょっと心配ではあったんです。シャラナヤは自分のレースをしましたし、結果には満足しています。ただ正直、最後の直線で前の2頭が見えた時にはもうダメだと思ってしまいました」
5着 メイショウベルーガ(池添騎手)
「自分の競馬はあれしかないし、展開に左右されるのは仕方ないです。いつもより前で競馬をしましたが、よく追い込んでくれましたし、これからが楽しみです。直線向いて前の2頭が離れすぎていたので今日は仕方ありません」
6着 ブロードストリート(藤田騎手)
「今日はゲートも出てくれたし、いい感じだったんですよ。ただ、直線向いたらずっと前に2頭いて…。ペースが2コーナーに入ったところでガクッと落ちたからね。まさかこんなレースになるとは思いませんでした」
【エリザベス女王杯】(京都)〜伏兵クィーンスプマンテ 逃げ切りVでGI初制覇 | News | 競馬実況web | ラジオNIKKEI

揃いも揃って、皆、直線になってから焦っている。アンカツなどは、ノリが動いたから一緒に動いただけで、前に2頭いることも気がついていなかった(!)というのだから驚く。
これじゃぁ、逃げ切りを許すわけだよなぁ…。

田中博康騎手の勝利ジョッキーインタビュー。
初G1にも驕らず、謙虚で、丁寧なコメント。アナウンサーに「これが(田中騎手の)初重賞」などと、失礼なフリを向けられても、ムッとすることなく、完璧な応対をしていた。こういう若手がG1を勝つと非常に気持ちがいい。中堅と云われる騎手の中でも、まともな受け答えのできない騎手がいるので、逆に見習って欲しいぐらいだ。

*1:自分の息子が、最後方のまま全く動かずにいたのだから、云いにくかったのかもしれないけれど…。


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