餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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フィリーズレビュー

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桜への最終切符をかけた注目の一戦。
…である筈なのだが、どうにも今年は盛り上がりに欠ける気がする。それはそうだろう。桜花賞には、既に「絶対の1強」が待ち構えているからだ。確かに、これまでのレースぶりから見れば、もはやブエナビスタで仕方ないというムードになるのもわかる。
ただ、そこは競馬だ。絶対はない。ブエナビスタは追い込みタイプの馬だけに、アクシデントなどで不利を受けるケースもないとはいえない*1からだ。
とにかく、出走権、挑戦権を得なければ、万が一は起こらない。各陣営もそれは承知の筈で、だからこそ、39頭もの登録が集まり、フルゲートになった*2のだろう。
人気は、鞍上込みでミクロコスモスに集中しているようだ。阪神JFでも3着があるし、前走は大きな不利があっての4着だから、人気になるのはわかる。ただ、1倍台の信頼を置ける馬かというと、僕には少し疑問が残る。父ネオユニヴァースの産駒は、1,400メートル以下の戦績が極端に悪く、過去65戦して(2,5,4,54)という散々な戦績。2,000メートル以上のレースでは、46戦で(9,8,6,23)なのだから、長距離志向は明らかだ。ミクロコスモスの力は認めても、1,400メートルへの距離短縮がプラスになるとは思えないので、ここは評価を落としてみたい。
本命はアイアムカミノマゴ。
もっと人気になるかと思っていたので、単勝が10倍以上つくというのは美味しい。これまではダートの勝ち星しかないけれど、ここ2戦の芝でもそれなりに走っている。京都の軽い馬場よりも、力の要る阪神の方が向くタイプだと思えるし、牝馬マイスターの福永鞍上は心強い。福永には既にジェルミナルというお手馬がいる。それでいながら陣営が依頼するということは、それだけ勝負がかりとみていいのではなかろうか。
こういった「空気を消した感のある」時の福永は要注意だ。直線馬群の中から、いつの間にかするすると抜け出してくる競馬を、これまで何度見てきたことか。今回はその手腕に大いに期待したい。
アイアムカミノマゴの単。
相手は、一応ミクロコスモスだけれど、思わぬ惨敗もあるとみて、少し手広く。単穴は、母父SSの血と藤田への乗り変わりが不気味なフキラウソング。以下、仕上がり微妙も阪神JF4着に敬意を表してショウナンカッサイ、連勝中の勢いを買うスペシャルクイン、スイリンカ、まで。◎軸1頭軸の3連複、馬単マルチ。
◎アイアムカミノマゴ
○ミクロコスモス
▲フキラウソング
△ショウナンカッサイ、スペシャルクイン、スイリンカ
中山牝馬ステークスはキストゥヘヴンから。56.5kgはあまりにキツイけれど、こういう馬を持ってきてしまうのが、今年の横山典弘マジック。久しぶりにノリの元へ戻ってきたというのが、引退レースの絵になる。相手は検討中だけれど、アルコセニョーラあたりが絡んでくれると嬉しい。

*1:名手アンカツだけに、最大限そういった不利も受けにくい競馬をすると思うけれど。

*2:先週、ブエナビスタが出走したチューリップ賞の登録頭数は20頭しかなかった上、フルゲートに至らず13頭でのレースになった。


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