餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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エリザベス女王杯

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エリザベス女王杯は、以前、牝馬クラシック3冠の最終戦だった。しかし、秋華賞の創設とともに、古馬へも「解放」されることになる。これにより、それまでは牡馬と闘わざるを得なかった、一線級の古馬牝馬たちに、大きな目標ができた。
加えて、秋華賞経由で一線級の3歳馬たちも出走してくるため、いわばその年の「牝馬最強」を決定するレースと言える。…筈だった。例年ならば。
しかし、今年は違う。理由は明白だろう。
牝馬最強どころか、牡馬に交じってもひけをとらないことを証明した「あの」2頭。そう、ウオッカとダイワスカーレットの姿がないからだ。病気や怪我などによる回避ではなく、このレースを《袖にした》のである。なんたる衝撃。
しかし、それは当然だろう。あの2頭にとって、今更牝馬限定G1など何の勲章にもならない。すでに、《牝馬の枠》を飛び越えた域に達している馬たちなのだ。
ただ、それでこのレースが一気に色褪せてしまった。いったいこれは必要なのか?と思えるぐらいに。ということで、興ざめムードのG1だけれど、唯一の救いがある。
そう、カワカミプリンセスの出走だ。3歳時、無敵の強さを誇示しながら、このレースでの降着を機に、一気に暗転してしまった悲劇の馬。怪我もあって、休み休みしか出走できていないが、それでも1秒以上は負けていない。前走の敗戦や、2年以上勝ってないことを理由に不安視する評論家もいるけれど、それで少しでも人気が落ちるなら、嬉しい。
ここでの本命は、この馬以外にあり得ない。実はもう1ヶ月以上前から決めていたのだ。
2年前の忘れ物を取り戻すため、今回こそが陣営の大目標レース。前走の敗戦など全く気にする必要はない。むしろ絶好の叩き台レースであり、「ノリが前哨戦から騎乗できた」という事実も大きい。2年勝ってないといっても、その間のレースはたった5戦。キャリア10戦しかない馬なのである。
いつの間にか、あの2頭に追い越されてしまった感があるが、ダイワスカーレットとは未対決だし、ウオッカには先着している。ここを堂々と勝って有馬記念に挑んで欲しい。
「2着王」ノリを心配する声もあるが、この戦績からわかるように、ことごとく人気以上に持ってきている。3年前には、ゼンノロブロイで1番人気2着と敗れているが、海外遠征帰りで仕上げ不足だったうえ、既に旬を過ぎた馬*1だった。決してノリのせいではない。
今年は既に重賞も9勝していて勝負強く、騎乗停止をギリギリ逃れた*2運もある。ここはすっきりと勝って、中央G1連敗記録などという不名誉な記録を吹き飛ばして欲しい。
女王の座への復権と、ノリの不名誉記録終結に、全身全霊の願いと祈りを込めて、カワカミプリンセスの単。
但し、相手は非常に難しい。
母エアグルーヴ。姉アドマイヤグルーヴという超良血のポルトフィーノ。血統は魅力だし、姉が2連覇した舞台だけに不気味だけれど、初重賞、初距離で勝負になるほど、このレースは甘くない。エフティマイアは寒い時期が良くなく*3、リトルアマポーラはG1での勝負弱さがひっかかる。ムードインディゴは、激走が続いていてお釣りがあるかどうか。そもそも3歳馬全体のレベルが疑問なので、できればまとめて切りたい。1頭残すなら、鞍上大強化&叩き2戦目でここ狙いのリトルアマポーラ。
ということで、最強世代の4歳馬から、ベッラレイアとレインダンスを選んだのだけれど、あいにく京都は雨模様。両馬とも、重馬場になると一気に能力が落ちるので悩ましい。しかし、そんなことを云っていると買う馬がいなくなってしまうので、それほど馬場が崩れないことを祈って、やはりこの2頭。少し気になるリトルアマポーラまで。
カワカミ1着固定の3連単流しで、3頭へ6点。馬場が悪化した場合は、カワカミの単だけ、もしくは外国馬(フェアブリーズがちょっと気になる)を絡めた馬券に変更するかもしれない。
◎カワカミプリンセス
○ベッラレイア
▲レインダンス
△リトルアマポーラ

*1:その後、JCと有馬はデザーモが騎乗したが、ともに完敗。

*2:先々週、騎乗停止を受けたが、2日間だったため、今週から復帰できた。

*3:桜花賞後のコメントで、蛯名が「この馬は本質的に寒い時期が良くないみたい。」と明言。


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