餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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《回顧》日本ダービー

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大外を、別次元の脚で駆け抜けて、5馬身。
あのナリタブライアンと同じ着差で、ディープインパクト、無敗の2冠馬に。


馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 コーナー順 3F
3 5 ディープインパクト 牡3 武豊   57 2.23.3 15-13-12-10 33.4 1
4 7 インティライミ   牡3 佐藤哲三 57 2.24.1 6-3-3-2 35.1 2
7 15 シックスセンス   牡3 四位洋文 57 2.24.5 21/2 17-15-14-10 34.5 7
3 6 アドマイヤフジ   牡3 福永祐一 57 2.24.6 3/4 10-10-10-10 34.7 9
6 12 マイネルレコルト  牡3 後藤浩輝 57 2.24.7 3/4 16-18-18-15 34.5 8
1 2 ニシノドコマデモ  牡3 田中勝春 57 2.24.7 ハナ 11-12-12-17 34.4 10
2 4 エイシンニーザン  牡3 柴田善臣 57 2.24.9 8-9-9-9 35.1 15
2 3 ローゼンクロイツ  牡3 安藤勝己 57 2.25.0 1/2 12-13-14-15 34.8 4
1 1 ブレーヴハート   牡3 デザーモ 57 2.25.2 11/2 13-10-10-10 35.3 5
10 7 14 アドマイヤジャパン 牡3 幸英明  57 2.25.3 1/2 8-8-7-6 35.8 6
11 5 9 $ コンゴウリキシオー 牡3 池添謙一 57 2.25.6 13/4 13-15-17-17 35.3 16
12 8 17 シルクネクサス   牡3 松永幹夫 57 2.26.3 3-6-5-4 37.1 17
13 7 13 ダンツキッチョウ  牡3 藤田伸二 57 2.26.6 3-5-5-6 37.1 3
14 8 18 ダンスインザモア  牡3 蛯名正義 57 2.27.4 17-15-14-10 37.5 11
15 6 11 ペールギュント   牡3 小牧太  57 2.27.4 7-7-7-6 37.8 12
16 4 8 シャドウゲイト   牡3 小野次郎 57 2.27.5 クビ 2-2-2-2 38.6 14
17 5 10 コスモオースティン 牡3 武幸四郎 57 2.27.5 ハナ 1-1-1-1 38.7 13
18 8 16 シルクトゥルーパー 牡3 松岡正海 57 2.27.5 ハナ 3-3-3-5 38.2 18



LAP 12.5-10.9-12.1-12.1-12.3-12.3-12.3-12.1-12.2-11.9-11.0-11.6
通過 35.5-47.6-59.9-72.2  上り 71.1-58.8-46.7-34.5  平均 1F:11.94 / 3F:35.83
単勝5 \110
複勝 5 \110 / 7 \210 / 15 \360
枠連3-4 \550 (2)
馬連05-07 \540 (1)
ワイド05-07 \270 (1) / 05-15 \550 (6) / 07-15 \1880 (19)
馬単05-07 \590 (1)
3連複05-07-15 \2410 (6/816)
3連単05-07-15 \4250 (6/4896)
多くの言葉は、いらない。 今はただ、この衝撃を生で味わうことができた感動を噛みしめていたい。 そう思わずにはいられないぐらい、今日のレースには震えた。 レース後、東京競馬場を埋め尽くした人たちは、誰も彼もが興奮の歓声を 上げていた。誰も彼もがこの凄さを共有したくて、叫んでいたのだ。 レース前、この大本命馬の一挙手一投足をターフビジョンが映すたびに、 競馬場内は、どよめきで溢れた。 それほどまでに、今日のディープインパクトは落ち着きがなかった。 パドックでは何度も何度も尻っ跳ねを繰り返し、返し馬に出てからも、 何度も首を振って、鞍上の武豊を揺らし続けた。 これまでのレースでも、決して落ち着いていたわけではなかったが、 今日の状態は異常とも言えるもので、僕は大いに不安を感じていた。 しかし、いざゲートが開けば、いつものディープインパクトに戻って いたようだ。 例によって、ゲートが開いてから、ワンテンポ遅れ、また後方からの 競馬になったが、最後方とまでは行かず、後方の内でゆったりと 折り合っていた。 外からまたアンカツのローゼンクロイツが蓋をするようにくっついて いたので、前が詰まって不利を受けるのではという心配があったの だが、3コーナーあたりから、ローゼンクロイツの行き脚が悪くなった ため、実にスムーズに外へ持ち出すことが出来た。 ここまで来れば話は簡単。 例によって、4角ですーっと外を捲り、直線は、誰にも邪魔されない 大外から一気に伸びてきた。 東京競馬場の長い直線を考えると、早すぎる仕掛けとも思えるが、 早い脚を、長く、長く使えるディープインパクトに、そんな心配は いらなかった。 武豊も、それをわかっているからこそ、早めに勝負に出たのだ。 結果、内で粘りこむインティライミを一瞬で交わし、そのままゴールへ。 レースの上がりが34.5というレースで、ただ1頭33秒台の脚(33.4)で 上がってくるのだから、正直、格が違うとしか言えない。 この怪物に、まともに勝負を挑んだのは、佐藤哲のインティライミただ 1頭のように僕には思えた。 そんなインティライミが、沈まずに2着に残るのだから、他の馬たちとは 相当な力差があるのだろう。 終わってみれば、皐月賞1,2着馬の間に新興勢力のインティライミが 入っただけで、牡馬の序列もまた、変わることはなかった。 それにしても、あれだけ落ち着きを欠いて、出遅れもしているというのに、 終わってみれば圧勝なのだから、その強さには恐れ入るばかりだ。 菊花賞ではさらに距離が伸びるが、同世代と争っている限り、どう考えても 負けるシーンが浮かばない。 3000メートルがベストでないとしても、それ以前に、他馬との絶対能力が あまりにも違いすぎるのだ。 ルドルフ以来、もう現れないかと思っていた無敗の3冠馬。 ディープインパクトならば、十分に達成可能だと思う。 この後はゆっくり休んで、秋にはまた、新たな衝撃を見せつけて欲しいと 願っている。


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