いよいよ、運命の日がやってきた。
ディープインパクトの、ディープインパクトによる、ディープインパクトのための
日本ダービーが。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 父 | 母 | |
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△ | 1 | 1 | ブレーヴハート | 牡3 | デザーモ | 57 | サンデーサイレンス | カーリング |
1 | 2 | ニシノドコマデモ | 牡3 | 田中勝春 | 57 | キングヘイロー | ニシノチャペル | |
○ | 2 | 3 | ローゼンクロイツ | 牡3 | 安藤勝己 | 57 | サンデーサイレンス | ロゼカラー |
2 | 4 | エイシンニーザン | 牡3 | 柴田善臣 | 57 | フォーティナイナー | エイシンサンサン | |
◎ | 3 | 5 | ディープインパクト | 牡3 | 武豊 | 57 | サンデーサイレンス | ウインドインハーヘア |
△ | 3 | 6 | アドマイヤフジ | 牡3 | 福永祐一 | 57 | アドマイヤベガ | アドマイヤラピス |
△ | 4 | 7 | インティライミ | 牡3 | 佐藤哲三 | 57 | スペシャルウィーク | アンデスレディー |
4 | 8 | シャドウゲイト | 牡3 | 小野次郎 | 57 | ホワイトマズル | ファビラスターン | |
5 | 9 | コンゴウリキシオー | 牡3 | 池添謙一 | 57 | Stravinsky | Principium | |
5 | 10 | コスモオースティン | 牡3 | 武幸四郎 | 57 | オース | ビューティスカット | |
△ | 6 | 11 | ペールギュント | 牡3 | 小牧太 | 57 | サンデーサイレンス | ツィンクルブライド |
△ | 6 | 12 | マイネルレコルト | 牡3 | 後藤浩輝 | 57 | チーフベアハート | ミヤギミノル |
△ | 7 | 13 | ダンツキッチョウ | 牡3 | 藤田伸二 | 57 | サンデーサイレンス | レイホーソロン |
△ | 7 | 14 | アドマイヤジャパン | 牡3 | 幸英明 | 57 | サンデーサイレンス | ビワハイジ |
△ | 7 | 15 | シックスセンス | 牡3 | 四位洋文 | 57 | サンデーサイレンス | デインスカヤ |
8 | 16 | シルクトゥルーパー | 牡3 | 松岡正海 | 57 | アドマイヤベガ | シーヴィーナス | |
8 | 17 | シルクネクサス | 牡3 | 松永幹夫 | 57 | グラスワンダー | シルキーヒロイン | |
△ | 8 | 18 | ダンスインザモア | 牡3 | 蛯名正義 | 57 | ダンスインザダーク | スーパーリヴリア |
※馬券は◎→○→△と◎→△→○の3連単フォーメーション18点。
今日はこれから東京競馬場に出かける予定なので、あまり時間がない。
最初は、皐月賞の時のように午後から出かけるつもりだったのだけれど、
それでは「皐月賞ディープインパクトポスター」付き特別レーシングプログラム
(http://www.jra.go.jp/info/0505/20050518-derby.html)が入手できない。
ヤフオクで大量に出品されることは明らかだから、それで入手するという方法も
あるのだが、こういったノーリスクの商品で儲ける輩を喜ばせるのは、何とも
腹立たしいので、自力で入手したいと考えた。
他ならぬ日本ダービーでもあるし、たまには、競馬場に朝から出かけるというのも
いいだろう。(ダービー以外のレースには全く興味がないのだが)
予想は、簡単だ。
ディープインパクトが勝つ。
正直言うと、細かい不安点は沢山ある。
まず心配なのは、パドックや、スタート前の大歓声による入れ込みだ。
前回の皐月賞でも少々ちゃかついていただけに、スタンド前発走と
なる今回は、なおさらその危惧が残る。
先入れの奇数枠、しかも内枠というのも嫌な材料だ。
武豊としては、実力が段違いである以上、リスクのある馬群に入れるより、
安全な外を回したい筈なのだが、この枠では、外を回すのにかなり手間取り
そうな気がする。
周りを固める福永アドマイヤフジや、アンカツのローゼンクロイツも後ろから
行くタイプだけに、後方で囲まれそうな不安も残る。
さらに、デビュー以来減り続けている馬体重も心配だ。
しかし、そんなことは些細な不安だと思いたい。
最大の心配時だった道悪の可能性がなくなり、かつ、追い切りの動きも
絶好である以上、あえて重箱の隅をつつく必要はないだろう。
圧倒的1番人気というのは、騎手にとっても相当なプレッシャーになる
筈だが、人気を全く苦にしない(というかむしろ人気に応える騎乗が
できる)武豊鞍上なら、全く心配はいらない。
もちろん、万が一のアクシデントに巻き込まれるという可能性はあるのだが、
そこまで気にしていては、競馬の予想はできない。
単に「勝つ」ではなく、「どのように勝つ」かが重要であると思う。
相手は実に難しい。
皐月賞組では勝負付けがついているということで、別路線組の
インティライミ、ダンツキッチョウが人気になっているようだが、
前哨戦を見る限り、ディープインパクトとは相当の実力差がある
ように感じた。
どちらかと言えば、京都新聞杯のレースぶりが良かったインティライミに
魅力を感じるが、この馬は、ディープインパクト以上に出遅れ癖があり、
輸送、左回りという条件で、新潟2歳Sを負けているのも不安材料だ。
ならば、皐月賞上位組でも、差はないと思う。
ディープインパクトが1着固定であるのなら、要は、残り17頭での馬連、馬単を
考えればいいわけで、それならば、今年のダービーは大混戦だ。
昔だったら、圧倒的に強い馬がいる場合、昔だったら馬券的妙味は大いに薄れて
しまったが、今は、違う。
3連単という素晴らしい馬券のおかげで、ディープインパクト絡みでも、十分に
高配当が望めることは、皐月賞で証明済だ。
ということで、どの馬にも可能性があるとは思うが、皐月賞組からは、
鞍上弱化&追い切り不満のアドマイヤジャパンや、何もかもうまく行き過ぎた
シックスセンスよりも、ローゼンクロイツを選びたい。
間違いなく中山よりも東京向きの馬で、勝つまでは難しくても、2着・3着の
可能性は非常に高く、大一番で2着のケースが多い薔薇一族の血も後押し
する筈だ。
馬券として現時点での本線は、◎1着固定で○2着または3着のフォーメーションで、
△9頭へ3連単。
これならば印の数は多くても、買い目としては18点買いなのである。
パドック等での雰囲気を見て、他の馬券も買い足すかもしれないが、
いずれにしても、今回は馬券で大勝負するつもりはない。
ディープインパクトの衝撃に酔うだけで十分だからだ。
単勝馬券を胸に、5度目の衝撃、最大の衝撃を夢見て、3時40分を待ちたい。