餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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クイーンカップ

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朝起きてみたら雪がちらついていたので、イヤな予感がしてJRAのホームページを
確認してみることにした。
積雪の場合、出走条件が変更になってしまう可能性があるからだ。


雪による条件変更がいかに理不尽なものであるかは、過去の日記で書いた。
http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050116


だからここでは繰り返さないが、もしクイーンカップがダートのマイル戦に変わって
しまったら、予想としても変わってくるから、確認しないわけにはいかない。


はたしてJRAのホームページには、以下のような掲示があった。

本日の東京競馬の開催について


 本日の第1回東京競馬第7日目〔2月19日(土)〕は、積雪のため、発走時刻を変更して施行いたします。なお、4Rの障害未勝利戦についてはとりやめといたします。

<発走時刻の変更>
 1R 10:00 → 11:00
 2R 10:30 → 11:25
 3R 11:00 → 11:55
 4R 11:30 → とりやめ
 5R 12:20 → 12:35
 6R 12:50 → 13:05
 7R 13:20 → 13:35
 8R 13:55 → 14:05
 9R 14:30 → 14:35
10R 以降はそのまま

僕はとりあえずほっとしたが、発走時刻が1時間も遅れ、障害レースがとりやめに
なるということは、それなりの影響があったのだろう。


ただ、JRA-VANの情報によれば、朝一の天候馬場は、
天候:小雨 芝:重 ダート:稍重
だったから、それほど大きな影響はなく、夜中に降った積雪の影響を取り除いて
いるだけなのかもしれない。


既に馬券は発売開始されているので、これから条件変更になることはないだろう。
はっきりと確かめたわけではないが、発売後からレース条件を変更して、払い
戻しができないのならば、暴動が起きてしまう筈だからだ。
(JRAならそんな暴挙もやりかねないので、確信はできないのだが…)


とりあえずは、レース条件が変更にならないことを前提に予想を進める。
ただ、馬場条件は良くないだろう。
天気予報によれば、まだまだ天気は回復しないようなので、おそらく、
重、もしくは不良馬場でのレースになるのではないか。


近年、オークス馬を2頭(ウメノファイバー、ダイワエルシエーロ)も排出
している注目のレースだけに、東京競馬場を、オークスの馬場を睨んで出て
きたという陣営もいるだろう。
2歳女王のショウナンパントルも、早々とここから出陣する。
だから、できれば良馬場での競馬が見たかった。


しかし、こればかりは仕方がない。
馬場が悪くなってしまったことにより、今後クラシックレースの参考には
ならないかもしれないが、こと、このレースに限っては不確定要素が増えて
面白くなったという見方もできるだろう。


ということで悪い馬場を前提に予想を立ててみる。
このレースの注目は、何といってもショウナンパントルだろう。
阪神ジュベナイルフィリーズでの末脚には、正直びっくりした。
しかし、あの伝説の「新潟2歳S組」2着馬だったのだから、
ある意味、約束の勝利だったのかもしれない。


だから、その強さについてはわかっているつもりだが、今回は
少し検討が必要だ。
なんといっても、この時期の牝馬に56kgはきついからである。


同じようなことを共同通信杯(ストーミーカフェ)の時に書いて
痛い目にあっているから、僕もじっくり考えた。
何といっても2歳女王なのであるから、2kgの斤量増、他馬との
斤量差ぐらいは克服してしまうのではないかと。
しかし、今回はストーミーカフェの時とは条件が異なる。
自分でレースを作れるストーミーカフェに比べ、どちらかといえば、
ショウナンパントルは他力本願な馬だ。
阪神ジュベナイルフィリーズは確かに見事だったが、逆に言えば、
見事にハマったという見方もできなくないから、過信はできない。


他馬より2kgも重い条件で、今回も同じような脚が繰り出せるだろうか。
もしかしたら、今回はある程度前に行くのかもしれないが、先行して
長い脚が使えるという保証はない。かつ、この馬場だ。
切れ味でG1を制したこの馬にとって、馬場悪化はマイナスだろう。


別な観点での考え方もある。


この馬は、既に十分すぎるほど、賞金を稼いでいる。
ここで負けても、クラシックの出走には全く影響はないのだ。
これまで無敗だったわけでもないのだから、陣営も、ここでの勝利に
拘っていないだろう。
裏を読めば、悪馬場の中、重い斤量を背負って、激しいレースをする
必要は全くないのだ。


ここはオークスに向けての試走と考えたい。
人気にもなることだし、思い切って評価を落とす。


本命はライラプス。
デイリー杯2歳Sでの好走以降、成績が尻すぼみになっていることは、
否めない。9月以降使い詰めの影響が出てくる可能性もある。
少なくとも、名牝フサイチエアデールの血は、今のところ開花して
いないようだ。


だから、今回はおそらくラストチャンスだろう。
デイリー杯2歳Sで見せたゴール前の粘りを見ると、この馬の信条は、
切れ味ではなく、しぶとい脚の筈だ。
重い馬場を味方にして、うまく先行さえできれば、直線じりじり伸びて
くるとみた。
武豊は、阪神ジュベナイルフィリーズ(7着)騎乗後、この馬の敗因を
「外過ぎる枠順のせい。あの枠だから後ろから行かざるを得なかった」と
述べている。
逆に読めば「枠順さえよければ、先行したかった」というコメントと
いえるのではないか。


今回は絶好枠の2枠4番。
コースも馬も熟知した天才は、過去の経験を生かして、この馬の実力を
最大限に発揮させるだろう。
あとは、この馬の実力がそれに伴っているかどうかだ。


正直僕はまだ不安に感じているが、今回の舞台で、母フサイチエアデールの
血が開花しないとも限らない。


期待もこめてライラプスの単。


対抗は、牡馬相手のオープンレースで好勝負したパーフェクトマッチ。
今年乗れていないペリエが不安だが、そうはいってもペリエはペリエだ。
あの腕を持ってすれば、そろそろ爆発しても全くおかしくない。


自力に勝るショウナンパントルを3番手には押さえるが、一発があれば、
ツルマルオトメを。
すっかり人気を落としてしまったが、こういった馬場だから思い切って
先行する馬を穴に狙いたい。
中舘騎乗でもあり、ここは間違いなく行くだろう。
新潟のダリア賞では、あのマイネルレコルトにこそ軽く捻られたものの、
1番人気を背負って、しっかりと2着には粘りこんでいた。
左回りの方がスムーズだし、ここまで人気が落ちるなら、絶好の狙い目だ。


◎ライラプス
○パーフェクトマッチ
▲ショウナンパントル
★ツルマルオトメ
ラドランファーマ
プリンセスイブ



京都記念は、シルクフェイマスの実力が抜けている。
距離の長い天皇賞より、ここの方がむしろ勝負の筈で、宝塚記念を
見据えた時、どのくらいあっさり勝てるかが焦点ではないかと思う。
個人的にはヒシミラクルを応援したいが、さすがに60kgはきつい。


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