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ICカード公衆電話廃止

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個人的には、快哉を叫びたい。

NTT東日本およびNTT西日本は、現在、ICカードタイプと磁気カードタイプで提供している公衆電話について、来年3月末までにICカードタイプを廃止し、磁気カードタイプのみに一本化すると発表した。

 ICカードタイプの公衆電話は、磁気カードの偽造が増加したことを受けて、偽造防止を進めるために導入されていた。両社によれば、近年急激に普及した携帯電話に押され、街中から減少しつつある状況で、ICカードタイプの利用状況は磁気カードよりも少ないという。また、2種類の公衆電話があることでユーザーの利便性を損ねていると判断し、公衆電話自体は今後も維持していくものの、コストを削減するため、ICカードタイプを廃止することにしたとのこと。

 NTT東日本では2月下旬より、NTT西日本では4月下旬より準備が整い次第、順次取り替えを行なっていく。なおNTT東日本では、複数台設置してある場所からスタートし、1台のみ設置されている場所は、4月下旬以降に取り替えを行なう。

 ICカードのテレホンカードは、今後販売が縮小され、ユーザーの手元にあるものは、使用中のものでも磁気カードタイプに交換できる。有効期限内のICカードタイプは無償交換できるが、有効期限が切れている場合は手数料として1枚につき105円が必要。

 また、ICカードタイプの公衆電話が廃止されることにあわせて、簡易インターネット接続機能やICカードメモリ通信機能、Lモードカードによるサービスは終了となる。

 両社では、偽造が懸念される磁気カードタイプについては、偽造を検出する機能を高めた結果、現在では効果が発揮されているとしており、今後も偽造検出能力の向上を目指していく。

このICカード公衆電話機なるものを目にした時は、実に腹が立った。
やっとのことで公衆電話を探し当て、緊急の連絡をとろうとした時だったので、
テレホンカードもコインも使えないこの電話機は、僕にとって単なるオブジェで
しかなかったからだ。


しかも、そのあと探し回って見つけた電話ボックスも、この不愉快な物体が
占拠しており、僕の不快指数は爆発しそうになった。


あれだけテレホンカードを推進しておきながら、それと全く互換性のない
電話機へ勝手に置き換えていくのは、利用者に対する冒涜ではないのか。
専ら、その頃増えていた偽造テレホンカード対策として導入されたらしいが、
一般利用者に対しては何の関係もない偽造対策のツケを、何で負わされなければ
いけないのか。


これは、CCCD(コピーコントロールCD)導入の際にも感じたことだが、
「はじめに不正ありき」のような思想で、一般利用者に不便さをおしつける
発想は、いい加減に何とかしてもらいたい。


ICカードを買えば済むのではないか、という意見は、この場合当たらない。
このカードは、コンビニなどで気軽に買うことができないからだ。
簡単に入手でき、しかも誰でも1枚は持っている通常のテレホンカードと別に、
なぜ不便な別のカードを苦労して入手しなければいけないのか。
不正対策で無理矢理導入したというなら、導入時に、今回やっているような
カードの交換をして対応するのが、正規利用者に対しての礼儀だろう。


そんな単純なこともわからないまま、導入されたオブジェだから、今回の
廃止は、当然すぎるほど当然とも言える。
「携帯電話の普及」という理由はもちろん大きいのだろうが、この不便な
電話機への切り替えが、携帯電話普及への弾みをつけるきっかけとなったと
気づくべきだ。


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