餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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あぁ、愛しき遠き「順香」焼餃子への道(2017サッポロ餃子店巡り…後編)

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(承前)

北海道マラソン翌日。

JALトラブル発生!の情報を知った僕は、予定を早めに切り上げて宿を出た。

一刻も早く空港を目指すべき、という思いはあったものの、その前にどうしても寄っておきたいところがあった。

それは…..。

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札幌市時計台。

…ではもちろんなくて、その隣にある時計台ビルの地下w

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中国北方家庭料理の店。「順香」だった。

札幌在住の友人や、札幌に詳しい餃子好きの人など、何人もの人に「是非ともここの餃子を食べて欲しい」と薦められており、僕にとっての宿題店だった。

実を言うと、数年前、レース前日の土曜日に訪れたことがあるのだけれど、団体客が入っているとかで門前払いを食らってしまったのである。

ただ、ここ3年間の土曜日は、今年も含め、ラン仲間との別途の予定などが入ってしまい、行くことが叶わなかった。

日曜定休なので、レース後に寄ることはできないから、行くとすれば翌月曜日。

しかし僕は、一昨年までレース翌日の休暇がとれなかったし、昨年は、ラン仲間と温泉に出かけてしまっため、これまた行くことができなかった。

だから。今年こそ、何とか行きたいと思っていたのだ。

ということで、ランチタイムの15分前に到着。一番乗りで開店時刻を待った。

f:id:ICHIZO:20170904191310j:plain街頭の看板からして既に「餃子推し」だったけれど、それは店の入口でも同様。

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こんな案内や…。

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雑誌の記事なども掲げられており、餃子への自信が感じられる。

それが、遂に、あと十数分で食べられると思うと、僕は胸が躍った。

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店頭には、各種ランチメニューの案内もあったけれど、僕が求めるのはただひとつ。看板メニューの焼餃子だけ。

空港まで急ぎたいという事情も踏まえて、餃子だけに絞って注文を行うつもりだった。 

午前11時。

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店の灯りがついた。「お待たせしました。」との声。

僕は、さぁ、いよいよ食べられる!と勇んで入店し、席に座るや否や出されたランチメニューに臆せず、「餃子お願いします」と注文。

すると…。

「すみません、昼は餃子やってません。」

と言い放たれた。

どうやら、昼は、餃子どころか一品メニューもなく、ランチ6種類のみの提供らしい。

それでやっていけるようなので、おそらくどれも美味しいのだろうけれど、開店前から餃子を待ち詫びていた僕の心は大きく落ち込んだ。

呆然として言葉をなくし、うなだれた僕に、店員が一言。

「どうしますか。おやめになりますか。」

僕の心は、もう決まっていた。

「はい…。」

退店。

結局、昼食も食べずに空港へ。そして、その道すがら、僕は少々腹立ちも覚えてきた。

ランチメニューが夜メニューと違うという店や、限定メニューしかないというような店はよくある。

だから、こういったことは珍しいケースではない。

しかし、この店は、街頭看板や店頭での案内で、あれだけ「餃子推し」をしているのだから、いつでも餃子が食べられる!と思ってしまうではないか。

餃子は夜しか提供されないのであれば、その旨を、どこかに告知しておかなければ不親切だ。

ちょっと八つ当たりに近いかもしれないけれど、そうでも思わないと、餃子ロスになった僕の心は晴れなかった*1

当日も、そんな愚痴をfacebookなどで呟いていたら、ラン仲間の友人から、コメントが寄せられた。

このブログへの転載許可をお願いしたところ、快諾を得たので、ご紹介させていただこう。

私は、フライトが20時30分なので代わりに食してから帰京します。

店の開店は17時なので、確かに、夜便で帰るのであれば十分間に合う。

僕は、いいなぁと思いながら、その友人に、感想を教えてくださいねと伝えた。

その夜。帰京して、別件の用事を済ませた僕は、つらつらとタイムラインを眺めていると、その友人から続報が入った。

17時丁度に入店、オーダーしてから包むということで、10分過ぎからいい臭いがして来て、待つこと20分焼き上がって来ました。

なるほど。オーダーしてから皮を包み、20分もかかるのであれば、当然、ランチタイムに提供するのは無理だろう。

だったら、その旨を店頭にしっかり案内しておいてくれれば、僕も納得したのに…。

友人からの情報は、さらに続く。

5個で一人前ですが、皮は少し肉厚で中はジューシで意外とボリュームがありました。熱かったので注意深く15分かけて頂きました。
美味しかったです、是非次回も訪問してみたいと思います。

そして、もちろん、コメントにとどまらず写真つき。

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うぉぉー。

やっぱりこれは美味しそうだ。写真から、とってもジューシーな感じが伝わってくる。

いやぁ、これはやっぱり絶対に行かなければいけない店だなぁ…。

来年は、来年こそは、何とか時間を作って訪れたいと思う。

 

アンソロジー 餃子

アンソロジー 餃子

  • 作者: 菊谷匡祐,黒鉄ヒロシ,小泉武夫,小菅桂子,小林カツ代,今柊二,鷺沢萠,椎名誠,東海林さだお,南條竹則,難波淳,野中柊,浜井幸子,林家正蔵,パラダイス山元,平松洋子,藤原正彦,古川緑波,南伸坊,村瀬秀信,室井佑月,山口文憲,山本一力,四方田犬彦,渡辺祥子,渡辺満里奈
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*1:後で、食べログなどの口コミ情報などを詳しく読んでみたら、「餃子は夜だけ。」という口コミも散見されたため、じっくり下調べをしておけばよかったのかもしれない。しかし、その口コミの中にも、「昼に行ったら餃子がなかった」というようなものがあったし、そもそも、口コミでしかその情報がわからないというのは問題だと思う。


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