餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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むしろ2度目こそが面白い筈の「シャッターアイランド」

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先週末に鑑賞。

こういう映画の紹介は難しい。
何しろ「結末は絶対に口外しないでください」というのだから。結末以外の部分も、下手に話すと、これから見る人にヒントを与えてしまう。もちろん、ネタバレを謳った上で紹介するという方法もあるのだろうけれど、できればそれはしたくない。いや、正直に言うと、できない。
僕自身、まだこの映画のの内容を全て把握したとは言えないからだ。いや、大筋のところは理解しているつもりなのだけれど、細かい説明を求められると自信がない。
映画が始まる前、わざわざ錯視の映像*1まで見せて先入観の排除を求められる。謎を解くコツは、「表情」「目の動き」に注目すること、という説明もあった。確かに、終わってみるとそうだったのだろうと思う。しかし、僕は本編のストーリーを追うのに必死で、そこまで細かい部分をチェックしきれなかった。
正直、あれだけ煽っているわりには、オチは弱いと思う。個人的には、「シックス・センス」や「ゲーム」などの驚きに比べると、ん?という感じだった。ラストのラストで「あっ!」と唸るような結末ではない。
そう、この映画は、オチ集中型の映画ではなく、オチに至るまでの過程を楽しむ映画なのだ。だから、結末にこだわりすぎると本質を見失う。僕は、そのことに、映画が終わってから気がついた。
公式サイトでは、2度見キャンペーンなどをやっているが、僕はロードショーでもう1度見るのは躊躇っている。ロードショーの代金は、決して安くないので、確認のためだけに、もう1度代金を払うのはちょっと…と思ってしまうのだ。半券を持っていれば、2度目は半額になるとかいうようなキャンペーンを打ったりすれば、さらにヒットが見込めると思うのだけれどなぁ。
物語全篇を通して、レオナルド・ディカプリオの存在感が凄い。アップも多数。サービスカット(?)のセミヌードまであるので、ディカプリオのファンであれば、おそらく十二分に楽しめる筈だ。冒頭は、シャッターアイランドに向かう船内で吐いているシーンからスタートするのだけれど、いい男だと、こういう絵でもサマになるのが悔しいw
僕は、サスペンス溢れる音楽がかなり気に入った。謎が謎を煽るような、そんな感覚。所々に印象的なシーンも多数。流石はマーティン・スコッセシの演出だなぁと思う。

*1:個人的には、このプロモーションは失敗だと思っている。すぐさま映画に突入するならまだしも、錯視映像のあとに、例の(超絶的にセンスの悪い)クネクネ踊り付き「NO MORE 映画泥棒!」映像を見せられ、興ざめ。


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