一昨日の金曜日。そう、「レヴェナント:蘇えりし者」の日本公開初日。
僕は、ちょうど休日がとれたので、どうせ見るなら初回で!と思いたった。朝8:30からの上映回を目指し、新宿TOHOシネマズへ赴くことに決めたのだ。
劇場ビルに到着。
外には、名物のゴジラとともに、「レヴェナント:蘇えりし者」の巨大な宣伝ポスターが掲示されており…。
劇場内でも、大々的にPRされていた。
レオナルド・ディカプリオ主演の大作であり、オスカー3賞(主演男優賞、監督賞、撮影賞)を受賞したとなれば、当然の告知だろう。
上映スクリーンは、IMAXデジタルシアター。
通常スクリーンでの上映もあったが、僕は、迫力を堪能したかったので、通常料金に400円をプラスしてこちらを選んだ。
結果、正解だったと思う。2日経った今でも、壮絶なシーンの余韻が、今でも頭から離れないほど、迫力ある映像を体験できたからだ。
鑑賞前の気持ちを正直に書くと、ディカプリオのオスカー演技に期待しつつも、「テーマが重たそうだし、2時間半を超えるのは、ちょっときついなぁ…」と思っていた。
僕は、長い映画が苦手で、2時間を超える映画は滅多に見ない。少しでも退屈な部分が出てくると、飽きて眠くなってしまうことがある。
それから、グロテスクなシーンもそれほど好きではなく、血が沢山出てくる映画だと、耐えられなくなってしまうことがある。
この映画は、とても2時間37分だからとても長い。R15+指定が納得の、グロテスクなシーンも沢山あるので、僕が最も苦手なタイプの映画。
しかし、そんな僕が、声を大にして訴えたい。とにかく最高にスリリングで、目が離せなかった、と!
ストーリーは非常に単純なので、話の内容にはすぐついていくことができる。冒頭からすぐに衝撃的なシーンが待ち受けていて、それから、僕はずっと映画に釘付けだった。
途中、何度も目を背けたくなるようなシーンもあったのだけれど、それでも、全体の筋にのめり込んでいたため、僕は乗り越えることができた。
ディカプリオが演じる、グラスのセリフがとても少なくて、サイレント映画のような趣さえ感じるのだけれど、それがまた素晴らしかった。
身体を張って訴える「生」へのあくなき執念が、ストーリー全篇から伝わってきて、僕は痺れっぱなしだった。まさに「蘇えりし者」の物語なのだ、これは。
その執念の凄まじさを、ひしひしと感じさせてくれた、ディカプリオの演技に感服。
オスカー主演男優賞は当然で、歴代の男優賞演技と比べても、かなり上位なのではないかと思うほどの素晴らしさ。
気がついたら、あっという間の2時間37分だった。まさにこれは、映画館で見るべき大迫力の超大作。
できるだけ大きなスクリーンで、そして、可能であれば、IMAXでの鑑賞をオススメ。
もちろん、パンフレットも購入。これがまた素晴らしい!
表紙の半扉を開くと…。
いきなり、ど迫力のディカプリオが登場。
こういった写真を見ていると、映画の興奮が甦ってくる。
裏話なども色々と掲載されているので、映画に感銘した人は、きっと楽しめると思う。
これが、実話をベースにした映画だということに、本当に驚く。時間がとれたら、原作も読んでみようかと思う。