僕は基本的にズボラなので、ガジェット類の充電漏れには、いつも悩まされる。
スマホに関しては言うまでもなく、活動量計に関しても同様。
メインで使っているFitbit Charge 2は、5日間もつので、Apple Watchシリーズと比べればタフ。
しかし、それでも僕は、バッテリー残量低下の警告メールが来てから、あわてて充電することが多い。
僕のガジェットライフは、バッテリライフとの戦いなのだ。
しかし、Xiaomi Amazfit Bipならば、まったくその心配は不要。
その点については、昨年の夏に感動して、このエントリーを書いた。
当時、僕はまだGPS機能をオフにしていたが、折角ついているのならば使わなきゃ損と思い(Fitbit Charge 2はGPS非搭載)、オンに変更。
GPSを使うと、流石にバッテリの消耗が多くなるが、それでも、余裕で2週間以上持つ。
だから僕は、毎日の夜明けランでも、それを使って、楽しく走っていたのである。
ところが…。
最近、このXiaomi Amazfit Bipに悩ましい事態が発生していた。
GPSの精度が、極度に落ちてしまったのだ。
以前は、Garmin920XTJとほぼ変わらない精度でGPS測定がなされていて、「安いのに優秀だなぁ」と思っていた。
その予兆は、先月ぐらいから発生。
僕は、毎日、家の周りをダラダラと走るのを習慣にしているのだけれど、その際、Amazfit Bipが、まともに距離を測定してくれなくなってきたのだ。
Garminだと5Kmの距離が…。
6km近くになってしまう。
Amazfit Bipは、走ったコースのイメージ表示をしてくれて気に入っていたのだけれど、こんなに誤差が出ては台無しだ。
Garminの方が100%正しいとは言えないが、5Km程度であることは間違いない。
なにしろ、数年以上走り続けているマイコースだから、それが5Km程度であることは、身体が覚えている。
どう考えても、Amazfit BipのGPSがおかしい。
ただ、この時僕は、「たまたま」だと思っていた。こんな日もある。ぐらいの気持ちだった。
が、違った。
その後、さらにGPSが狂ってきたのである。
数日経つと6.93kmもの距離になり、さらには…。
8.66kmという、もの凄い距離を出すようになってしまった。
たった5Km程度しか走っていないのに、だ。
これでは、とてもGPS測定をしているとは言えない。あえて言うならば、DTS(デタラメです)測定。
だから今後は、GPS機能は捨てて使うしかないか…と思っていた。
ということで、先日の峠走でも、帯同はさせたものの、使う予定はなかった。
…が、復活のきっかけは突然訪れた。
僕は、峠走の拠点である山北駅に向かう電車の中で、久しぶりに、何となく、iPhoneのAmazfit Bipアプリを立ち上げてみた。
すると、いきなり、こんな表示になった。
おっ、なんだ、アップデートが来ていたのか。
ということで、Amazfit BipをiPhoneに近づけてみる。
確かに、アップデートされているようだ。
僕は、これで考えを変えた。
峠走では不使用のつもりだったが、このアップデートにより、GPS機能が修正されているかもしれないと思ったのだ。
過度の期待は禁物だけれど、試してみる価値はある。
このタイミングで、僕が、なぜかたまたまAmazfit Bipのアプリを立ち上げたのは、きっと、それがいい結果に繋がるからに他ならない。
そう。僕は運命論者なのだ。
ということで僕は、山へ駆け上がる前、Gariminとともに、このガジェットのGPSを繋ぎ、そして走り出した。
足柄峠走は、万葉公園までの往復コースだと24kmあまり。
僕は、もう何十回も走っているので、間違いない。
ということで、上って下った後、右腕のガジェットを眺めてみると…。
24.7km!
おぉ。狂ってない!僕は思わず歓喜した。
Garminでは、24kmジャストぐらいだったので、完璧とは言えないが、このぐらいなら誤差の範囲だ。
その後、僕のAmazfit Bipは、毎日のランでも、5Km程度の距離を示してくれるようになった。
僕は、得心した。これは、間違いなく、アップデートの効果だ。
その内容に、GPS(捕捉)についての修正も含まれていたのだろう。
それにしても、いったい、いつからアップデートファイルができていたのだろう。
たまにはアプリもちゃんとチェックしなければいけないなぁ…。
ズボラな人間は、いろんなところで損をする。