開いてた!
「営業中」の看板を見て、僕は、思わずホッとした。
戸山公園・箱根山ランに向かう前、午前6時から営業という案内を目にしていたから、開店しているのは当たり前。
ただ、僕は、心配性ゆえに、「実際は7時ぐらいまでずれ込むんじゃないか?」とか、「臨時休業だったらどうしよう」と、思っていたのだ。
だから、ちゃんと開いていてくれて、本当に良かった。
入店。
カウンターの先客はひとりだけ。その並びに座ろうとしたのだけれど、店の女将さんらしき人から、「奥のテーブル席へどうぞ」と案内された。
僕は、疲れているように見えたのだろうか…。
でも、ゆったり座れそうなのは嬉しかったので、その言葉に甘えてテーブル席へ。
テーブル席には、常連と思われる人たちがいた。
この写真だけ見ると落ち着いた雰囲気だが、このあと、お酒と料理がどんどん運ばれてきて、人数も8人以上に増え、宴会状態に。
朝から楽しそうでいいなぁ…などと感じながら、眺めていたことをお思い出す。
僕は、テーブル席に着くとすぐ注文を行っていたが、出てくるまで、ちょっと時間がかかりそうだったので、店内を見渡してみた。
「いろいろ」メニュー。
朝定500円。安い。が…いったいどういう内容なのだろう。
目玉焼きがつくだけで300円プラス?値段の設定がよくわからない。
本日の日替。こってりしたメニューが並んでいる。
僕が入店した時刻は、まだ早朝だったけれど、これらもしっかり注文できるようだ。
ただ、僕は、これらの料理には目もくれず、注文したのは、もちろん…。
自家製餃子だった。
単品400円。定食にすると700円。
僕は、餃子を主食だと思っているため、通常、「餃子」を食べるときは、ご飯をお供にしないのが常。
しかし、今回は、ご飯とともに、定食で食べることが重要だと思った。
この店は、ご飯の美味しさも売りにしている店だったからだ。
僕は、戸山公園のWコースランで、とってもお腹が空いていたということもあり、たまには、がっつりと味わうのも悪くないと思った。
僕の店内写真撮影について、女将さんは快く認めてくれた上、さらに、色々な媒体をテーブルに運んでくれた。
グルメ雑誌での紹介記事。そのどちらにも、餃子はしっかりと載っている。
女将さんからは、掲載にまつわるエピソードなども伺うことができ、僕はそれを、とても興味深く聞いた。
新聞記事のイラストマップ。
走り終えたばかりの戸山公園、箱根山と一緒に、この店の情報も掲載されていた。
こういった記事たちを、しばし興味深く眺めていると…。
餃子定食、キターっ!
しかも、僕用のカスタマイズバージョン。嬉しい。
というのも、最初は、この写真と違う形で提供されたからだ。
左上にある蒟蒻の部分には、最初、パックに入った納豆があった。僕は納豆が大の苦手なので、「うー、納豆かぁ…」とつぶやくと、女将さんが快く交換してくれた。
さらに…。
女将さんから「野菜はお好きですか?」と言われたので、「大好きです!」と答えると、大きなボウルに入った野菜サラダを持ってきてくれ、「好きなだけお取りくださいね。」とのこと。
彩り鮮やかな野菜のオプション。いやぁ嬉しい。
餃子は…。
自家製と謳われていたので、もちもち、カリカリなものを想定していたが、そのイメージとはちょっと異なっていた。
具は、野菜系の優しい味わいに感じたが、ニンニクも効いていて、僕の好みのタイプだ。
僕は、餃子ランナーなので、餃子のことを優先して書いたけれど、実は、この定食において一番美味しかったのは「ご飯」だったw
信州の田んぼから、毎週精米して送られてくるというのは、ダテじゃない。炊き方も完璧だ。
あぁ、今日は定食にして良かった、ご飯をつけておいてよかったなぁ…と心から思った。
女将さんの心遣いと、美味しい定食で、僕はランの疲れがしっかりとれて、元気になるのを感じた。
今度訪れた時は、是非、看板メニューの「肉じゃが&メンチカツ定食」を食べてみたい。
【蛇足】
「ひまわり」気分に浸りたくなったので、アレクサに、「ミスチルのhimawariかけて」とリクエストしたら…。
すぐに流し初めてくれた。やっぱりこれは名曲だなぁ。
amazon music unlimitedにしてよかった(^^)