最初に登場した餃子は、揚餃子だった。
もちろん美味しいが、赤坂「珉珉」の餃子としては脇役的存在。
だから、僕は、ちょっと意表をつかれてしまった。
ただ、待望の餃子登場と言うこともあって、もちろんすぐに写真撮影。
この瞬間を待ち侘びていたのは、僕だけじゃなく…。
周りのメンバーも同様だったw
揚げ餃子の撮影会が終わると、ほどなく、本命がやってきた。
焼餃子の登場だ!
ちょっと「よく焼き」*1気味だけれど、それもまた、いい。
焼餃子の登場にあわせ、この会の主宰であり、餃子王の塚田さん(「東京餃子通信」編集長)が、皆に、餃子用のタレを作られ、各テーブルへ配られた。
そう。酢胡椒タレだ。
赤坂「珉珉」の焼餃子は、このタレで食べるのが基本で、そして、とても美味しい。
今回は、珉珉が初めてというメンバーもいたので、塚田さんが、タレの見本として配ってくださったのである。
僕は、久しぶりに、最高の焼餃子を絶妙のタレで食べられることが、本当に楽しみで、ワクワクした。
いざ、実食。
旨いっっ。
あぁ、やっぱり美味しいなぁ。美味しすぎてたまらない。
一口噛みしめると、あふれ出る肉汁。カリカリに焼けた皮の風味と、絶妙に味付けされた具のバランスが、とにかく素晴らしい。
薄皮系の餃子としては、やっぱり都内随一だなぁ、と思った。
具にしっかりと味がついているので、それを邪魔しない酢胡椒タレが合う。
また、この瞬間も僕は、両手が使えるようになった喜びを噛みしめていた。
左手でカメラを持ちながら、餃子リフトの写真を撮る。
ギプスをはめていた頃は、それができなかったので、本当に嬉しかった。
僕が、そんな感動に酔いしれている頃、「珉珉」餃子3番目の雄がやってきた。
味噌餃子。
初めて見た人は、「えっ、これが餃子?」と思うかもしれない。ビジュアル的には、とても餃子に見えないからだ。
ということで、「珉珉」に馴れているメンバーが、撮影用の演出をしてくださった。
肉味噌ダレ(というか何というか…。)の中に埋まっている餃子をすくい上げてくださったのだ。
僕らは、その親切に甘え、また、みんなで撮影会を行った。
これは、餃子ももちろん美味しいが、たっぷりの肉味噌が実に魅力で、食べ応えがあった。
そして。
スープ餃子が出てきた。
これは、スープの中に水餃子が入っているもので、餃子としては味噌餃子と同じものだが、その印象は全然異なる。
味噌餃子は、とてもこってりしているが、こちらはとてもあっさりしているからだ。
スープ餃子というと、皮がふにゃふにゃだったりする店もあるけれど、「珉珉」餃子は、しっかりともちもち感を保っている。
流石だ。
各餃子の合間に出てきた料理たちも、一応(?)紹介させていただこう。
腸詰め。
レバニラ。
ナスカレー。
今回の餃子会には、カレー系の専門家の方がいらっしゃったのだけれど、その方の推薦で注文されたものだった。
流石、専門家の方が推奨されるだけのことはある逸品。
僕は、今回初めて食べたのだけれど、かなりのヒットだった。
中華風のカレーで、鶏が非常に美味しかったし、油をたっぷり吸ったナスも味わい深かった。
僕らが、そんな各種料理を味わっていると…。
焼餃子、アゲイン!
黄金色の焼き目が美しい。そして、何度食べても、やっぱり美味しい。
とにかくこの餃子はとても美味しいので、出てくるたび、あっという間になくなって…。
何度も何度も追加された。
いやぁ、本当に、いつまでも食べ続けていきたい、至福の餃子だ。
最高の料理たちに舌鼓を打ち、さまざまな餃子談義に花を咲かしていると、あっという間に、2時間以上が経過していた。
この会のトリを飾ったメニューは、やはり…。
ドラゴンチャーハンだった。
一見、何の変哲もないチャーハンのように見えるかもしれないけれど、いやはやどうして、これは強烈なチャーハンなのである。
ドラゴンチャーハンというネーミングが意味不明なので、わかりやすく和訳(?)すると、
超ガッツリにんにくチャーハン
となる。
とにかくこれは壮絶。丸々ひとりで食べてしまったら、確実に、翌日まで尾を引く。
その効果を消すためには、ブレスケア1袋ぐらいでは足りないんじゃないかと思うぐらいだ。
今回は、皆でシェアして食べたが、それでも、そのインパクトは激しく、案の定僕は、翌日、同僚に「昨日、ニンニク食べました?」と言われてしまった。
ちゃんとケアしたつもりだったんだけれどなぁ…。
ということで、このメニュー食べる際には、十分注意する必要があるのだけれど、次回「珉珉」を訪れた時も、僕は必ずこれを注文すると思う。
それぐらい病みつきになる、絶品ニンニクチャーハン。
いやぁ、やっぱり赤坂「珉珉」は最高だ。
*1:餃界用語で、しっかりと焦げ目がつくほど、「よく」焼くこと