餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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相性抜群!シンプルチャーハン&焼餃子セットが最高の「交通飯店」@有楽町

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時は土曜の昼下がり。

僕は、この映画の余韻に酔いしれながら、ランチの店を模索していた。

日比谷のTOHOシネマズみゆき座で鑑賞したので、銀座、有楽町あたりで美味しい餃子を…というのが、僕の思惑だった。

色々と候補店は思い浮かんだが、折角ならば新規店開拓をしようと思い、僕が向かったのは…。

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この店。

有楽町駅前、交通会館ビルの地下にある「交通飯店」だった。

地下店舗のメインストリートではなく、脇道にあって、ランチタイムも少し過ぎていたし、土曜でもあるので、空いているかと思ったら…。

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大行列だった。

流石は人気店だ。この店は、イチロー選手が帰国すると貸切にするほど贔屓にしているという。

そういった情報も含めて、人気があるのだろう。

僕は、基本的に行列に並ぶのが好きではないのだけれど、この日は、どうしてもここの餃子を食べたいと思っていたし、今更他の店に移るのも面倒なので、おとなしく並ぶことにした。

カウンター中心の店だから、回転も速いだろうと思っていたが、店員が2名しかいなかったこともあり*1、なんだかんだで30分以上待たされてしまった。

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待っている間、店の前に掲示されていたメニューなどをつらつらと鑑賞。味のある、ちょっと年期が入った手書きだ。

ランチメニュー…には全く目もくれず、僕が注目していたのは、ミニチャーハンセット。もちろん、餃子とのセットである。

ミニチャーハン単体は500円、餃子は450円なので、組み合わせると950円になる計算だが、セット価格だと900円となり、少しだけお得。

餃子の存在は、ここではあまり強調されていないけれど…。

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別途に案内が用意されていた。

平日は、サラリーマンの利用が多いせいからか、ニンニクなしという点が強調されている。

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ようやく入店。

さまざまな料理名が並んでいるが、僕は、もちろん、ミニチャーハン&餃子セットを注文。

店内の他の注文を見渡してみると、8割ぐらいの人が、単体チャーハン、もしくは、ミニチャーハンのセットを注文していた。

ランチタイムだと、大抵の店は、ランチメニューの注文が多くなる筈なのだけれど、この店に限っては、圧倒的に「ランチメニュー<チャーハン」。

そう、この店は、なんと言ってもチャーハンが看板メニューなのである。

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カウンターから厨房を眺めていると、料理人が、終始、そのチャーハンを作り続ける姿を見ることができた。

フライパン使いも、当然ながら圧巻で、僕はしばし、その姿に見惚れていた。

チャーハンの注文が入り続けているためか、入店してからの待ち時間は少なく、あっという間に僕の注文も到着した。

チャーハンは、セットメニューの「ミニ」であっても、作り置きなんてことはなく、ちゃんとフライパンを回して作ってくれる。最高だ。

それに…。

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ネーミングこそ、「ミニ」チャーハンとなっているが、ちっともミニじゃない。

iPhone SEとの比較でおわかりのように、それなりの量がしっかりある。チャーハンゆえに、ご飯はかっちり詰まっており、見た目以上にボリュームは十分。

これだと、「普通の」チャーハンは、いったいどんな量なのだろうと思い、他のお客さんの注文したものを、じっくり眺めてみたら、大きな皿に、溢れんばかりの量が盛られていた。

「ミニ」チャーハンの倍以上。恐るべきボリュームだった。あぁ、ミニのセットにしておいて、本当に良かった、と思う。

その味は…想像以上に素晴らしかった。具材は、玉子、ハム、ネギといったようなものしか入っていないから、とてもシンプル。

しかし、それがいい!

塩加減も絶妙で、ご飯の旨味が口内に溢れ出す。実に味わい深いチャーハンだ。

そして。

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焼餃子も到着!

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黄金の焼き色が美しい。

しっかりと身が詰まった、その形がいい。皮のもちもち感も伝わってくる。

このビジュアルを見ただけで、僕は、美味しいに違いないと確信した。

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囓ってみると、その確信が「正解」だったことに感動。

いやはや、これは美味しい。皮のカリカリ感ともちもち感、具のざっくり感、それが、実にいいバランスでかみ合っていて、僕好みの餃子だ。

生姜がガツンと効いているのが大きな特徴。僕は生姜が大好きなので、これもたまらなかった。

ニンニクこそ入っていないが、生姜パワーで元気が出そうな餃子だ。

この餃子を食べたあと、またチャーハンに戻ってみると、僕は、このセットの素晴らしさを実感した。

実を言うと、僕はこれまで、中華料理店でチャーハンと餃子の組み合わせを注文したことがなかった。

チャーハンの味と、餃子の味がともに強すぎると、喧嘩してしまうように思えるからだ。

餃子の最強パートナーは、なんと言ってもビール。ご飯ものなら(餃子の味を殺さない)白飯がいい。という考えが、僕の基本スタンスだった。

しかし…。

この店のチャーハンは、とてもシンプルな味わいなので、餃子の味と喧嘩しない。パンチの効いた餃子を味わった後で、チャーハンに戻ると、少し癒やされるような気もする。

いやぁ、これは最高のコンビネーションだ。

この店は有楽町エリアにあるので、皇居にも近い。ということで…今度は、皇居ランの帰りに寄ってみようと思った。

ランでたっぷりお腹を空かせて、(ミニじゃない)チャーハン&餃子のコンビネーションや、餃子&ビールを堪能したい。

*1:あとで常連の方に聞いたところ、平日は店員が4人おり、客層もサラリーマン中心なので、回転は断然早いとのことだった。


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