iPhone SE(初代)から、iPhone SE(第2世代)に乗り換えて、僕が大いに嬉しかったのは、防水・防塵機能の搭載だった。
2年前の北海道マラソンを思い出す。
あの時、僕は、初代のiPhone SEをポケットに入れたまま走った。
とても暑い日だったので、僕は大量の汗をかいたし、給水の水もかぶった。
その影響で、レースが終わった時、僕の初代SEは、液晶内部に浸水が生じてしまっていた。
こんなトラウマもあるので、第2世代SEの防水対応は、僕にとって待望だったのだ。
これならば、どんなに汗をかいても大丈夫だし、何より、雨の日だって、気にせずに持って走れる。最高だ。そう思った。
特に、これからの時期…暑いシーズンは、シャワーランの季節なので、ますます新しいSEが活躍してくれると期待していた。
実際僕は、何度もそれをシャワーランのお供にして、気楽に持ち出せる喜びを噛みしめている。
ただ…。
実際に持ち出して使ってみると、少しだけ悩ましい事態が発生している。
iPhone SEの筐体は、雨に濡れても問題ない。
だからシャワーランをしても普通に操作ができる…筈なのだけれど、そうもいかないことがわかったからである。
悩ましいのは、Touch IDだ。
シャワーランで指が濡れていると、どうにもこれが反応しなくなってしまう。
写真を撮るぐらいであれば、ロックをしたままでも撮ることが可能。
ただ、ロングランとなると、写真を撮る以外にも、iPhoneでやりたいことが色々出てくる。
コンビニでモバイルSuicaやペイ決済をする場合…
通知内容の詳細を確認する場合…
音楽のセレクションを変更する場合…
…などなど。
こういった時には、Touch IDでロックを解除する必要があるのだけれど、そのたびに、僕はなかなか反応しないTouch IDにイライラし、結局パスコード入力となってしまうのだ。
「ランニングする前に、パスコードを解除してロックを外す」という方法もあるのだけれど、その操作と、ランニング後の再設定がどうにも面倒。
だから僕は、毎回濡れた指とTouch IDで格闘し、結局、パスコードを入力する羽目になるのだ。
うーん。