ということで…。
北海道マラソンの参加案内が届いたのだけれど、僕の場合、その細かい内容については、特に読む必要はなかった。
公式Webサイトでの案内などを見る限り、今年は特に変更がなさそうだったので、僕にとっては周知のことが書いてあるだけだったからである。
ただ、1点だけ、僕は、この参加案内で確かめたいことがあった。
完走メダルのデザインだ。
毎年、この参加案内には、完走メダルのデザインが掲載されているのが通例。それだけは確かめておきたいと思った。
北海道マラソンは、完走すると、「メダル&タオル」が受け取れる。日本のフルマラソンで、この両方がもらえる大会は、それほど多くない*1と思うので、完走しがいのある大会だ。
北海道マラソンに、僕が初めて出場した2011年。
僕は、フィニッシュ後、このメダルを受けとって大いに感動したことを思い出す。
道マラ25周年ということで、北海道出身の彫刻家である安田侃氏が制作した記念メダル。
実に独特な形状のメダルで、完走の大きな記念になると思った。
このメダルを「置く」ためだけの専用スタンドも販売され、購入しようとさえ思ったほどだ。(結局買わなかったけれど。)
その後、僕のコレクションには、他の完走メダルも多数加わったが、 このメダルはその中でも異彩を放つデザインだったから、以前は大いに気に入っていた。
と、過去形で書いたのには意味がある。
このメダルは、道マラ25周年記念のものだった筈なのに、その後、翌年も、そのまた翌年も同じメダルが提供され…。
こんな状態になってしまったからだw
メダル本体には、開催年度の刻印がなく、単に、紐の部分が変わるだけ。いくら素敵なデザインだと言っても、使い回しにもほどがある。正直、僕はちょっと食傷気味だった。
しかし、ようやく昨年転機が訪れた。
昨年は道マラ30周年記念と言うことで、メダルデザインが公募され、その中で、受賞作となったのはこれだった。
北海道の形状に、大きく「30TH」という文字が刻まれた、金色の、記念バージョンメダル。
このパターンだと翌年に使い回しはできないため、僕は、今年、31回目のメダルデザインがどうなるのか、非常に気になっていた。
考えられる選択肢は、以下の3つ。
- 全く新しいデザインになる。
- 去年と同形状のデザインで、文字が「31st」に変わる。
- 一昨年までのデザインに戻る。
2.ならまだしも、3.だったら嫌だなぁ…。でもそれも考えられるなぁ…。
と思いながら、ドキドキして、該当ページを確かめてみると…。
1.全く新しいデザインになる。
が正解だった。いやぁ、なかなか素敵なデザインではないか。
デザインを見るのは、レース後の楽しみにとっておいてもよかった気がするけれど、受けとった際には、質感なども含め、新たな感慨がある筈なので、後悔はしていない。
このメダルを、無事に受けとれるよう、完走目指して頑張ろうと思う。
*1:細かく検証したわけではないが、東京や大阪など都市型大会以外では、規模の大きな大会であっても、何ももらえない、という場合もある。