今年の北海道マラソンでは、完走者に対して素晴らしいプレゼントが用意されていた。
サッポロクラシックのロゴと「Finisher」の文字が入った、北海道マラソン2022の完走記念ジョッキだ。
ビール好きのランナーなら、この写真を見るだけで、痺れてしまうに違いない。
僕は思いっきり痺れて、何としてもこのジョッキが欲しくなったが、世の中そんなに甘くなかった。
完走者先着5,000名という条件がついていたからである。
レース前、僕は、過去のレースを参考に、どうやったら先着5,000名に入れるのかを考えてみた。
前回(2019年大会)の完走者データを見ると、サブ4のランナーで既に、5,086人。
今年から出走者が3,000人増えることを考えると、少なくとも、3時間50分ぐらいはクリアしてないと、ゲットできないだろう。
北海道マラソン2022完走で、《サッポロ クラシック》の記念ジョッキがもらえるぞー!!但し…。 - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?
現状の僕の実力からして、3時間50分なんて夢のまた夢orz
僕は、このエントリーを書いたあと、大いに落ち込んだことを思い出す。
結局僕は、4時間半さえ切ることができないタイムでフィニッシュしたため、完走記念ジョッキのことなど、すっかり忘れてしまっていたほどだ。
ところが…。
ゴールエリアを越えて、完走記念のバスタオルやメダルを受け取り、手荷物受け取りエリアに向かっていたところ、こんな行列に出くわした。
僕はとっても疲れていたし、早く荷物を受け取って青空宴会に向かいたかったので、スルーして通り過ぎようと思った。
しかし、行列の人に対して案内されていたボードを見て驚愕。すぐに並ぶことにした。
なんと、まだ…
完走記念ジョッキが残っている!
ことによる行列だということがわかったからだ。
「この先、終了になる可能性もある」という案内を受けたが、こういう案内は得てして早めに出されるのが常だから、僕は、可能性を信じて列が進むのを待った。
行列は、意外とスムーズに流れて、ほんの数分でここに到着。
レース前からずっと、夢に見ていた完走記念ジョッキのブースだ。
キャンペーンガール役のお姉さんは、「もうすぐ終わりです。今から並んでも間に合わないかもしれません。」と言っている。
それはすなわち、今並んでいる僕が、間に合ったということに他ならない。
やったぞ、ゲットできる!嬉しい!
僕は、そんな感動を抱きながら、ブースの写真を撮っていると、お姉さんが、「おめでとうございます!」と言って、こんなポーズを撮ってくれた。
いやぁ、もう、最高すぎる。
サッポロビールの皆さんに、感謝、感謝だ。
ジョッキプレゼントの残数は本当に少なく、僕が受け取った後は、100個も残っていなかっただろう。
あと10分フィニッシュが遅かったら、受け取れなかったかもしれない。
最後まで、心折れずに走って(歩いて)本当に良かった。
念願の完走記念ジョッキを持って、青空宴会会場に向かうと、冷えたサッポロクラシックが用意されており、ラン仲間たちがそれをジョッキに注いでくれた。
そして…。
乾杯!
このサッポロクラシックが旨かったのなんの。
完走できてよかった。ジョッキをゲットできてよかった。ビール好きのランナーとして、こんなに嬉しいことはない。
僕は、思いっきり、心から感動に浸った。
レース結果を確認してみると、僕の順位は7,000位ぐらいだったため、「先着5,000名」にはほど遠い。
しかし、この「先着5,000名」が、単なる先着ではなく、「先着し、サッポロビールのブースを訪れた人5,000名」だったことが、僕に、望外の至福をもたらしてくれた。
このブースが、A~Cナンバーのランナー(持ちタイムが速い人たち)荷物エリアの導線から外れたところにあったことが、幸運のひとつ。
青空宴会場で僕を迎えてくれたランナーの中には、こんなブースがあったことさえ知らなかった人もいた。
また、レース後の疲れで、このプレゼントを忘れていたり、行列に並ぶのが嫌で、諦めてしまったランナーもいる。
僕は、そういった方々のおこぼれに預かり、夢に見ていたジョッキをゲットすることができた。
本当に、本当に嬉しい。
このプレゼントは最高なので、是非とも来年も続けて欲しいと願っている。
来年は、何とか、レース先着5,000人に入って、堂々とこのジョッキを受け取りたい。
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