シカゴは、餃子の街だったw
というのは流石に語弊があるかもしれないが、少なくとも、餃子…「GYOZA」が、シカゴで一定の認知を得ているということは間違いない。
僕が泊まったホテルのすぐ近くには、アメリカの代表的なスーパーマーケットチェーンであるトレーダー・ジョーズがあった。
滞在初日に、僕はそこを訪れ、店内をぶらぶらと眺めていると…。
冷食コーナーで、すぐに「GYOZA」を発見!
従来、餃子の英訳語とされてきた「POTSTICKERS」や「Dumplings」という文字も併記されているけれど、一番目立つトップには、「GYOZA」と書かれている。
これだけじゃない。
別のブランド商品でも、大きく、しっかり「GYOZA」と記載されていた。
こちらは他の英訳語なし。
パッケージに、餃子の写真が大きく掲載されていため、すぐにわかるということかもしれないが、「GYOZA」というネーミングが、CHICAGOで認知を高めていることは、間違いないと思う。
「GYOZA」の浸透ぶりは、冷食だけに限らなかった。
これは、Jewel Oscoと言うスーパーの惣菜コーナーで発見。
その色こそ奇抜だが、どう見ても餃子だ。
Jewel Oscoは、シカゴ発祥のスーパーマーケットチェーン。
そこでこういうものが販売されているということは、現地での浸透ぶりを示していると言えまいか。
そのパッケージには…。
「Spicy California Roll SP Assorted Chicken Gyoza」と書かれている。
なんだかよくわからないので、Googleさんに翻訳させてみると…。
スパイシーなカリフォルニアロールSP盛り合わせチキン餃子
こんな風になった。
カリフォルニアロールSPという部分が謎だが、しかし、Gyozaの部分は、しっかりと訳してくれた。
そう、Googleさんにとっても、Gyozaは「餃子」なのだ。
開封。
光の加減で、ちょっとわかりにくいが、「赤、黄、白」の三種餃子が、合計8個。
それに加えて、KIKKOMANのPONZUも付いていた。本格的だ。
パッケージの指示通り、電子レンジで軽く温めて、実食してみた。
その味は、意外にも(?)わりとしっかりした、オーソドックスな野菜餃子だった。
皮にはそれなりのもちもち感があったし、ニラとキャベツの食感もしっかりある。鶏肉であるせいなのか、肉の味わいは確かに淡泊だったが、悪くない。
赤いタイプは、また違った味わいがあった。生姜(?)が入っているのか、確かにスパイシー。
写真を取り損ねてしまったが、黄色いタイプもまた違った感じで、これには人参が入っていた。
三種三様の餃子を、僕は十分に堪能した。
これらの、いったいどの部分が、カリフォルニアロールだったのかは不明だけれど、少なくとも、餃子であることは間違いなかった。
異国でよく見かける「餃子的な何か」ではなく、正しい「餃子」を食べることができ、僕は少し嬉しくなった。
帰国前日。
シカゴマラソンのレース後に、再びトレーダー・ジョーズをぶらぶらしていると、これを発見した。
GYOZA DIPPING SAUCE!
なんと、餃子のタレが売っていた!
しかも、トレーダー・ジョーズのオリジナルブランドではないか。
そのPOPには、「GREAT WITH OUR FROZEN POTSTICKERS」と書かれており、自信のほどが窺える。
正しくは「FROZEN GYOZA」と書くべきなんじゃないのか?と思ったが、まぁ、良しとしよう。(←なんで上からなんだよw
もちろんゲット!
その成分を見て、僕はちょっと驚いた。
醤油、サトウキビ、米酢、コリアンダー、セサミオイル、生姜、ニンニク…。
実に多種多彩なものがミックスされており、全く味の想像がつかない。
ただ、他ならぬトレーダー・ジョーズが、オリジナルブランドとして、「餃子用に」販売している商品。弥が上にも期待は高まる。
果たして、日本の餃子に合うのだろうか…?
その感想については、あらためて、じっくりと検証させていただこう。
- 作者: Paradise Yamamoto,Ken Watabe,Debra Samuels
- 出版社/メーカー: Tuttle Publishing
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る