大阪マラソン前日。
僕は、東京から新幹線で西下した。
今回、旅のお供をしてくれた「iPad Pro」が最強すぎたので、2時間強の移動時間はあっという間に経過。
気がつくと、新大阪駅に到着していた。
さぁ、すぐにEXPOへ…。とも思ったが、到着した時刻がちょうどお昼だったため、僕はとりあえず腹ごしらえをしておくことにした。
行きたい店は多々あったのだけれど、スーツケースを携えながら、レース前日にあちこち移動するのは、ちょっと面倒。
去年の経験から、EXPO会場で歩き回らされるのがわかっていたため、それ以上、無駄に脚を使いたくなかった。
ということで、僕は、手近でランチを済ませることにした。
新大阪駅の構内には、食事をできる店が沢山あったが、僕は餃子ランナーだから、可能な限りは餃子を食べることにしている。
そんな僕にとって、最高の店があることを、僕はiPad経由で情報入手していた。
【点天】 ひとくち餃子
大阪の餃子土産として有名な、あの「点天」が、今年の6月に餃子バルをオープン。
それがなんと、JR新大阪駅の構内にあるというではないか。
僕は、「点天」の餃子を持ち帰って食べたことがあるけれど、うまく焼けなかったせいなのか、ボリューム感がなさすぎるためか、あまり、印象に残るものではなかった。
ただ、その《焼きたて》が店舗で食べられるというなら、話は別。
餅は餅屋。餃子は餃子屋。
点天の餃子は「超」ひとくちタイプだけに、焼き加減で美味しさが大きく左右される可能性が高い。
ということで、僕は、それを味わうべく、店に向かった。
「餃子バル」という業態のようだったが、駅ナカという立地のため、昼間ももちろん営業している。
ということで、発見!
「GYOZA BAL 点天」だ。
オープンスタイルで、明るく、大阪を訪れた外国人の人なども 入りやすいイメージ。
お昼時ということもあって、店の入口には、ランチメニューが掲示されていた。
僕は、それを横目で眺めながら、早速入店。
店内には、カウンター席もあったが、この日は、空いていたこともあり、テーブル席に座って良いと言う。
カウンターで席は、厨房の様子が見られるので、それも魅力だったが、手荷物も大きかったし、ゆったりしたかったので、テーブル席に座らせてもらうことにした。
店内を眺めてみる。
英文で、Ten Ten gyozaをPR。
僕は、「餃子=gyoza」が、グローバルな料理であることを、あらためて実感した。
テーブルの上には、ランチメニューが置かれていた。
5種類のメニューがあったが、そのうち、点天の餃子が入っているのは、「餃子プレート」だけ。
ならば、「餃子プレート」一択のような気がしたが、僕はこれを選ばなかった。
何故か。
「手羽先ギョーザ」なるキワモノが含まれているからだ。
この食べ物に対する僕のスタンスは、以前のエントリーで書いた通り。
僕は、こんなふざけた料理が、あたかも餃子類であるかの如く、一定の市民権を得ていることが、どうにもこうにも許せないのだ。
「点天」の経営陣は、いったいどうしてこのようなものを餃子として送り出しているのだろう。
折角gyozaを外国人にPRしても、これでは、間違った意識を植え付けてしまうじゃないか!責任者を呼べ、責任者を。
と、僕はいきりたちたくなったが、ここでふと思い出した。
僕は、この「点天」の手羽先餃子を、友人宅での持ち寄り餃子パーティで食べたことがある!とw
僕も一応大人だから(?)、そういった宴の場で手羽餃子を否定し、雰囲気を壊すようなことはしたくなかったため、実食したのである。
しかし、自らの意思で、こんなキワモノが入った料理を選ぶほど、僕は落ちぶれていない。
腐っても僕は、「真の餃子」を愛するランナーなのだ。
ということで、ランチメニューからの選択は捨て…。
通常メニューから料理を選ぶことにした。
流石は《バル》と名乗るだけあり、ランチタイムでも、全ての料理に加えて、お酒まで注文できるようだった。
僕は、ビールを飲みたくてたまらなかったが、大事なレース前日だけに、ぐっと我慢。
料理ページのトップには、この店の看板メニューである「焼き餃子」が掲載されていた。
ということで、僕は、ひとまず、これを注文することにした。
餃子の個数は10個と20個を選べるようになっていたが、、もちろん、ノータイムで20個をチョイス。
その後僕は、再び店内を眺めながら、餃子が焼き上がるのを待っていた。
通常、餃子が焼き上がるまでには10分程度かかるのが常だと思うのだけれど、点天の餃子は、ひとくちサイズだから、あっという間に出来上がる。
待つこと5分程度で、それは僕のテーブルにやってきた。
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